〘ころころ手毬ずし〙坂井希久子
読書日記2025-22ころころ手毬ずし居酒屋ぜんや③坂井希久子(著)[角川春樹事務所2017年9月発行]あらすじ居酒屋「ぜんや」の馴染み客・升川屋喜兵衛の嫁・志乃が子を宿して、もう七月。 「ぜんや」の女将・お妙は、喜兵衛から近ごろ嫁姑の関係がぎくしゃくしていると聞き、志乃を励ましにいくことになった。 心配性の亭主に外出を止められ、姑には嫁いびりをされているとこぼしてしまう志乃だったが、お妙の特製手鞠ずしを食べて盛り上がり……。 不安や迷いを抱えている人々も、お妙の心を込めた料理で笑顔になる。 丁寧で美味しい料理と共に、人の心の機微を濃やかに描く傑作人情小説第三巻。感想ご存知シリーズの抜けていた第三巻を!四巻五巻を先に読んだので話の筋道をなぞる感じでした。この回からお妙さんと只さんの関係が…ウフフ〜になっていくんですね。嫁姑の関係が芳しくなくても、お妙の特製手鞠ずしを食べ笑顔となるのね今のように便利なモノはなくとも、美味しい食はどの時代も人の心を溶かしてしまうぅ〜旬のものや調理方法、お勉強になることもあり、隙間時間に読んでいけるシリーズ。サクサク進めそうですありがとうございましたm(_ _)m