コンサルタント起業、向いている人向いてない人

ぼっち起業の一手としてコンサルタント起業を考えるあなたへ。  

わたくしは20年前にコンサルタントとして独立開業し、『ぼっち起業で生きていく。』(フォレスト出版)でも、特に陰キャや人付き合いが苦手な人ほどこの道をおすすめしています。  


コンサルタント起業に向いている人3選

1. マインド:セルフモチベーションと内省力がある  
   - 他人に頼らず、自分の仮説を立てて検証を回せる。  
   - 孤独な作業が好きで、仲間との協力よりも自宅での集中時間を楽しめる。  

2. スキル:専門知識+問題解決力を持つ  
   - ターゲットへの業界知識や技術的バックグラウンドが自分の経歴にあり、目の前の顧客の課題を、自分の言葉で相手に分かりやすく整理できる。  
   - 書く力・話す力で提案書やレポートを自力で作成し、情報を咀嚼して独自の視点を付加できる。  

3. 資金:生活防衛資金を確保し、価格交渉に自信がある  
   - 3〜6ヶ月分の生活費を預貯金や借入金で確保し、売上が安定するまで精神的余裕を持てる。  
   - 自分の提供価値に見合う料金設定を自信をもって提案し、値下げ圧力に流されない交渉力がある。  

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コンサルタント起業に向いていない人3選

1. マインド:外部刺激や承認がないと動けない  
   - 自己承認欲求が強めで、他者の声援やチームの中での役割を失うと張り合いやモチベーションが維持できない。  
   - 自分で目標設定や成果の評価が苦手で、いつまでも環境依存になりがち。  

2. スキル:自力での提案作成や情報収集が苦手  
   - 調査・仮説検証・提案の一連プロセスを他人任せにしてしまい、自身のアウトプットが形にならない。  
   - 顧客とのディスカッションで深掘り質問ができず、本質的な問題解決につながらない。  

3. 資金:収入までの資金繰りがタイトすぎる  
   - 受託獲得までの期間に生活資金が尽き、焦りから安易な値下げや過度な労働を招いてしまう。  
   - キャッシュフローの入金遅延のリスクに対応できない。  

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コンサルタント起業は、ひとりぼっちでもくもくと知恵を絞り、顧客の課題解決をして、顧客の幸せの一部に貢献する仕事です。

