読書日記2024-233
花守家にただいま
星合わせの庭先へ
沖田円(著)
[ポプラ文庫2024年7月発行]
![花守家に、ただいま。 星合わせの庭先で (ポプラ文庫 日本文学 496) [ 沖田 円 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/2314/9784591182314_1_100.jpg)
あらすじ
交通事故で夫・花守透を亡くした桜子は、嫁いできた愛知県渥美半島にある夫の実家で、料理上手の義母との暮らしを続けている。 花守家の庭には“透の木”――ハナミズキが植わり、毎年七夕には短冊を吊るして願いをかけるのが恒例だ。 この二人暮らしは穏やかで温かいが、いつまでこの暮らしが続くのだろうとふと不安が過ることもある。 そんな折、夫の前妻との子を名乗る少女が訪れ、事件が起きて……? 血の繋がりのない、花守家3人暮らし。
読みながら何度も涙する、沖田円の優しさに溢れた最新家族小説。
感想
以前読んだ著者の『丘の上の洋食屋オリオン』が好みだったので、沖田作品でその表紙に惹かれて読んでみた。
はい、もろ好みでした!!
ほんわかタイプかと思えば、実親との確執…
先日読んだ『みかんファミリー』と被る家族の物語。
血の繋がりなんて、そんなのは微々たるもんだ、人と人の繋がりはそんなの関係ねぇ〜〜
温かい気持ちになる度にウルウル
こんなに何回もウルウルしたのは滅多にないわ
悲しいよりも温かく微笑ましいところで涙ってあふれるのよね。
実親に物申すところでは、ちょっと意外だったけど、『よく言った!』と
その展開にした著者にアッパレ!
普通はそこで理解し合う展開が多いと思えるが…
迷わず"*"印
しかも今年のベストになるほど好きな話でした!
ありがとうございましたm(_ _)m