堺 だいすき ブログ(blog)

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「二次被害」定義へ 犯罪被害者支援

条例を担当する県の県民生活・男女共同参画課が入るビル。9月までに素案をまとめて県民から意見を募る方針
 犯罪被害者らを支援する県条例の制定に向け、県は17日、大分市内で第3回の有識者会議を開き、条例の原案を示した。被害者が周囲の心ない言動などで傷つくのを防ぐため、「二次被害」の定義を盛り込む方針を明らかにした。二次被害の内容を具体的に明記するのは都道府県レベルの条例では全国で初めて。県民の理解を促し、被害者の負担を減らす効果が期待される。

 弁護士や臨床心理士、被害者の遺族らで構成する有識者会議は今回で終了。県は今後、会議で出た意見を踏まえて素案をまとめる。9月から県民の意見を募った上で、11月の定例県議会に条例案を提出する方針。

 会議は非公開。県によると、原案には「途切れることのない支援の提供」などの基本理念、「経済的負担の軽減」をはじめとする基本施策を列挙した。二次被害を記述することに対しては、出席者から評価の声や「もっと強調してもいいのでは」との意見が出たという。

 今後の焦点は、さまざまな支援施策を推進するための財政措置が担保されるかどうか。県内の全18市町村が支援条例の制定を検討しているが、被害者への見舞金などを支給する場合、「県のサポートが必要」との声が上がっている。県条例で「市町村への財政的な援助」が明文化されるか注目される。

 支援条例を巡っては、県内の被害者遺族らでつくる「ピアサポート大分絆の会」と民間支援団体「大分被害者支援センター」が昨年8月以降、制定を求める請願活動を展開。県議会は同9月に全会一致で採択、市町村議会も相次いで賛同した。被害者支援に特化した同様の条例は佐賀、奈良など9県で施行されている。
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「私は3歳から父に性虐待を受けて育ちました」性犯罪被害者が語る、刑法改正を早く実現するべき2つの理由
泉谷由梨子
性犯罪の被害者らで作る有志団体は4月27日、今国会に提出された、性犯罪に関する刑法の改正案を早く成立させてほしいと要望する約8000人分の署名を、衆院法務委の鈴木淳司委員長(自民)らに提出した。

同日、参院議員会館で開かれた記者会見では、幼い頃から実父に性虐待を受け続けたという元タカラジェンヌの東小雪さん、見知らぬ男に拉致された経験のある女優・映画監督の水井真希さんが、それぞれの被害体験を語り、現在の刑法をすぐに改正するべきだという理由を2つのポイントから話した。

■1つめの理由:今の刑法では親による性犯罪は暴行・脅迫がないと犯罪にならないから。

現在の刑法では、強姦罪でも強制わいせつ罪でも、13歳以上の被害者に対する行為の場合には、「暴行又は脅迫」を手段とすることが条件となっている。

この条件を変えるべきだと訴えたのは、東小雪さんだ。

東さんは3歳の頃から、父親に性虐待を受けて育った。「家庭の中ではそれが普通」だったため、東さんは拒否することができなかった。父親はその立場を利用して、暴力や脅迫がなくても、性虐待をすることができた。それを性犯罪の条件にすることはおかしいと訴える。