自分のマインドセット、スキル、資金計画の3つを見直し、自分が「向いている側」に立っているかどうかをぜひチェックしてみてください。  

お友達価格とは?関係を損なわない秘訣




ビジネスの現場で耳にする「お友達価格」について。

世間一般では「親しいから大幅に値引きして!」という買い手側の要望を指すことが多いものです。


しかしながら、

この発想は、知らず知らずのうちに友情を痛めつける「隠れた虐待」になりかねません。


本記事ではお友達価格の本質を見極め、関係性を守りながら適切に活用するポイントをご紹介します。


1. お友達価格の誤解:買い手側の値引き要求


- 「友達なんだから、もっと安くしてよ!」  

  価格交渉のスタート地点や根拠を友情に置くと、相手に不必要な負担を強いることになります。  

- 交渉による心理的コスト  

  相手は「関係が壊れてしまうのでは?」という不安を抱えやすく、結果的に関係がギクシャクしてしまう恐れがあります。



2. 売り手側からの提案なら問題なし


- 「いつもお世話になっているから、今回は○○円引きで」  

  相手の立場や事情を理解した上で、売り手側が自主的に割引を提案すれば友情を損なうことはありません。  

- 付加サービスの形で還元  

  値引きが難しい場合は、納期の調整やオプション追加といった形で「お返し」を演出すると喜ばれます。



3. 友情を守るための、わたくしのルール


1. 自ら値引き交渉はしない  

   友達に「痛み」を与えない配慮として、値引きやサービス要求は基本的に封印します。  

2. 代替案で負担を減らす  

   もしどうしても条件を下げたいときは、  

   - 工程を一つ減らす  

   - クオリティや納期の緩和  

   といった形で相手の負担を先に軽減します。  

3. セールやキャンペーン時は静観  

   飲食店やリアル店舗ならバーゲン中は来店を避け、ネットショップならキャンペーン外で購入。定価購入を選択します。



4. 実践例


- デザイン制作の友人には「今回は参考のラフ案を提供するので、これをブラッシュアップするだけでOKです」と伝え、作業量を調整  

- 飲食店経営の友人がセール中のときは別日に訪問し、ピーク帯を避けてフルプライスでオーダー  

- オンライン講座の講師に直接値引きを求めず、もし値引きしてもらった時は、必ず感想をフィードバックしたり、SNSでシェアして宣伝する



まとめ


お友達価格は、関係性を大切にしながらビジネスを円滑に進めるための知恵です。


買い手側からの一方的な値引き要望は、相手に無言の負担を押し付ける、ハラスメントになります。


大事なのは

「互いに気持ちよく取引する姿勢」。


今回ご紹介したルールを参考に、自分なりのお友達価格ルールを策定し、信頼関係をより強固なものにしてみてはいかがでしょうか。



 

 



うまくいく人だけが、持っている【努力できる】才能


はい、110億円セールスした

ぼっち起業家の杉本幸雄です。

もちろん、

陰キャで人見知りです。


わたくしは、日本にお金持ち、かつ、いい人を増やすために生きています。


そのための手段として、

20年ほど前に、コンサルタント業で起業しました。

これまで2万回コンサル指導をして、110億円売り、本は5冊商業出版しております。6冊目はECの本で、弁護士の先生との共著で、あと数カ月後には、全国の本屋さんや、もちろんAmazonなどでも発売されます。


クライアントや出会ってきた1万人の起業家や経営者を見てきて、世の中は、

努力できる人と、努力できない人、に分けられると知りました。


努力は「後天の才能」


成功者と呼ばれる人々は、特別な生まれつきの才能だけでトップに立ったわけではありません。

彼らには共通して、どんな壁が立ちふさがっても前進し続けられる「努力できる才能」が備わっています。


才能とは先天的なものだけではなく、環境、教育、そして体験を通じて築き上げられるものです。



努力という才能の正体


努力できる才能とは、辛い状況に直面しても逃げずに向き合い、自分を改善し続ける内なるコンパスです。  

  

- 自己効力感:小さな成功を積み重ね、自分ならできるという確信を深める力  

- 目標再設定力:目標が遠のいたときに新しい手段や期限を設定し直す柔軟性  

- 継続の仕組み化:日々のルーティンやチェックリストで無意識に努力を積み上げる仕組みづくり  


これらはすべて、経験を通じて鍛えられます。



20代までに培われる4つの経験


努力できる才能のベースは若い頃の体験にあります。以下の4つが代表例です。


- 生きるための労働  

  アルバイトや初めての正社員業務で「結果を出さなければ失敗」という緊張感を経験します。  


- 受験勉強  

  限られた時間で合格ラインを突破する集中力と計画力が身につきます。  


- 部活動  

  チームや個人競技を通じて、勝負のプレッシャーと仲間との協働、一定のルールに従うことを学びます。  


- 資格試験  

  自己管理とモチベーション維持のメカニズムを体得できる最良のトレーニングです。  


これらの経験で「努力して成果を得る感覚」を肉体と心に刻み込むことが、後の大きな挑戦を支える土台となります。



過去の成功体験が生む「努力の再現力」


一度でも努力で成果を手に入れた経験があれば、次の目標にも挑戦しやすくなります。  

「自分は努力すれば結果が出せる」という実感が、壁にぶつかったときの耐性とクリエイティビティを高めるのです。  


たとえば、プロピアニストの辻井伸行さんやプロ野球選手の宮城大弥投手、そして事業家の孫正義さんも、幼少期や若手時代の地道なトレーニングがあったからこそ、難関を突破し続けられました。  


