読書日記2025-56
ばにらさま
山本文緒(著)
[文藝春秋2021年9月発行]
![ばにらさま [ 山本 文緒 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/4268/9784163914268_1_4.jpg)
あらすじ
日常の風景が一転! 思わず二度読み! 痛くて、切なくて、引きずり込まれる……。 6つの物語が照らしだす光と闇。 島清恋愛文学賞、本屋大賞ノミネート『自転しながら公転する』の山本文緒最新作!
伝説の直木賞受賞さく『プラナリア』に匹敵るす吸引力! これぞ短編の醍醐味!
ばにらさま 僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい……。
感想
山本文緒さんの『無人島のふたり』の中でも本書の刊行を喜ばれていたので、いつか読みたいと思ってました。
この本の出版に至るまでの山本文緒さんの心中を思うと、胸に詰まるものがありましたが、なんせ嫌なタイプの女性が多くて爽快気分にはなれないな…
でも何か妙に心に残る部分がある!
どの主人公も不器用で不安定な大人ってことかな?
強い訳でもなく、誰にでも持っている部分ってことかもしれないなぁ(¯―¯٥)
山本さんの心情描写の巧みさも心に残りますね!
なかなかに重いのだけど、少しだけ希望が見える部分にね(^_-)-☆
ありがとうございましたm(_ _)m