建築知識経験がまったくない素人がセルフビルドで”四畳半ハウス”の制作備忘録をブログで紹介しております。
検索ワードで当ブログに辿り着かれた方は、恐らくDIY好きで自身で小屋を建ててみようとされていると思いますが、一つでもアイデアが参考になっていただければ幸いです。
但し、くれぐれも自己責任でお願いいたしますm(__)m
【序章】
【第1章】ブロック基礎
【第2章】樹脂パレット土台敷
【第3章】外壁カバー工法内壁化
【第4章】角パイプ躯体工事
【第5章】片流れ屋根工事①
【第5章】片流れ屋根工事②
【第5章】片流れ屋根工事③
屋根工事では、ルーフィングやケラバ(螻蛄羽)など、聞いたこともないような建築用語を知り、そして施工方法も先人様のDIYブログや動画でかなり勉強しました。
屋根の上ということもあって、長時間の作業は困難だったので、ブログも3回に分けて紹介させていただきました。
【第6章】軽天工事
【第4章】では角パイプを使い躯体工事を行いました。
角パイプのフレームだけでは壁を貼れないので、骨組みを組んでいかなければなりません。
【第5章】でも片流れ屋根の垂木(たるき)に軽天材を使用しましたが、天井・壁は軽天材を使って組んで行きたいと思います。
木造建築では、柱と柱の間に間柱(まばしら)を立て、間柱に垂直に野縁(のぶち)を組んでいきます。
※画像はエヌビーエル㈱さんのHPより引用
私はRC造にこだわりたいので、間柱(まばしら)には木材ではなく、軽天材で骨組みをしたいと思います。
軽天材とは・・・
正式名は、Light Gauge Steel ライト(軽い)ゲージ(規格の)
ツーバイ材に近いサイズである45×65の長方形で、近所のホムセンでは長さ2.5m、2.7m、3m、3.5mとラインナップが揃っていました。
2.5m@493円、2.7m@691円と格安なのが嬉しい!
間柱には2.5mを使用
間柱の役目を果たす「角スタッド」は、「ランナー」というレールにはめ込んで固定します。
ランナーも4m@801円と格安です。
こちらの画像は、約10年ほど前のDIY残りの軽天材廃材です。
雨ざらしにされていました。
切り口は赤錆が発生していますが、表面は亜鉛メッキ加工されているのでまったく錆びていません。
屋外雨ざらしであってもこんな程度のようです。もちろん海岸沿いといった環境が変わると違うのでしょうけど。
日本製鉄さんのHPに塩水噴霧試験(いわゆる塩害)の耐食試験によると、噴霧後約5日で白錆が発生し、半月を過ぎた頃には赤錆、そして約1ケ月で錆びだらけという虐待試験をされていました。参考画像を拝借させていただきます。
ランナーと躯体の角パイプ50角に、電動ドリルで下穴2.5φを同時に貫通させます。
それからドリルねじ4.5φを打ち込みます。
ドリルねじは高価なのであまり使うことがないのですが、子供が通っている中学校のバザーで無料で手に入れたパーツなので、惜しみなく使わせていただきました。
なければ、下穴開け→タップ立て→締め付けという一連の作業をドリルねじは一役でこなしてくれるのがいいですね。
角スタッドをランナーにねじ込むように差し込み仮設置してから軽天ビスで固定します。
やったことはないけど、木材の間柱・野縁の骨組み作業と比較したら本当に簡単な作業でスイスイと進みます。
3尺(910mm)の石膏ボードかケイカル板を貼るので、455mmピッチで軽天材を組んでいます。
下の写真の中央大きく開いた箇所に窓を取り付ける予定なので、まだ軽天ビスで固定せずフリーな状態でおいておきます。
続いて、壁際コンセント設置するために軽天材に配線穴を電動ドリルで開けておきます。
10φの大きめの穴を開けました。
軽天材の名前の由来になった天井下地には、”四畳半ハウス” 9尺(2730mm)正方形なので2.7mの角スタッドで組みました。
上に屋根の野地板が見えています。いかにも天井裏といった感じです。
【第6章】軽天工事で掛かった費用
・ 角スタッド4565×2.5m 15本@493円
・ 角スタッド4565×2.7m 7本@691円
・ ランナー45 4m 6本@801円
※ホムセンの無料貸出高速チップソーでカットしました。
・ 軽天ビス 3.5φ×32 100本入@298円
・ ドリルねじ 4.5φ 在庫使用
合計:17,336円
<使用工具>
・ インパクトドリル
・ 電動ドリル
・ ドリル刃 2.5mm,10mm
・ グラインダー
<作業時間>
約2時間