この“努力の再現力”こそが、凡庸なトライから抜け出す本質的な才能と言えます。



まとめ:才能は築ける


「努力できる才能」は先天的なものではなく、環境や体験が作り出す後天的スキルです。


若いうちに労働、受験、部活、資格試験などで刻まれた努力の感覚は、人生のさまざまな局面で再利用できます。  


自分の過去を振り返り、小さな成功体験を積んだ瞬間を書き出してみてください。その蓄積があなたの最大の強みです。


これらの取り組みを通じて、努力できる才能をさらに研ぎ澄まし、次のステージへ進みましょう。



 

 



起業家は、既存客の購入の動機と目的を知れば、成約率を高められる



起業家が成約率を上げるために必要な重要な要素は、既存顧客の心の動きをつかむことにあります。つまり、感情の理解。

  

買ってくれた人が

「何がキッカケで、商品の申し込みボタンを押してくれたのか」と「得たい結果は何か」を深掘りすれば、

同じような課題やニーズを抱えるターゲット、新規見込客への提案が的確になります。  


本記事では、動機と目的を区別し、その情報を再現可能なマーケティング施策に落とし込む方法を紹介いたします。  


顧客やターゲットの本質を知ることで、ただの売り込みではなく「共感」を生むコミュニケーションが実現します。  



動機と目的の違い


動機とは行動のきっかけであり、目に見える現象の部分です。  

目的は最終的に達成したい感情や状態であり、顧客が本当に求めるゴールを指します。  


- 動機(きっかけ)  

  - セミナーが良かった

-広告を見た  

  - 友人の紹介があった  

  - 悩みを解決したい危機感  


- 目的(得たい状態)  

  - 自信を取り戻す安心感  

  - 安定した売上基盤の構築  

  - 自由な働き方への満足感  


この二つを分けて考えることで、

表層的なマーケティングと本質的なコミュニケーションを使い分けられます。  



購入動機を把握する方法


既存顧客にヒアリングを行う際は、まず「いつ・どこで・何を見て知ったか」を聞きます。  

フォーム質問やヒアリングシートで、体験談として自由回答を促す場合は、考えたり書いたりするのが好きな相手を選びます。基本的には、日常の世間話の中で聞き出すことが、構えることがない本音の部分を知れて効果的です。  


また、SNSのコメントやレビュー投稿から、どのタッチポイントが最も響いたかをデータ分析することも可能です。  



購入目的を深掘りして把握する方法


顧客の本当のゴールは感情や状態に隠れています。  

直接的な質問だけでなく、ストーリー仕立ての聞き取りで潜在的ニーズを引き出しましょう。  


例えば

「この商品を手に入れた先にどんな未来が待っていると嬉しいですか?」と尋ねると、

相手の言語化されにくかった目的が風景として浮かび上がります。  



深掘りのポイント  

- なぜその状態が大切なのかを掘る  

- 以前の失敗談や他社サービス利用経験を引き出す  

- 感情キーワードをリストアップし、頻出語を分析  



再現性のあるアプローチ設計


動機と目的を手に入れたら、以下のステップで再現可能な仕組みを作ります。  


1. ターゲット設定  

   - 典型的な動機と目的を組み合わせた顧客像を明文化する  


2. コミュニケーションシナリオ作成  

   - 動機を呼び起こす導入メッセージ  

   - 目的に共感するストーリーパート  


3. テストと最適化  

   - A/Bテストで反応を比較  

   - 定量・定性のデータで仮説を検証  


この流れを何度も回せば、本当に求められていることがわかって、成約率を継続的に向上させられます。  



まとめ


顧客の「なぜ買ったのか」と「何を得たかったのか」を分けて理解することは、単なるマーケティング施策を超えた共感体験を生み出します。  


動機は入り口、目的は到達点。

両者を組み合わせ、再現可能なフレームワークを設計すれば、成約への導線がより滑らかになります。  

今日から既存客との対話を深化させ、新規顧客へのアプローチに活かしてみてください。これがあなたの成約率を飛躍させる第一歩です。



 

 



20代までに、何か成し遂げていない
30代以降は、一般的に信用されない

30代以降の活躍度合いは、
10代・20代でいかに「がむしゃらに頑張ったか」によってほぼ決まります。
もちろん、遅咲きと言われるような人もいますが、「遅咲き」という言葉がわざわざあるくらいですから、これは例外と考えるべきでしょう。