改正案には、親などの監護者が、18歳未満の人に対して影響力を利用してわいせつ行為や性交などをした時には処罰されることが盛り込まれている。

 
私は3歳から中学2年まで、父親からお風呂場で性虐待を受けて育ちました。何か変な感じ、嫌な感じがするという風に思っても、大好きなお父さんがすることだから、ただ、どうしたらいいかわからない気持ちで、何か違和感があってもそれを言うことができなかった。
母親に「お父さんにやめてって言ってほしい」と一度だけ言ったことがありましたが、母はその時私に目を合わせてくれることはなく、幼いながらに「あっこれは言ってはいけないことなんだ」と強烈に思ったことを今でも覚えています。
小学校3年生になると被害がさらに悪化して、性器を挿入されるようになったのだと思います。思います、というのは、あまりのショックで「乖離」という状態になり、今でも時系列などが正確でなかったり、上から眺めているような光景が頭の中にあるからです。
そして、被害が非常に深刻なものになってからは学校に行けなくなり、拒食症になったり、視野狭窄や難聴になったりしました。親子で児童精神科を受診しても誰も本当の理由に気づいてくれず、被害を受け続けました。「もっと早く助けてほしかった」という思いが大人になった今の私にはあります。
20代中頃から、PTSDの症状で非常に苦しみました。精神科に入退院、自殺未遂を繰り返しました。リストカットや精神障害、処方薬の依存に苦しみました。自分はどうしてこんなひどい症状がでるのだろう?と思ったのですが、強烈なフラッシュバックが起きて本当に怖い思いをして、お風呂がトリガーになることもしばしばありました。混乱した状態でした。20代後半に、支えてくれるパートナーと出会い、専門のカウンセリングを受けて私は自分を取り戻しました。
親以外の人から愛情をいただいて、今の私があると感謝しています。ですが、幸運があったからサバイブできたというのではダメなんです。見えない、語られない、言えない、子供への性虐待は本当にたくさん起こっています。本当にないことのようにされていますが、ものすごくたくさんの被害者がいます。大人になってから深刻な傷を残します。子供への被害を止めないといけない。加害者を罰しないといけない。そうでないとこの被害はなくなりません。私のような被害者の声に耳を傾けてほしい。
現行の性犯罪の法律では、13歳以上であれば、加害者からの暴行や脅迫がないと性犯罪とはみなされない。あまりに現実と違うことに驚きました。私は3歳から、父親に被害を受け続けていたので家庭の中ではそれが日常でした。暴行や脅迫がなくても小さな頃から被害を受け続けている子はいる。そして、私はどうやって抵抗することができたでしょうか。こうした要件が今でも残っていることに本当に悲しい気持ちがします。
今も被害を受けている子がいる。大人として見過ごしてはいけません。この規定が110年ぶりに改正されるという節目なんです。共謀罪が先に審議されることで本当に落胆しています。少しでも現実に即したものに変えるチャンスを逃さないで、と心からお願いしたいです。


■2つ目の理由:今の刑法で性犯罪は親告罪。被害者が告訴しないと加害者は逮捕されず、被害数にもカウントされない

また、現在の刑法で、強姦罪・強制わいせつ罪は親告罪となっている。被害者の告訴がなければ起訴できない。

しかし警察による捜査の現場や、その他の場面で、女優・映画監督の水井真希さんは、被害者に対して告訴をさせないような実質的な働きかけが行われていたと語る。また、実際の被害件数より少なくカウントされることで、性犯罪の重大性が伝わらない側面があると訴える。

改正案では、被害者の告訴がなくても加害者を起訴できる「非親告罪」化が盛り込まれている。



私は、10代の頃に拉致されたことがあります。通りすがりの男の人に、首に刃物を当てられて、車で連れ去られました。その男のところに1晩いて、強姦はありませんでしたが、強制わいせつの被害にあいました。
なかなか自分自身でもそのことを受け止めることができなくて、警察に届け出ることができませんでした。そして、届けたあと、しばらくして犯人は逮捕され、裁判の時に、私のあとにも被害者がいたということがわかりました。
よく世の中で「日本は安全な国だ、性犯罪なんてそうそう起きない」なんて言われたり、インターネットでもそういう風に言われるのを目にします。でも私はこの15年間で40回ぐらい、性犯罪の被害を受けています。電車の中でのいわゆる痴漢とか、帰り道に男に襲われるとか、被害にあっているので、人間1人が15年で40回ってものすごい頻度。なんで「そんなにあるわけないじゃん」とか、思われるのか?全くわからないなって思ってます。
でも、私がその40回のうち、警察を呼んだのはその半分以下で、書類を書いてもらったのはさらにその半分以下なんです。なぜ書類を書いてくれないか。家の近くで男に襲われた時に私はすごく大きな悲鳴をあげて、男はその場から逃げて行きました。表に出てきた近所の人のどなたかが、110番通報してくれて、警察が来たんですが、犯人は逃げていて、物的証拠もたいしてない。そういう中で警察官は、「これ、被害届書きます?もし書きたいなら明日警察署来てください」って面倒臭そうに言ってすぐ帰っちゃったんです。だから私の被害は世の中の性犯罪被害として、カウントされなかったんだと思います。
強姦罪・強制わいせつ罪の認知件数は、年間約8000件だそうです。私のような被害がそのカウントに含まれていないから、「交通事故の方が多いんじゃない?」ってなるんじゃないでしょうか。
性犯罪は親告罪になっていますよね。だから、被害にあった人自身がこれを届け出ませんと言えば、被害が発生したことにならない。だから警察も裁判所も仕事が減る。っていう風に、口には出さなくてもみんなそういう風にしているんじゃないかと私は受け止めました。
だから、非親告罪化することは非常に重要で、日々のニュースを普通に見ている人が「日本って以外と性犯罪って多いんだな」と気づいてもらえると思います。
何も警察批判だけをしたいわけではなくて、私が真に求めているのは、被害にあって泣く女の子を少なくしたいということなんです。
というのも、私が拉致の事件で警察に行くのをためらっている間に、第2、第3の被害者が生まれていたんです。私が犯人を現行犯逮捕か、それに近い、例えば車のナンバーを覚えておくだとか、そういう状況で逮捕できていれば、被害を防ぐことができたんじゃないか。そのことを私は何年も悩んでいました。
だから、被害者を増やさないためにも、犯人を捕まえていくしかないって思っているし、電車で痴漢にあった時に、急いでいるからとか、私さえ黙っていれば、と諦めてしまう子たちに、きちんと訴えるということを言っていきたいと思っています。
■後回しにされた性犯罪に関する刑法改正

