読書日記2025-55
こぼれ落ちる欠片のために
本多孝好(著)
[集英社2024年11月発行]
![こぼれ落ちる欠片のために [ 本多 孝好 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/8843/9784087718843_1_31.jpg)
あらすじ
真実を見抜き、罪を償わせる。 たった、それだけ。それだけのことが、なぜこんなにも難しい――?
マンションの一室で発生したある殺人事件の現場に向かった、県警捜査一課の和泉。 そこで出会った女性警官・瀬良の第一印象は、簡単に言えば「最悪」だった。 しかし、上の命令で瀬良とタッグを組み殺人事件を捜査することになり、和泉は彼女の類い稀な観察力を知ることになる。 二人の懸命な捜査により、事件のかたちは徐々に輪郭を現していくが、待ち受けていたのは「正しい刑罰」の在り方を問う、予想外の真相だった――。
心揺さぶる結末に息を呑む、圧巻の警察ミステリー!
感想
久々に読んだ本多孝好さん。
調べたら5年ぶりの8冊目だった。
なぜ?
本多さん自身が久々の新刊だったみたい?!
最近、警察ものに乗れなかった私だけど、この本はひと味違う!
警察ものではコンビが当たり前で、今回も主役の相棒はわけの分からない超美人な喋らない女性刑事!?
ってこれは無理感ありありなんだけどね
3編の話はいずれもメインは取調室。
殺人の動機は?
黙秘の訳は?
子供の居場所は?
真実が分かって…必ずしもそれが正解ではない?
警察の都合というのには解せないけど…
それぞれに考えさせられる話だった。
読み終わった時にタイトルがスーと入ってきますね!
《作家生活30周年記念の本》は大いに楽しめました!
ありがとうございましたm(_ _)m