4月19日は、
二十四節気の6番目にあたる
「 穀雨(こくう)」
「 田畑の準備が整い、
穀物の成長を助ける雨の降る頃 」
という意味です。
名前に「雨」とつきますが、
この時期に、
特に雨が多いというわけではなく、
どちらかというと、
変わりやすかった天気も安定し、
寒暖差もなく、
過ごしやすい季節になります。
ただ、この時期に降る雨は、
命を繋ぐ、天からの恵み。
「 穀雨(こくう)」の由来は
「 百穀春雨(ひゃっこくはるさめ)」
といって、
穀物を潤し、芽を出させるための
大切な春の雨なのです。
初夏に始まる田植えに備えて
種籾(たねもみ)を蒔き、
稲の苗を準備するのも、この時期。
私達の主食となる、
お米の行く末を願う頃に、
空には、希望の虹がかかり、
成長を祝う鯉のぼりが泳ぎ始めます。
日本の季節って、
なんて美しいんでしょう!
あらゆるものが伸び行く辰月に、
天の恵みと、追い風を願う行事。
春の最後のエネルギーを、
きちんと受け取りながら、
秋の収穫に向けて、
すべてを成長させていきましょう✨✨✨
さて、数日前から、
春の土用 が始まりました。
地上では、桜が散り、
まだまだ春の盛りのようですが、
天上では早くも夏の氣が生まれ、
春の氣と混ざり始めています。
土用は
「 氣が渦を巻く季節の変わり目 」
身体や心に
負担がかかりやすい時期ですので、
夜は早めに消灯し、
十分な睡眠をとって下さいね。
春土用は、穀雨の期間中続き、
八十八夜を過ぎて、
5月5日の立夏に明けます。
穀雨の中の、5日間の暦です。
参考になさってください。
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