読書日記2025-55

こぼれ落ちる欠片のために

本多孝好(著)

[集英社2024年11月発行]

 

こぼれ落ちる欠片のために [ 本多 孝好 ]

 

  あらすじ

真実を見抜き、罪を償わせる。 たった、それだけ。それだけのことが、なぜこんなにも難しい――?
マンションの一室で発生したある殺人事件の現場に向かった、県警捜査一課の和泉。 そこで出会った女性警官・瀬良の第一印象は、簡単に言えば「最悪」だった。 しかし、上の命令で瀬良とタッグを組み殺人事件を捜査することになり、和泉は彼女の類い稀な観察力を知ることになる。 二人の懸命な捜査により、事件のかたちは徐々に輪郭を現していくが、待ち受けていたのは「正しい刑罰」の在り方を問う、予想外の真相だった――。
心揺さぶる結末に息を呑む、圧巻の警察ミステリー!



  感想

久々に読んだ本多孝好さん。

調べたら5年ぶりびっくりの8冊目だった。

なぜ?

本多さん自身が久々の新刊だったみたい?!


最近、警察ものに乗れなかった私だけど、この本はひと味違う!


警察ものではコンビが当たり前で、今回も主役の相棒はわけの分からない超美人な喋らない女性刑事!?

ってこれは無理感ありありなんだけどね爆笑


3編の話はいずれもメインは取調室。

殺人の動機は?

黙秘の訳は?

子供の居場所は?


真実が分かって…必ずしもそれが正解ではない?

警察の都合というのには解せないけど…

それぞれに考えさせられる話だった。

読み終わった時にタイトルがスーと入ってきますね!


《作家生活30周年記念の本》は大いに楽しめました!


ありがとうございましたm(_ _)m