読書日記2025-52
みさと町立図書館分館
髙森美由紀(著)
[産業編集センター2017年10月発行]
![みさと町立図書館分館 [ 高森 美由紀 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/1653/9784863111653.jpg)
あらすじ
正直、ままならないことだらけの図書館業務。 でも、まあまあ楽しい毎日です。 みさと町立図書館分館に勤める遥は、33歳独身の実家暮らし。 本の貸借トラブル&クレーム対処をはじめ、 家庭内の愚痴聞きや遺失物捜索など色々ある図書館業務は、ままならないことが多い。 でも小さな町の図書館分館では、訪れる人たちの生活が感じられる。 理解もできる。 だから、ここではちょっと優しくなれるのだ。 いなかの図書館を舞台に描かれる、 小さな町のハートフル・ストーリー。
感想
お邪魔したブログで知った1冊。
きっと優しいお話なんだろうと思い、癒されるかなぁ〜と期待!?
話がちょっと重い部分もあるけど、会話でクスッと笑えることもちょくちょくあり、吹き出すこともたびたび
しかし図書館にくる利用者のマナーの悪さには他人事ながら腹立たしい
やはり接客業なんだね…
そういう図書館での業務の話もあるが、ほぼ父親が作るごはんと家族と図書館職員との話がメインぽかったですね。
母を亡くした父と娘…
主人公の遥は33歳ながら、中身はまだ10代の感じと思えたり、はたまた人生を達観したような考えだったり掴み難いな…
付箋を貼った言葉
《ひとりで死ぬことが哀れだとか不幸だとか誰が決めたんだっけ。人生の終焉が哀れかそうでないかを決めるのは他人じゃない》
《感情や状況に雁字搦めになっている時に立ち止まって、ちょっと離れて客観視できれば「ああ、こっちにも回り道があるな」「ひと休みしてみたら、なにも目くじら立てて挑まなくてもいい問題じゃないか」ときづけたりもする》