士業であれば資格取得の努力、コンサルタントなら勉強と実践経験の蓄積。

例えば、わたくしのコンサル指導のクライアントである医師や弁護士、歯科医師、ビジネス書著者も例外ではなく、20代までに泥臭い具体的な努力と挑戦があってこそ、
30代以降に、市場や実際の顧客からの信用を得ています。

逆に、
20代までに成功体験を欠いたまま30代を迎えた人は、期待されず、信用も得られにくいのが、事実。


20代までで築く「信用の土台」と、期待される根拠

- 資格取得
-専門性の確立  
  士業や医療職では国家資格の取得が第一関門。試験準備の過程で身につく論理思考や問題解決力は、その後のキャリア全体の基盤になる。

- 実践経験と成果の積み重ね  
  コンサルタントや起業家は、現場での実践経験、大手企業への提案経験、小規模プロジェクトでの成功体験を20代のうちに何度も重ねることで「結果を出せる人」というレッテルを貼られ、期待と信用の対象となり得ます。

- 成功体験から得る自信  
  たとえ小さな成功でも、苦難を乗り越えて得た達成感は「自分ならもっと大きな課題も解決できる」という自己信頼に直結できます。


30代以降に直面する現実

- 期待のハードルが上がる  
  20代の「伸びしろ」や「若さ」に頼れず、即戦力としての実績のみが評価基準になる。

- 差別化できないリスク  
  実績がないと、若手との差別化要素を持てず、似たような肩書き・スキルだけでは選ばれにくい。

- 信用獲得の難しさ  
  ターゲットや見込み客が「本当にこの人は実力があるのか」を見極める眼が厳しくなる。


なぜ20代が勝負なのか

1. 吸収力と柔軟性  
   新しいスキルや知識を短期間で身につけ、失敗からも素早く立ち直れる。

2. 時間投資のリターン  
   20代の数千時間の自己投資は、30代以降のキャリアで何倍もの信頼を生む。

3. 挑戦から得る学び  
   挑戦経験が豊富なほど、未知の問題に対する解決パターンが増え、プロフェッショナルとしての厚みが増す。


20代を振り返るフレームワーク

- PDCAサイクルで棚卸し  
  Plan(目標設定)、Do(実践)、Check(評価)、Act(改善)を20代の主要プロジェクトに当てはめて振り返る。

【最重要】
- 次の3つの問いを考える  
  1. 自分が最も熱狂した瞬間はいつか?  
  2. 苦境を乗り越えて得た成功体験は何か?  
  3. 周囲から「期待された場面」はどこか?

