読書日記2024-234

 当確師

十二歳の革命

真山仁(著)

[中央公論新社2020年12月発行]


当確師 十二歳の革命 (単行本) [ 真山 仁 ]

 

あらすじ

当選確率99%を誇る日本最強の選挙コンサルタント・聖達磨――人呼んで「当確師」。 人柄は最低、依頼料は高額、それでも奴が動ければ当選間違いなしの聖に、新たな依頼が舞い込んだ。 強権的な総理大臣を、その座から引きずり下ろすため、総理を選挙区で落とすというミッションだ。 総理の選挙区の長野四区で、12歳の少年が総理を問い詰めて話題となる。 総理のお膝元・諏訪に、NASAとの共同研究所が設置される予定と、海外メディアが発信したからだ。 この12歳の少年こそ総理への刺客の適任者!だが、少年には、被選挙権がない。 どうする、聖――。


感想

先日読んだ【当確師】の第2弾!

今度は現役の総理大臣と勝負!?

普通なら勝ち目の無い闘い、しかし…なんせこの総理が同仕様もないボンクラ設定なもんで、読み手は誰もが引き摺り降ろしたくなるように思ってしまうのよね〜


そこら辺りが前作よりは軽く感じてしまったかも?!

さて当確師はどうするのか?


前作もそうだったけど、政治や選挙という硬い題材でもスーと入っていけるのが真山さんの腕かな?

今回はタイトルでもある「十二歳」の男子がミソですね( ̄ー ̄)ニヤリ


そして最後の最後に…

そういうことか!とした落としどころがヤバい…

当確師よりも策士がいたとは(~O~;)


『十二歳という年齢は、人が最も純粋に輝いている時だと思いませんか。』

その輝きを潰さないで欲しいと願います!


ありがとうございましたm(_ _)m