私たちは、親からいろいろなものを受け継いでいます。 

 

顔立ち、体質、考え方、価値観、習慣。 

でも、それだけではありません。 

 

 

親や祖父母の世代が経験した 悲しみ、恐れ、我慢、生きづらさまで 知らないうちに受け継いでいることがあります。 

これを「世代間トラウマ」といいます。 

 

 

たとえば、親がつらい経験をして 弱音を吐かずに生きてきた人だった場合。 

その子どももまた、 

「我慢しなければいけない」 

「人に迷惑をかけてはいけない」 

「感情を出してはいけない」 

と感じながら育つことがあります。 

 

 

親が直接そう言わなくても、 家庭の空気、表情、声のトーン、緊張感から 子どもは感じ取っていきます。 

そして大人になってからも、 人の顔色を見すぎたり 自分の気持ちを抑えたり 無意識に同じ子育てをしてしまうことがあります。 

 

 

私も子どもが小さい頃、子どもに怒った時に、

「母親と全く同じ怒り方をしていた!」と気づいたことがありました。

 

 

でも、これは 親が悪い、祖父母が悪い という話ではありません。 

みんな、その時代を精一杯生きてきたのだと思います。 

 

 

大切なのは、責めることではなく 

「これは受け継いできた反応かもしれない」 と気づくこと。 

 

 

気づいた時から、 無意識の繰り返しは 意識的な選択に変えていけます。 

 

私は、我慢ではなく対話を選ぶ。 

私は、支配ではなく信頼を選ぶ。 

私は、子どもに 「感情を出しても大丈夫」 と伝えていく。 

 

 

世代間トラウマは、 気づいた人から少しずつほどいていけます。 

過去を否定するのではなく、 受け継いできたものに気づき、 もう苦しみになるものは ここで手放していく。 

そうやって、 次の世代へ渡すものを 変えていけるのだと思います。

 

 

 

 

 

 

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野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。

 

臓器は、ただの部品ではなかった 

 

私たちはこれまで、

心臓はポンプの役割、腸は消化吸収するところのように、臓器をとても分かりやすく考えてきました。 

最近の研究では、臓器にはそれだけではない働きがあることが分かってきています。 

 

 

たとえば、盲腸や虫垂。 

昔は「なくても困らないもの」「退化した器官」と考えられていました。 

でも今では、腸内細菌の避難所のような役割があるのではないかと考えられています。 

腸内環境が乱れたときに、善玉菌を守り、また腸内環境を立て直すための基地のような働きです。 

 

なので、昔は虫垂炎の時は、即手術が行われていましたが、今ではできる限り抗生物質を使って温存するようになっています。

 

 

つまり、不要だと思われていたものにも、ちゃんと意味があったのかもしれません。 

これは盲腸だけではありません。 

 

一部を表にすると、このようになります。 


 

こうして見ると、体は本当にすごいです。 

臓器は、それぞれが単独で働いているわけではありません。 

 

心臓も、腸も、筋肉も、脂肪も、骨も、皮膚も。 

それぞれが体の中で情報を出し合い、影響し合っています。 

まるで、臓器同士が会話しているようです。 

 

だから病気も、ひとつの臓器だけで起きているとは限りません。 

 

胃が悪い。 腸が悪い。 肝臓が悪い。 心臓が悪い。 

検査では、そう見えることがあります。 

 

でもその奥には、 食事、睡眠、ストレス、感情、運動、腸内環境、自律神経、免疫、代謝など、 さまざまな要素が関係しているのかもしれません。 

体は、部品の集まりではなく、ひとつの大きなネットワークです。 

 

そして、体はいつも何かを伝えています。 

痛みも、疲れも、炎症も、不調も、 ただの敵ではなく、体からのメッセージかもしれません。 

 

不要だと思われていた盲腸にさえ、役割があったように。 

一見、意味がないように見える不調にも、 体からの大切なサインが隠れているのかもしれません。 

 

病気は、ひとつの臓器だけで起きているのではない。 

体全体のつながりの中で起きている。 

 

 

そう考えると、私たちはもっと丁寧に、体の声を聴く必要があるのだと思います。

 

 

 

 

 

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野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。

 

昨日は、義母の一周忌の法要で岡山へ行ってきました。 

 

 

お供え物を何を用意すればよいのか分からず、

お寺に相談したところ、提携している葬儀屋さんに連絡して手配するようにとのことでした。 

 

 

葬儀屋さんのホームページにも詳しい記載はなく、初めてのことで分からないまま、言われる通りにお願いしました。 

すると、きちんとお寺へ手配してくださっていました。 

 

果物の盛り合わせ8種類

和菓子40個

お餅40個

お花

 

恐らく、2万円くらいではないかと思います。

主人が電話して頼んだので、値段を聞き忘れたと。

それでも、初めてのことで戸惑いましたが、本当に助かりました。 

 

 

法要の後は、集まった親戚と和やかな雰囲気の中で会食をしました。 

すみわたるような良いお天気にも恵まれ、無事に終えることができて、ホッとしました。

 

 

 

 

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野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。

 

こういうこと、ありませんか? 