これらをノートに書き出すことで、自分だけの「信用の種」を見える化できます。


30代以降のリカバリー戦略

- 小さな勝ち筋を積む  
  今からでも早い段階で短期プロジェクトを成功させ、実績をリフレッシュする。

- 学び直しと自己投資  
  新たな資格取得や専門分野への深掘りで、改めて自分の強みを再構築する。

- 信頼の「再創造」  
  成果を証明できる指標や事例を定量化し、社内外に発信。顧客レビューや出版、講演などを通じて「実力派」の印象を再構築する。


結論

30代以降に信用を勝ち取るための「土台」は、紛れもなく20代の挑戦と成功体験によって築かれるもの。

もし振り返って「何も成し遂げていない」と感じるなら、今からでも遅くはない。小さな成功を積み重ね、自己投資を加速させることで、30代以降の信用を再創造していこう。  

次のステップとして、今日から3つの問いを書き出し、20代の「種」を一つずつ発芽させる具体策を考えてみてほしい。

飛躍する起業家と、イマイチ起業家の違いは、【自分の市場を創る】発想があるか、ないか


起業家の売り上げは、商品やサービスの質だけで決まるわけではありません。  

真に飛躍する人と、なかなか売上が伸びないイマイチさんとの間には、市場やターゲットへの向き合い方に決定的な違いがあります。  


多くのイマイチ起業家が「売りたいもの」ありきで、それを買いたい相手との偶然的な出会いを探すのに対し、

飛躍、躍進する成功起業家は「市場そのもの」を創造し、売上を伸長させていきます。


イマイチ起業家は

「市場探索型」マインドセット


イマイチ起業家は、自分が販売する商品やサービスを、すでにニーズが顕在化している顧客層に届けようとします。  

交流会やSNS広告、業界イベントなどで“いい出会い”を待ち、顧客の方から「買いたい」と思ってくれるのを期待するのが特徴です。  

これは「市場イン(Market-In)」の考え方で、既存マーケットのトラフィックに依存するため、競合や市場変動に影響されやすいのがリスクと言えます。


- 特徴  

  - 売りたい商品・サービスに合わせて顧客を探す  

  - 顕在ニーズへのアプローチが中心  

  - 交流会やSNSで“外部流入”を獲得  


- 主なリスク  

  - 競合が増えると価格競争に巻き込まれやすい  

  -売れなくなると、市場のせいにして、あちこち迷走する

- 市場の関心に合わせて商品を変えすぎる

-ブランディングの信用力が稀薄になる  



飛躍する起業家の

「市場創造型」マインドセット


一方で、売上が飛躍的に伸びる起業家は、顕在化したニーズを追うだけでなく、まだ意識化、言語化されていない潜在ニーズを掘り起こし、市場そのものを創り出します。  

自らが市場を創造し、プロモーションやストーリーテリングを通じて「こんな価値があるのか」と市場のターゲットに気づかせるのがプロダクトアウトの発想です。  

こうした市場創造型起業家は、高い参入障壁を作りながら、独自ポジションを築くため、競争を避けつつ価格設定の自由度も高まります。


- 特徴  

  - 新たなニーズを喚起・創出するプロモーション設計  

  - 潜在ニーズのリサーチと仮説検証を繰り返す  

  - 価値提案が独自であるため競合が追随しにくい  


- 得られるメリット  

  - 顧客のロイヤルティが高まりやすい  

  - 高い収益性と市場独占的ポジション  

  - 自社のストーリーを軸にした長期的ブランド構築  



市場を創るためのステップ


1. 潜在ニーズの仮説化  

   顧客がまだ意識していない、言葉にしていない悩みや欲求をリサーチし、仮説を立てる。  


2. ストーリーテリング設計  

   「気づき」を与えるコンテンツやプロモーションを企画し、ターゲットの感情に訴えかける。  


3. 顕在化と検証  

   小規模なテストマーケティングで仮説を検証し、反応をもとに商品や訴求軸を磨く。  


4. 市場形成型ローンチ  

   プレスリリースやインフルエンサー、体験イベントなどを使い、一気に関心を集める。  


5. 継続的イノベーション  

   市場の反応と顧客フィードバックを取り入れ、商品・体験をアップデートし続ける。


具体的な事例


歴史的に見ても、市場創造の発想を起点に成功を収めた事例は枚挙にいとまがありません。  


- 飴菓子業界をゼロから切り開いた高島屋の飯田新七は、和菓子中心の市場で洋風キャンディの新たな楽しみ方を提案し、「あめ細工」という独自カテゴリーを確立しました。  

- 小林一三は阪急沿線開発において、鉄道利用を促進する一方で観光・レジャー市場を創出し、阪急百貨店や宝塚歌劇団など複合事業で新たな顧客体験をデザインしました。


どちらも「人々がまだ知らない価値を見せる」ことで、市場そのものを発明した好例と言えます。


まとめと次の一歩


市場探索型から市場創造型への転換は、一朝一夕にできるものではありません。  

日々のリサーチと仮説検証、そして顧客体験を磨く工夫が積み重なって、新しい市場が芽吹きます。  

まずは自分のビジネスにおける潜在ニーズを見つけるところから始め、ストーリーを軸にしたプロモーションを試してみましょう。



これだけ押さえておけば成功する、最重要なこと


よく耳にする「これさえ押さえれば大丈夫!」というキャッチフレーズは、瞬時に安心感を与えますよね。


起業家向けのビジネス本やセミナー、講座はこの言葉で注目を集め、集客につなげています。


しかしながら、

実際には、どんな分野でも「たった一つのポイント」だけで結果を出すのは不可能です。


前提条件や周辺要因が無数に絡み合っているからです。



ワンフレーズの誘惑と

その落とし穴


たとえば次のような主張を見かけませんか?


