読書日記2024-231

パルウイルス

高嶋哲夫(著)

[角川春樹事務所2023年3月発行]


パルウイルス [ 高嶋 哲夫 ]

 

あらすじ

コロナ禍においてアメリカ疾病予防管理センター(CDC)で顧問として働き、ニューヨークのコロナ対策に尽力した遺伝子工学の研究者カール・バレンタインは、旧知のニックに仕事を依頼され、極秘にバイオ医薬品企業ナショナルバイオ社のP3ラボを訪れた。 感染力のあるウイルスやバクテリアを扱うP3ラボ内で、カールは未知のウイルスを発見する。 
そのウイルスは死んではいたが、凶暴なエボラウイルスに似たものだった。 「もしこのウイルスが活性化したら……」。カールの懸念をニックは一顧だにしない。 だがニックだけでなく多くの者が発症し、次第に感染者が増えていく。 事態を収束させるために尽力するカール。 そしてウイルスを生物兵器に利用しようとする存在がちらつきはじめ――。

感想

歴史上もっとも多く人の命を奪ったのは、戦争ではなくウイルスだ。 『首都感染』の著者が警告する、コロナを遥かに凌駕する未知なるウイルスの覚醒。


確かに【首都感染】は衝撃的だった!


これって、コロナ禍を予見した話としてビックリでした!

そしてまたもウイルスの話をぶち込んできた著者。


472頁の長編…たまたま読む日程の関係で4日も掛かったのは、それほど中身が濃かったというのもあり〜の、流し読みしにくいというのもあったからかな!?


私達も散々経験したと思える目に見えないウイルスの恐怖…

まだまだ甘いのか?

コロナ禍を超えた後に更に世界を絶望に陥れるかもしれないという最強なウイルス。

 可能性はゼロではない?

これは世界への警鐘として受け取るべき?


地球温暖化と永久凍土の崩壊

《このまま温暖化が進むとわ新たな人類の危機がやってくる》

《コロナウイルスによるパンデミックは、ウイルスとの戦いの序章にすぎない》


ありがとうございましたm(_ _)m