政府は、性犯罪被害者らがかねてから要望していた、厳罰化などを盛り込んだ刑法改正案について、今国会に提出した。

改正案には、記者会見で被害者が語った2つのポイント以外にも重要な変更が含まれている。例えば、肛門や口へ無理やり性器を挿入することを、女性器への挿入と同等の被害として扱うという変更は、見過ごされてきた男性の被害者を平等に取り扱うためにも必要なものだ。

しかし、自民・公明両党は、後から提出された「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織的犯罪処罰法改正案を、今国会で先に審議入りさせた。被害者らは後回しにされた刑法改正案は、6月18日までの会期中での成立が難しい状態とみている。


左から弁護士の太田啓子さん、東小雪さん、水井真希さん、戒能民江さん(お茶の水女子大名誉教授)

有志団体の取りまとめを行った太田啓子弁護士は記者会見で、「私自身も性暴力に関する事件を取り扱う中で、性被害の実態と今の法律が大きく離れていることを強く感じてきました。女性が関与していない、100年以上も前に作られた法律が使われている現状には問題がある。改正案にはいろいろな意見がありますが、やっと一歩踏みだせると思った矢先にこのようなことになり怒りを感じている」と話した。

また、別の市民団体「性暴力と刑法を考える当事者の会」代表の山本潤さんらも27日、自民党の司法制度調査会に出席。同じく、性犯罪に関する刑法改正案を現在の国会で早期に成立させるよう訴えた。
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「私たちは110年待ちました」性犯罪被害者、今国会での「厳罰化法案」成立求める

山本潤代表
「私たちは110年待ちました。もうこれ以上待つことはできません」。性犯罪被害の当事者・支援者らでつくる4つの市民団体が4月27日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開き、性犯罪に関する刑法改正案の今国会での成立を訴えた。

現行刑法は、明治40年(1907年)に成立し、翌年に施行された。今国会には改正案が提出されており、成立すれば110年ぶりの大幅改正となる。具体的な内容は、(1)強姦罪などの法定刑の下限引き上げ、(2)強姦罪などを非親告罪化にする、など性犯罪の厳罰化だ。しかし、共謀罪法案の審議が先に行われることになったため、今国会中の成立が危ぶまれている。

会見に出席した、性犯罪と刑法を考える当事者の会の山本潤代表(43)は、「私たちをこれ以上、待たせないでほしい」と強調した。山本代表自身も、13歳のときから約7年間にわたり、実の父親から性的虐待を受けてきたという。

刑法改正案には、親など「監護者」からのわいせつ行為を罰する「監護者わいせつ罪」の新設も盛り込まれている。山本代表は、「もし性犯罪の規定が早く変わっていれば、私は訴えることができた」として、改正案を早期に成立させることで、防げる被害もあると話した。

●改正案から「暴行・脅迫」要件の削除を求める
一方で、山本代表は改正案について、「私たちは『厳罰化』とは呼べないと思っている」とも述べた。改正案の強姦罪(強制性交等罪)の部分には、「暴行または脅迫を用いて」という要件が残ったままになっているからだ。

山本代表によると、強姦事件では、恐怖のあまり体が動かなくなってしまうことが多いのに、裁判では抵抗がないと暴行・脅迫が認められず、「同意」があったとみなされることがあるそうだ。また、暴行・脅迫が要件だと、教師や上司など目上からの被害を罰することが難しいという。

山本代表らは、改正案の早期成立とともに、「諸外国では『同意に基づかず』が強姦罪の成立要件になっている。次の改正につながる議論をしてほしい」と十分な審議も求めている。

(弁護士ドットコムニュース)
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