こんばんは
このシリーズは最低2回、あるいはもっと続くかもしれません。
2019年6月20~23日にかけて広島方面に旅行に行きました。
第一の目的は、原爆慰霊碑に献花をすることでした。
拙作の前提にある原爆投下という出来事と、その犠牲者の存在。
慰霊碑に詣でることは僕が作品を描くにあたって絶対にやらなければならないと思っておりました。
我ながら遅くなってしまったとは思います。
しかし「遅すぎる」ということは今後ともないように強く望みます。
(「遅すぎる時」というのは犠牲者、関係者並びに多くの人々の望みが裏切られ、この惨禍が再び起こってしまう時です)
第二の目的は知見を深めること、シンプルな言い方をすれば取材です。
今回の記事では、これまで舞台になった場所の今をご紹介していきます。
(1)被服廠
ヨシノたちの動員されている被服廠は現在もレンガ造り(内部は鉄筋コンクリート造り)の倉庫が4棟残っています。
鉄扉の窓が変形しているものを多く見かけましたが、原子爆弾の衝撃の痕跡も含むはずです。
(2)路面電車
路面電車は現在も広島の景観づくりに一役買っているだけでなく、走っている本数も多く観光客としては大変便利な交通機関です。
車両のバラエティが豊かで、いかにも旧型の車両から新鋭のものまで取り揃えてあります。
車両の統一感がないのですが、広島の街を走ると広島の路面電車というアイデンティティは揺るぎないものになるような感じがします。
(3)福屋百貨店
戦時中は軍部に接収され地下に雑炊食堂があったという福屋百貨店。
現在も福屋百貨店として営業しています。
ハイブランドのテナントが並ぶ高級なデパートです。
地下にも行ってみましたが、内装は完全に現代的になっていて往時を感じることは叶いませんでした。
(4)広島県産業奨励館
現在の原爆ドームです。
この建物を調べるにつれ、「堂々とした立派な建物だったのではないか?」と感じるようになりましたが、改めてその姿を見て、破壊されているとは言え、その堂々たる規模を感じました。
(5)材木町
今現在執筆している部分でヨシノたちがいる場所である材木町。
原爆投下により壊滅しました。
平和記念資料館の近くに「材木町跡」の碑を残すのみとなっています。
以上、駆け足気味に紹介してきましたが今後につづきます。
今回紹介した場所も含めて、場所は下図のようになります(図の地形は1945年当時のもの)
下図に記載されていて、今回は紹介していないポイントはマンガ記事、歴史的出来事の紹介記事に挟みながら、改めてご紹介していきます。
<お知らせ>
(1)BOOTHで通信販売をしています!
扱っているのは、只今ブログで掲載誌ている「ヨシノとミコト」の第1部と第2部を収録した同人誌「墜ちたテンシと太陽の物語(1)」です。
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申し訳ありません。
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