読書日記2024-233

花守家にただいま

星合わせの庭先へ

沖田円(著)

[ポプラ文庫2024年7月発行]

 

花守家に、ただいま。 星合わせの庭先で (ポプラ文庫 日本文学 496) [ 沖田 円 ]

 

  あらすじ

交通事故で夫・花守透を亡くした桜子は、嫁いできた愛知県渥美半島にある夫の実家で、料理上手の義母との暮らしを続けている。 花守家の庭には“透の木”――ハナミズキが植わり、毎年七夕には短冊を吊るして願いをかけるのが恒例だ。 この二人暮らしは穏やかで温かいが、いつまでこの暮らしが続くのだろうとふと不安が過ることもある。 そんな折、夫の前妻との子を名乗る少女が訪れ、事件が起きて……? 血の繋がりのない、花守家3人暮らし。 
読みながら何度も涙する、沖田円の優しさに溢れた最新家族小説。



  感想

以前読んだ著者の『丘の上の洋食屋オリオン』が好みだったので、沖田作品でその表紙に惹かれて読んでみた。


はい、もろ好みでした!!


ほんわかタイプかと思えば、実親との確執…

先日読んだ『みかんファミリー』と被る家族の物語。

血の繋がりなんて、そんなのは微々たるもんだ、人と人の繋がりはそんなの関係ねぇ〜〜爆笑


温かい気持ちになる度にウルウルタラー

こんなに何回もウルウルしたのは滅多にないわ泣

悲しいよりも温かく微笑ましいところで涙ってあふれるのよね。


実親に物申すところでは、ちょっと意外だったけど、『よく言った!』と拍手拍手

その展開にした著者にアッパレ!

普通はそこで理解し合う展開が多いと思えるが…


迷わず"*"印飛び出すハート

しかも今年のベストになるほど好きな話でした!


ありがとうございましたm(_ _)m