MENクライ @港区 〜「SP油そば」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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港区(浜松町)


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【メニュー】SP油そば
【価格】1300円(特製分400円含む)

[訪問時期] 2022年8月下旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[タレ] 辛味醤油ダレ
[麺] 手打ち極太麺(200g位)
[トッピング] チャーシュー、刻みチャーシュー、メンマ、味玉、ワンタン、ナルト、玉ねぎ、背脂
[その他] 割りスープ付き
[卓上] コショウ、刻みニンニク、(油そば用)ラー油、酢



無性にモッチモチ麺が食べたくなり、ふと頭に浮かんだのがこちら。
開店3分前着で7番手、開店時9名で、滞在中に満席にはならなかった。



オープン直後の初訪時には汁そばオンリーだったが、今回はその後リリースされて名物とされる「油そば」を狙ってみる。
もっともこの5月には、スピンオフした油そば専門店「メイドインヘブン」でいただいたから、そちらとの比較も楽しみだ。
マスク頼みでローストニンニクもと思っていたけど、券売機は×印。




カウンターには背の低いアクリル板、店内イマイチ空調が効いていないが扇風機が全開で、この日は涼しかったから気にならず。



入口ではスタッフが手打ち麺をひと玉ずつ計量し、手もみではなく収納ケースの底で押し潰して伸ばしている。
着席から10分ほどで、味変用の酢とラー油が届く。



ほどなく油そばと割りスープが登場した。




■ SP油そば
一面に敷かれたチャーシューを除けると、超極太幅広がお出まし。
「春よ恋」や「きたほなみ」に「もち姫」をブレンドしているそうで、手打ち、手切りした後に、既述通り圧して平たく伸ばしている。
「もち姫」大活躍、粘り腰満載のニュルデロモッチリ食感と、染み出すような小麦の香り。
これよこれ、これが食べたかった。




麺に絡んだタレは、生醤油系の香りと旨味を前面に出し、ピリ辛微甘なアクセントで食べ手をグイッと引きずり込む。
魚介が入ってる気もするし、仄かにニンニクも香るかな?
ちょいエスニックにも感じる香りとスパイシーな味わいは、「メイドインヘブン」と良く似ている。



トッピングは上記の通り。
SP(スペシャル)仕様で、チャーシュー2~3枚、ワンタン2個、味玉が追加になっている。
チャーシューは岩中豚の吊るし焼きで、薄切りが5枚ほどと、更に1枚分は刻まれている。
しっとり食感に燻製香をのせた旨味が詰まった逸品。




卵黄の粘り気と旨味の濃さがハンパない「マキシマムこい玉子」の味玉。



生姜がほんのり効いたワンタンはもちろん美味しいけど、やはり汁そばの方が似合いそう。



天地返しを繰り返すと、刻みチャーシュー、メンマ、玉ねぎ、背脂あたりが麺に絡んでいく。



ニンニクを遠慮がちにふた匙、ラー油をふた回しして実食開始。
背脂が醤油ダレと合体してブーストする一方で、醤油のパンチを円く治める役割も果たす。
玉ねぎが爽やか。
でもやはり麺の美味しさに尽きるね。
手打ち、手切りと知れば、機械製麺の「メイドインヘブン」より何となく旨い感じがする。
まあ実際にはさほど変わらないのだろうけど。


終盤にお酢の味変を挟み、麺や具をちょい残しした状態でスープ割り。
いりこスープを全投下してラーメン風に。。。なんだけど、タレ味がピリ辛酸っぱく変わっているからなのか、イマイチ良く分からなかった。
「メイドインヘブン」は確かジャスミン茶のスープ割りだったけど、その時も同じような記憶がある。
ラストにもう少し鮮明な結末が待ってると、更に楽しめそうかな。




■ 感想など
やはりベースは「メイドインヘブン」と良く似てますね。
当店が奇をてらわずに麺の美味しさをフィーチャーした正統派なのに対して、「メイドインヘブン」は機械製麺にしてコストを圧縮し、カスタマイズの幅を広げて専門店っぽくブラッシュアップしたイメージ。
どちらもスープ割りがイマイチしっくり来なかったのは、個人的な相性の問題ですかね。
とにかく、純手打ちのモッチモチ極太麺に満足しました。

ご馳走様でした。