こんにちは、北カリフォルニアの会議通訳者、EJEXPERT代表のブラッドリー純子です。
今秋のカンファレンスシーズン、同時通訳サービスだけでなく、
通訳ブースと機材一式のレンタルも一緒にお客様から発注いただくケースが増えています。
会場はオフィスビルの中のイベントスペースや社内、ホテルのバンケットルーム等さまざま。
テーブルトップ型の簡易ブースは折りたたみ式なので便利です。
車のトランクに入れて持ち運べます。
通訳ブースを置く位置は通常はイベント前日にクライアント企業の担当者と決めます。
セッティングは、通訳コンソールと卓上送信機とオーディオ機材とを繋げるだけ。
設営自体は20分あれば大丈夫です。
こちらはステージと座席が一階で通訳ブースは2階というレアな例です。
ブース内にモニターがないのでちょっと見づらいという難点も。
前方はこんな感じです。
大きいモニターは講演者用のプロンプトスクリーン。
各セッションの残り時間がカウント表示されてます。
こちらはホテルのバンケットルームにて日英、英日の両方向の同時通訳。
2つのチャンネルを使い分けました。
通訳機材のセットアップとモニタリングにはけっこう専門知識が要ります。
私の場合は知り合いの業者を通じて研修を受けたのですがそれでもまだまだ現場で学ばされることが毎回たくさんあります。
普段は経理やプロジェクト管理をしてくれている、ゆかりさん。
仕事がとっても早い優秀なスタッフです!
現場では、受信機のチェックや配布・回収などすごく助かっています
ブースからの眺めはこんな感じです。
これもスクリーンがちょっと遠めなのでスライドが見えにくい。
パートナーのベテラン通訳さんは双眼鏡を持参されていました。さすが!
アメリカ人はスライドに文字を多く入れないし
GoogleやAppleなどの企業は使うスライドも画像中心のごくごくシンプルなものになってきています。
ですが、日本人はまだまだ情報を目いいいっぱい入れたがるので
見ているアメリカ人は全部を消化できず、結局何が言いたいのかよくわからないプレゼンになってしまうこともしばしば。
内容が素晴らしいだけに残念だなと思います。
スタンフォードなどの大学ではビジネススクールの最初のクラスでプレゼンの作り方を学ぶそう。文字は大きく文字数は少なくシンプルにすると言うのが鉄則だそうです
話がそれましたが何を言いたいかと言うと
日本人のスピーカーの場合はスライドの文字が小さくて遠くからだと見えにくい場合が多いのです。
最近老眼が始まった私には辛いものがあります
来週からは半年ぶりに日本に行きます。今回は国内出張が2件入っていて忙しい滞在になりそう...
繁忙期が終わるまであともうひと息です