・キャッチフレーズ

 TikTok集客はこれだけ押さえればOK

・実際に必要な要素群

 コンセプト・台本・演出・編集スキル・タイトル設定・頻度・分析


・キャッチフレーズ

美肌の最重要ポイントは〇〇だけ

・実際に必要な要素群

 睡眠・栄養・スキンケア・遺伝・生活習慣・ストレス管理


・キャッチフレーズ

コミュニティ運営は●●だけ 

・実際に必要な要素群

 ビジョン設計・参加者選定・ファシリテーション・コンテンツ・運営体制


・キャッチフレーズ

人間関係の悩みは△△だけで解決 

・実際に必要な要素群

 傾聴力・自己開示・価値観すり合わせ・タイミング・継続的フォロー


これらの

キャッチフレーズは言い過ぎ、

あるいは

語られない前提条件が膨大に潜んでいます。

目を引く言葉の裏には「簡単に成功できますよ」という強い誘惑メッセージを伝えたい、という意図があるからです。



成功に必要な多次元フレームワーク


どんな取り組みでも、

成果を左右する要素は複数あります。たとえばTikTok集客ならば、次のような複合的プロセスが関係します。


- コンセプト設計:誰に、何を、どのように届けるか  

- 企画と台本:シナリオの魅力度と視聴維持率  

- 編集と演出技術:視覚的インパクトとブランディング  

- タイトル・ハッシュタグ:TikTok AI対策と露出拡大  

- 投稿頻度と分析:OODAループによる高速回転  


同様に、

健康管理や子育て、コミュニティ運営などでも、さまざまな要素が交差して結果を作り出します。


単一要素に頼らず、全体像を俯瞰する視座が欠かせません。



本当に大切な

「最重要なこと」を見極める方法


1. 目標設定を明確化する  

   - 定性的な願望ではなく、数値や期限を含む具体的なゴールを立てる  


2. 必要要素の棚卸しを行う  

   - 成果に影響するスキル、リソース、外部環境をリストアップする  


3. 優先順位づけとリソース配分  

   - インパクトが大きい項目に集中し、同時に他要素をフォローする体制を作る  


4. 小さな実験と検証の繰り返し  

   - 仮説検証のサイクルを高速に回し、数値データで判断する  


5. 長期的視点と柔軟性  

   - 市場や状況変化に応じて軌道修正しながら、継続的に努力を積み上げる  


これらを統合することで、成果に直結する「最重要な要素グループ」の見極めと実行が可能になります。



成功への最短ルートは存在しない


「これだけ」で済むなら楽ですが、実際は挑戦と学びの積み重ねがすべてです。楽をしたい気持ちを手放し、自分のビジネスや人生にとって最適な要素を不断に組み合わせていくプロセスこそが、本当の近道といえます。


今日からできる第一歩として、あなたの目指すゴールを書き出し、必要要素のリストアップと優先順位づけを始めてみてください。そこから見えてくる「これさえ押さえればいい」を、ぜひ自分なりに再定義してみましょう。




 

 



「能力はあるが、協調性ゼロ」

ブリリアントジャークとの付き合い方



ブリリアントジャークとは何者か?


20年くらい前、

わたくしは起業して間もない頃、

「この人、すごく優秀そうなんだけど、なんか一緒にいると疲れるな…」という相手に出会いました。  


わたくしが、まだ、起業家としての人付き合い、人との距離感を知らなかった時分です。

能力はあるけど、協調しない人が、いわゆる「ブリリアントジャーク(Brilliant Jerk)」です。


- 圧倒的な知識やスキルを持っている  

- 成果は出すが、他者への敬意がない  

- 自己中心的で、協調性に欠ける  

- 相手を論破することに快感を覚えるタイプも


ブリリアントジャークは、短期的には魅力的な取引相手に見えるかもしれません。

ですが、

長期的にはあなたの事業や精神を蝕む存在になる可能性があります。



なぜ起業初心者ほど巻き込まれやすいのか?