 

・ちゃんと寝たはずなのに、疲れが取れない。 

・理由もなくイライラする。 

・血圧や血糖値が、少しずつ高くなってきた。 

・忙しい日が続くと、胃腸の調子が悪くなる。 

・休みの日なのに、なぜか心から休めない。 

・いつも頭の中で、次にやることを考えている。 

・本当は嫌なのに、つい「大丈夫です」と言ってしまう。 

・人に合わせすぎて、自分がどうしたいのかわからなくなる。 

 

それは、もしかすると 「アロスタティック負荷」のせいかもしれません。 

 

 

アロスタティック負荷とは、簡単に言うと、 「ストレスに適応し続けるために、身体が払い続けているコスト」 のことです。 

ストレスを感じると、私たちの身体はそれに対応しようとします。 

 

緊張すると、心拍が速くなる。 

血圧が上がる。 

血糖が上がる。 

ストレスホルモンが分泌される。 

自律神経が働く。 

 

これは本来、悪いことではありません。 

目の前の状況を乗り越えるために、身体が一生懸命働いてくれている反応です。 

けれども、問題はその状態が長く続くことです。 

 

毎日忙しい。 

気を張り続けている。 

我慢することが多い。 

本音を飲み込んでいる。 

安心して休む時間がない。 

 

こういう状態が続くと、身体はずっと戦闘モードのままになります。 

その結果、血圧、血糖、自律神経、ホルモン、免疫、炎症などに少しずつ影響が出てきます。 

つまり、アロスタティック負荷とは、 「心のストレスや無理が、身体に少しずつ積み重なっていくこと」 とも言えます。 

 

 

病気は、ある日突然起きるように見えることがあります。 

でも実際には、その前から身体はずっとサインを出しているのかもしれません。 

 

疲れが取れない。 

眠りが浅い。 

胃腸の調子が悪い。 

動悸がする。 

血圧が上がる。 

甘いものがやめられない。 

イライラしやすい。 

 

こうした小さな変化は、身体からのメッセージです。 

「もっと頑張らなきゃ」ではなく、 

「私は何を我慢しているのだろう?」 

「どこで無理をしているのだろう?」 

「本当は何を感じているのだろう?」 

 

 

そうやって、自分の心と身体に目を向けることが大切です。 

病気になる前に、自分のサインに気づく。 

 

心のクセ、生き方のクセ、頑張りすぎに気づく。 

それが、これからの予防医学に必要な視点だと思います。

 

 

 

 

 

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野上徳子(のがみとくこ)
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1967年生まれ、岡山育ち。現在、愛媛県松山市在住。

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右と左、間違えることはありませんか? 

 

「次の信号を左に曲がって」 そう言いながら、手は右を指している。 

そんなことはありませんか? 

 

右と左は分かっているはずなのに、 とっさの場面になると、言葉と身体の動きがズレることがあります。 

 

私も、助手席でナビをしている時に、 「次の信号を左」と言いながら、 手は右を指していることがあります。 

頭では分かっているつもりなのに、 言葉と動作が一致しないのです。 

 

 

こうした状態は、 「左右識別困難」や「左右盲」と呼ばれることがあります。 

右と左がまったく分からないわけではありません。 

 

普段は分かっている。 

でも、急いでいる時、緊張している時、 とっさに判断しなければならない時に、 右と左の判断が一瞬あいまいになる。 

 

言葉では「左」と言っているのに、 手は右を指している。 

自分の身体の左右は分かっていても、 進行方向や相手から見た方向が入ると混乱する。 

そんな形で出ることがあります。 

 

これは「頭が悪い」とか、 「注意力がない」ということではありません。 

脳の中で、 言葉、身体の感覚、空間の向き、相手への指示を 瞬時に結びつけるのが苦手なだけです。 

 

だから大切なのは、 自分を責めることではなく、 自分の特性として理解すること。 

ナビをする時なら、 「右・左」だけで伝えずに、 「運転席側」 「助手席側」 「コンビニのある方」 「川の方」 など、目印を使うのも一つの方法です。 

 

「私は右と左が、とっさに入れ替わりやすい」 そう知っているだけで、 対策は立てられます。 

気合いで直そうとするより、 分かりやすい言葉や目印に置き換える。 

 

それもまた、自分を知ることの一つなのだと思います。

 

 

 

 

 

 

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