読書日記2025-56

ばにらさま

山本文緒(著)

[文藝春秋2021年9月発行]


ばにらさま [ 山本 文緒 ]

 

あらすじ

日常の風景が一転! 思わず二度読み! 痛くて、切なくて、引きずり込まれる……。 6つの物語が照らしだす光と闇。 島清恋愛文学賞、本屋大賞ノミネート『自転しながら公転する』の山本文緒最新作!

伝説の直木賞受賞さく『プラナリア』に匹敵るす吸引力! これぞ短編の醍醐味!

ばにらさま 僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい……。



感想

山本文緒さんの『無人島のふたり』の中でも本書の刊行を喜ばれていたので、いつか読みたいと思ってました。



この本の出版に至るまでの山本文緒さんの心中を思うと、胸に詰まるものがありましたが、なんせ嫌なタイプの女性が多くて爽快気分にはなれないな…


でも何か妙に心に残る部分がある!

どの主人公も不器用で不安定な大人ってことかな?

強い訳でもなく、誰にでも持っている部分ってことかもしれないなぁ(¯―¯٥)


山本さんの心情描写の巧みさも心に残りますね!

なかなかに重いのだけど、少しだけ希望が見える部分にね(^_-)-☆


ありがとうございましたm(_ _)m