起業初期は「実績のある人と組めば安心」、「自分より優秀な人に頼りたい」という心理が働きやすく、ブリリアントジャークの“能力”に惹かれてしまうことがあります。


しかし、以下のような兆候が見えたら要注意です。


- 会話が常に一方通行(あなたの意見は聞かない)  

- 取引条件が曖昧なまま進めようとする  

- 失敗を他責にする  

- あなたの時間やリソースを当然のように奪う


ブリリアントジャークから身を守る3つの戦略


①「能力」より「姿勢」で判断する

どれだけ優秀でも、リスペクトのない相手とは長く続きません。  

「この人は、相手の時間・意見・価値観を尊重しているか?」を常に問いましょう。


②契約・条件は言語化して残す

口約束や曖昧な合意は、ブリリアントジャークの温床です。  

メール・契約書・メモなど、必ず記録を残しましょう。


③「違和感」を信じる勇気を持つ

相手が有名でも、実績があっても、あなたが「なんか嫌だな」と感じたら、それは重要なシグナルです。  

違和感は、経験の浅さを補う“直感の盾”です。



あなたの事業は、あなたの人格の延長線上にある


起業とは、単なるビジネスではなく「自分の価値観を社会に問う闘い」です。  

だからこそ、誰と組むか、誰と距離を取るかは、売上以上に重要な選択です。


少ない取引額でブリリアントジャークに振り回される時間は、無駄な時間です。  

金額が少なければ、最初から関わらない方が、ずっと健全です。


経営には、才能だけでなく「誠実さ、社会性」が必要です。  

そしてそれは、あなた自身が誠実な選択をすることで育まれていきます。


わたくしは、本来は、ブリリアントジャーク寄りの性格で、共感力は弱めです。しかしながら、

最近のビジネスの世界では、共感力は必要のようです。


だから、わたくしは【ビジネス共感力】というものを提唱しております。共感している風を装います。共感力が弱い人には、この姿勢を意識的に持つことで、柔軟性や優しさが出現します。


すると、

あなたが仮にブリリアントジャークだったとしても、その度合いが緩まったり、ブリリアントジャークではなくなって、相手から好印象を抱かれるチャンスも生まれます。


とにかく起業して、成功したいなら

相手から

「能力があって、人柄も悪くない」と思われたほうが損しない、ということです。



 

 



依頼者に信じてもらえるコンサルタントになる方法

なぜ信頼が成果を生むのか

信頼と敬意のある関係は、依頼者が事情や要望を隠さず、率直に共有する土壌をつくります。

その結果、現状把握が万全になり、依頼者であるクライアントの本質的な課題に集中でき、最適な解決策を導きやすくなります。

クライアントとコンサルタントは、お互いが信じ合うことで、提案や意見への抵抗感が薄れ、前向きで挑戦的な思考が生まれます。


信頼を築くための9つの方法

1. 実績を積み上げ、説明する  
   ・過去の成果や数字を整理し、具体的な事例として提示する  
   ・成功要因と学びを簡潔にまとめ、依頼者が理解しやすいように伝える  

2. 問題解決方法やプロセスを明示する  
   ・現状分析から目標達成までのステップや課題を見える化して示す  
   ・どのポイントで依頼者の協力が必要かを事前に共有し、関与度を高める  

3. 大切にする理念や価値観を表明する  
   ・自分が重視する人生観や倫理観を言葉にして伝える  
   ・依頼者の理念を大切にする

4. 小さな約束を必ず守る(時間、納期)  
   ・ミーティング開始・終了時間、資料の提出期限などの小さな取り決めを徹底  
   ・「言ったことをやる」を積み重ねることで信頼感が強化される  

5. 服装や髪型に気をつける  
   ・清潔感あるビジネスカジュアルやスーツを選び、場面に応じた身だしなみを心がける  
   ・第一印象で与える印象が、その後のコミュニケーションを影響を与える  

