〘サブ・ウェイ〙佐野広実
読書日記2025-2サブ・ウェイ佐野広実(著)[PHP研究所2024年9月発行]あらすじ地下鉄内での防犯のため、試験導入された地下鉄私服警備員として働く穂村明美。 彼女は、二年前に地下鉄駅構内で起きた暴行事件によって恋人・要一を失い、その事件の真相をつかむために警備の仕事に就いていた。 勤務の中で、明美は乗客たちの様々な事情に触れていく。 そして要一の事件の手がかりを掴むが……。 江戸川乱歩賞受賞の著者が紡ぐ、心震えるヒューマンサスペンス!感想新年2冊目も好きな作家さんの佐野広実さん。地下鉄を職場として過ごす女性の物語。地下鉄職員じゃなくて警備員…事件を未然に防いだり、乗客の介助や車内トラブル対処する仕事実際にはない職業かな?本書でも導入前の試験的勤務となっていた。しかしその仕事自体はあってもいい…いやあるべきかもしれないし、万引Gメンみたいな立場?ただ警察官が簡単に情報を喋ったり、素人が警察官に同行したり、大捕物をしたりするのは現実離れしているよな…それでも過去は辛いけど、一歩を踏み出せるラストで良かったです!ありがとうございましたm(_ _)m