広島方面旅行記(2) | トリュフ・ラボ-アクマで4コマ-

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 こんばんは、今回のブログ記事は「広島方面旅行記」の2回めです。

 2019年6月20~23日の旅程で広島方面に旅行に行ってきました。

 1回めの記事は→こちらとなります。

 

 2回めの今回は、拙作に登場はしていない建物や地点をご紹介してまいります。

 

 6月21日は下図のルートで一日かけて広島市内を巡りました。

 ・・・と言っても、東側だけですね。

 一つ一つをじっくり見て回るとこれが精一杯でした。

 

 

 八丁堀のホテルからスタートし、皆実町の出汐倉庫(旧被服廠)に向かい、御幸橋(みゆきばし)を渡って北上し市内の中心部に向かうというルート。

 御幸橋から原爆ドーム(旧産業奨励館)は、ざっくりと2kmの距離があります。

 徒歩圏内とは言い難いですが歩いて苦になる距離ではありません。

 

 ・・・ただし、体が壊れてなくて、道が整っていて、環境が平常で、きちんとした靴を履いていれば・・・

 

 前述の通り、まずは被服廠に向かったのですが、それは1回めの記事でご紹介しているので割愛します。

 

 

■御幸橋

 

 僕が以前に広島を訪問したのは2005年の10月のことです。

この時の平和記念資料館の最初の展示に壁いっぱいに引き伸ばされた「1945年8月6日の午前11時頃の御幸橋上の写真」がありました。

 この写真の存在は子供の時から知っていたのですが、ようやくこの時に「何が写っているのか」を理解しました。

 それは並々ならぬ恐ろしい内容だったと悟りました。

 歴史的な資料を理解するには「想像力」が必要だ、と考えるきっかけになった出来事でした。

 

 

■広島電鉄千田町変電所

 

 この建物は2棟とも被爆建築です。

 原爆投下から3日後に一部区間ながら広島の市電が運転を再開しました。

 この変電所が運転再開に大きな働きをしたということです。

 市電運転再開のエピソードを知ったのは、これまた2005年の平和資料館でのガイドさんの説明からです。

 ガイドさんは朴訥な印象の初老の男性(英語も喋れる)でした。

 「市電の再開が広島市民の大きな励ましになった」と説明されたのですが、僕は感動しました。

 語り方もお上手だったんでしょうね。

 

 

■旧日本銀行広島支店

 

 被爆建物です。

 現在は博物館、ならびに芸術活動の発表の場として使われています。

 内部は戦後に復興された姿ですが昭和初期の面影を色濃く残していて、レトロな味わいのある美しい建物です。

 

 

■袋町小学校平和資料館

 

 被爆建物です。

 旧袋町国民学校の建物の一部を残して資料館と活用しています。

 もともとは3階建ての建物でした。

 被爆者やその家族らがこの建物の壁に安否を記した跡が残されています。

 (展示としては写真もしくはガラスで覆って触れられない状態です)

 

 

■広島城址

 

 今回の広島訪問で重点的に見ておきたいと思った場所の一つが広島城でした。

 広島城の天守閣は今では鉄筋コンクリート製の復元ですが原爆投下までは木造の天守閣が健在でした。

 また、戦時の頃は高層建物がそれほど多くなく、市内のいたるところから天守閣を見ることができたとのことです。

 当時の広島の人にとっては広島城の天守閣はランドマークであり、郷土愛の拠り所だったのではないか?とも考えました。

 

 なお、近代の広島城は文化的施設というよりも軍事施設としての性質が強いものでした。

 敷地の中には「広島大本営建物」の跡や中国軍管区司令部跡が残されています。

 

 

 また、当時の広島城の周囲は広大な練兵場や陸軍幼年学校の敷地であり、広島が軍都だったことを伺わせます。

 そんな軍事施設に一般市民はどれだけ接近できたのだろう?という疑問も感じつつ、お堀沿いにぐるりと廻り、天守閣がどのように見えていたのかを検証してきました。

 

 

 広島方面旅行記、2回めは以上となります。

 次は(多分)ラスト、呉のレポートです。

 

 

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