6. 言葉遣いに気をつける  
   ・敬語の正確さだけでなく、相手の立場や温度感に合わせたトーンを使う  
   ・専門用語は必要に応じて噛み砕き、依頼者の理解、腹落ち感を感じられる事例を選ぶ  

7. 毎日、ビジネスブログやSNSを更新する  
   ・日々の学びや気づきを発信し、自分の思考プロセスをオープンにする  
   ・継続的な情報発信が「このコンサルタントの先生なら期待できそう」という安心感につながる  

8. 本を商業出版する  
   ・自分の専門分野について体系的にまとめた著書は、知見の深さを物語る  
   ・出版を通じて生まれるメディア露出や講演依頼などが、さらなる信頼を後押しする  

9.人選びをする
 ・周囲から「さすが!」と思われるのうな人間関係を意図的に作ることで、安心感や敬意を抱かれる。

まとめ:信頼は日々の積み重ね

信頼関係は一夜にして築けるものではありません。実績の提示、約束の厳守、情報発信、人間関係といった小さなアクションを継続し、「信じてもらえるコンサルタント」としての信用を少しずつ積み上げましょう。その先に待つのは、本音で語り合い、ともに大きな成果を達成するパートナーシップです。

陰キャやぼっちでも、

コンサルタント起業して、成功できます。そんな本が、『ぼっち起業で生きていく。』フォレスト出版、杉本幸雄

 



 

 



陰キャ・ぼっちでも、

コミュニティやセミナーの主催者をやれば、稼げます



陰キャやぼっちでも、

起業家としてネット集客だけでなく、リアルの場を活用すれば、売り上げを大きく伸ばせます。  

いわゆるリアル営業が苦手でも、目の前にいる参加者を相手にする場、つまりセミナーや勉強会などを設けることで、一気に成果が見えやすくなります。



なぜコミュニティ主催者になると稼ぎやすいのか


1. 自分の商品を前提にしたターゲティングとコンテンツ設計


一般的なセミナーは、雑多なテーマで幅広い参加者を集めがちですが、主催者なら自分の商品やサービスに直結したテーマ設定が可能です。  

ニーズがあるターゲットだけを集めることで、成約率と単価が自然と上がります。


2. 参加者全員が話を聴いてくれる


リアルの場では、主催者に対する「場の支配力」が強まります。  

参加者はあなたの言葉に集中し、解説や案内への傾聴力は高まり、リアクションも拾いやすくなります。  

これにより、信頼関係が深まり、クロージングのハードルが大きく下がります。


3. 先生ブランドで売れやすくなる


主催者=講師というポジションは、そのまま「先生ブランド」としての価値を生みます。  

「教える人」という肩書きは信頼や権威を強化し、あなたの商品やサービスへの心理的障壁を下げます。


4. 好ましくない人の参加をコントロールできる


参加条件や審査制を導入すれば、質の低い参加者やセールスハンターを排除できます。  

コミュニティの雰囲気を保ちつつ、真剣度の高い参加者だけを集めることで、一人ひとりに価値提供しやすくなります。



実践ステップ


1. テーマとターゲットを明確にする  

2. 開催場所(会議室、コワーキングスペースなど)と規模を決める  

3. 告知方法を組み合わせる  

   - 既存フォロワーへのメール/SNS  

   - 地域チラシやポスター  

4. コンテンツ設計  

   - アイスブレイクで緊張をほぐす  

   - 本編+ワークショップ形式で双方向性を強化  

5. フォローアップ体制を準備  

   - アンケートと個別面談  

   - 次回コミュニティ案内


陰キャやぼっちだからといって、集客をしなければ、倒産します。自分の特性を変えないで、何とか欲しい売上を得られるといいですよね。


リアルの場でコミュニティやセミナーの主催者になることで、あなた自身の価値を最大化し、売り上げを飛躍的に伸ばしましょう。  

まずは少人数から始めて、徐々に規模を拡大することで、自分のペースに合わせた成長が可能です。


実際、わたくしは、

陰キャ社長限定の、稼ぐための勉強コミュニティを主催して、毎月24日に勉強会を開催しております。