想像力の限界(6)【ヨシノとミコト】 | トリュフ・ラボ-アクマで4コマ-

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   本ブログのメインコンテンツの4コマ単位マンガは昭和20年の物語を描く「ヨシノとミコト編」を公開しています。
 只今は第4部第六幕「想像力の限界」をお送りしています。

<とりあえず一言>

 マンガ記事はお久しぶりです。

 広島旅行以来となります。

 当時の広島の街を背景として描くことを想定していたので、ならば旅行の後に描こうと考えました。

 実際、マンガを描く上での成果はありました。

 ですが、僕の検証は拙いですね。

 …結局わからないところを想像で描いたところも多々あります。

 

 

 まず、この場面の場所は相生橋の東端となります。

 左側の建物は広島電鉄の櫓下(やぐらした)変電所として描きました。

 ただし、櫓下変電所の往時の資料を見つけられていません。

 そこで、現存している同じく広島電鉄の千田町変電所の建物の意匠をかなり参考にしています。

 

 その奥にある一部が塔のようになっているビルは、広島商工経済会(?)の建物と考えています。

 森冨茂雄さんが描かれた破壊される前の広島市の絵(「消えた街 記憶をたどり」という本があります)を参考にしています。

 このような形の建物があったことは違いないだろうと考えています。

 

 戦車は日本軍の一式中戦車です。

 こちらはプラモデルもあり、資料は豊富ですので、実物と異なるところは単に僕の画力や観察力の限界です。

 

 広島城については原爆投下までは建っていた木造の天守閣の古写真を確認しています。

 デザインは現在の復元天守閣を参考にできると判断し、旅行で撮影した写真を確認しながら描きました。

 当時の「お堀」には蓮の葉が茂っていました。

 この天守閣は現実には原爆で破壊されたのであって、陸戦の中で焼かれているのは「夢の中のシーン」、すなわちフィクションです。

 お城をはじめ、伝統あるランドマークには、その土地の人々の誇りと愛着があると考えています。

 それ故に、フィクションの中で火をかけてしまうことには躊躇があり、くすぶっているという程度の絵にとどめてしまいました。

 

 ・・・なんか弁明だらけになってしまいました。

 

今回のページのレイアウトは上図のようになります。

 

 

<ここまでのお話のまとめページ>

★第一部★
 第一幕「あの人との出会い」
 第二幕「運命へのプロセス」
 第三幕「動員学徒の日常」
 第四幕「動員学徒の放課後」
 第五幕「座敷童の帰宅」
 
★第二部★
 第一幕「バンブーランス・前」
 第二幕「優しき軍神」+インターミッション
 第三幕「バンブーランス・後」
 第四幕「墮テンシ、目覚める!」(前半)
 第四幕  〃 (後半)+インターミッション

 第五幕「過去・今・未来」


★第三部★
 第一幕「トナリグミ1995」

 第ニ幕「人間バンザイ!」

 第三幕「怪奇!乙女と座敷わらし」

 第四幕「東の地にて」

 第五幕「泡沫(うたかた)の未来・前」

 第六幕「えらいやっちゃ!(前半)」

 第六幕「えらいやっちゃ!(後半)」

 第七幕「泡沫(うたかた)の未来・後」

 

★第四部★

 インターミッション「ガジェット」

 第一幕「乙女の秘め事」
 
 
 

<お知らせ>

(1)BOOTHで通信販売をしています!

 扱っているのは、只今ブログで掲載誌ている「ヨシノとミコト」の第1部と第2部を収録した同人誌「墜ちたテンシと太陽の物語(1)」です。

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 ※「マンガにしてみた」のサービス終了に伴い、現在、ご覧頂くことが出来ません。

 別のサービスへの移行を検討しているところです。

 申し訳ありません。

 

 

 
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