建築知識経験がまったくない素人がセルフビルドで”四畳半ハウス”の制作備忘録をブログで紹介しております。
検索ワードで当ブログに辿り着かれた方は、恐らくDIY好きで自身で小屋を建ててみようとされていると思いますが、一つでもアイデアが参考になっていただければ幸いです。
但し、くれぐれも自己責任でお願いいたしますm(__)m
【序章】まえがき
【第1章】ブロック基礎
【第2章】樹脂パレット土台敷
【第3章】外壁カバー工法内壁化
【第4章】角パイプ躯体工事
【第5章】片流れ屋根工事①
【第5章】片流れ屋根工事②
心筋梗塞を患い手術入院、それから繁忙期に入り土日も時間がないなどでなかなか作業を怠っておりましたが、スキマ時間を作ってぼちぼち進めております。
【第5章】 片流れ屋根工事③
片流れ屋根工事①②では、
(1)軽天材垂木骨組み
(2)野地板貼り
(3)捨唐草(軒先水切)板金
(4)ルーフィング貼り
の施工を行いました。
屋根工事なので慎重かつ丁寧に、しかも作業中いつ雨が降るかわからないので迅速に施工しないといけないわけですが、ルーフィング貼りを終わらせたら気が抜けてしまいました(;^_^A
小雨程度だったらルーフィングの防水性で大丈夫そうに思います。
(5)ケラバ水切板金
雨桶がついていない妻側の屋根より外に出ている部分をケラバと言います。
初めて聞いた単語だったので調べてわかりました。
ケラバの語源ってなんだろう?
漢字では「螻蛄羽」と書くのだそう。一見、外来語なのかと思いましたが、まさかの「螻蛄(けら)」という昆虫の「羽」で、「ケラバ」となったなんて本職の大工さんも知らない人の方が多いのではないでしょうか?
また雑学が増えましたわ(*^▽^*)
こちらが、ケラバ水切金具
※ 画像は、コメリドットコムより引用
軽天材を垂木にしているので、短辺45mmにぴったりはめ込むだけ。
910mmピッチ軽天ビスで揉みました。
(6)ガルバリウム角波張り
JIS規格におけるガルバリウム鋼板の正式名称は、「55%アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板」と言います。
ガルバリウムの耐久性は、おおよそ30年以上とされており、より錆びにくい環境下であれば40年以上も維持できるとして屋根材使用のトップシェアの素材となっています。
素人セルフビルドで小屋を作ろうとすると、大概はポリカーボネート波板を使用するのがセオリーなのかと思います。
私は、DIYであってもなるべく木材を使用せずRC造(鉄筋コンクリート造)にこだわりたいので、屋根材もガルバリウム鋼板の「波板」ではなく「角波」を使いたいということは、当初から決めていました。
厚み0.25mmはペラペラで、10尺(3030mm)でも軽いです。
さすがに660幅なので、ホムセンの無料1tトラックをお借りしました。
1時間まで無料で貸し出してくれます。1時間越え30分ごとに500円/30分とのことでした。
そして、パッキンビス4φ×19も同時に購入しました。
屋根の端から順番に仮置きをします。
さぁ、問題の雨樋をどう逃がすべきか。
”四畳半ハウス”の最大の難題ともいえます。
雨樋パイプ60φを通す箇所は、金切バサミでカットしました。
本当は60φに丸くカットしたかったのですが、ガルバの山部分をカットするのが非常に難しい(◎_◎;)
60φのホールソーを買ってこようかとも思いましたが、折角買っても今回使用してからは二度と使わないでしょうから、60角に切ってコーキングするしかしょうがないと判断。
少し不安だったので、水道パイプ用のシーリングプレートという部品@327円も買ってみました。
まずは、屋外用変成シリコーンシーラントを雨樋パイプ周りにた塗りました。
念には念を入れてコーキング処理しました。
見た目は悪いけど、止水してくれることでしょう。
それではガルバ屋根材を本留めしていきます。
パッキンビスの耐久性が気になりますが、DIYでは一般的に使用されているようなので大丈夫かな。
ゴムが少し潰れるくらいのトルクで揉んでいきます。
ゴムの材質は、EPDMというらしくエチレンプロピレンジエンゴムの略称なのだそう。
耐油性はないようですけど、水道パッキンにも採用されているゴムなので屋外耐久性は高いようです。
インパクトドリルを使い、455mmピッチでサクサクと作業完了です。
【第5章】片流れ屋根工事③で掛かった費用
・ ケラバ水切 6尺 2枚@1080円
・ ガムガリウム角波 0.25厚655×10尺 3枚@2480円
・ パッキンビス4φ×19 50個入@1035円
・ 変成シリコーンシーリング材333ml 635円
・ 水道シーリングプレート 327円
小計:11,597円
<使用工具>
・ インパクトドリル
・ 金切ハサミ
・ ヘラ
<作業時間>
約3時間半