image

 

 

日曜大工で作り始めた「四畳半ハウス」、まだまだ基礎段階で「ハウス」という構造には至っていませんが、工期も決めていないのでのんびりスキマ時間で制作しています。

 

建築知識もなく素人セルフビルドですので、検索ワードで辿り着かれた方がいらっしゃいましたらあくまで自己責任であることをご了承ください。

 

 

【序章】まえがき

 

【第1章】ブロック基礎

 

【第2章】樹脂パレット土台

 

 

 

 

 

【第3章】外壁カバー工法内壁化

 

外壁カバー工法とは建築用語で、既存の外壁を解体せずその上から金属、又は窯業サイディングを重ね貼りする工法です。

一般的には外装リフォームの際に元の外壁を取り外すことなく上から新しい外壁を取り付けることで、廃材が出ない・工期が早いというメリットがあります。

 

 

 

制作中の四畳半ハウス(水色部分)に隣接している和室ダイニングキッチンは、本来は外壁であるので、内壁化しないといけません。

 

 

制作前の散らかり放題の樹脂パレットデッキの正面がダイニングキッチンで、左の格子窓が和室となっています。

 

 

 

(1)胴縁打ち

内壁下材にする石膏ボードやケイカル板を貼る前に内壁下地材(野縁)を取り付けないといけません。

先ほど記載したように、元々外壁としていた壁を内壁化するので、そのままボードを貼っても良いように思いますが、壁と外壁の間に通気層を設けて湿度保つため胴縁打ちをすることにします。電気配線もしなければなりません。

 

外壁とコンクリ基礎の間に、土台水切りがあります。

この土台水切りの奥行きを計測すると15mmありました。この数値を参考にホムセンに資材探しに向かいます。

image

 

 

 

 

 

国産杉材t13×90×2000というのが束売で5本 1,518円で売られていました。

1本あたり303円、これは安い!

厚みも13mmだから既存の土台水切りに収まります。

 

 

 

 

 

長さ2000mmだと縦胴縁にするには高さが足りないので、なみ釘というものを一緒に買ってきました。

 

 

 

 

 

木材と木材のつなぎ目にハンマー打ちするだけ。

裏表2本ずつ打ち込みました。

 

 

 

 

 

縦胴縁のピッチは500mm以下と建築法で定められているようですが、限られたスペースで動線上に屋外コンセントもあるので、不格好なピッチになってしまいましたが外壁に貼りました。

ドリル下穴2.5mmφで空けて、3.8φ×38mm木工ビスで揉みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

(2)ケイカル板貼り

ケイカル板とは、「珪酸(けいさん)カルシウム板」の略称で、不燃性物質ボードです。

一般的に湿度が低い部屋の内装には石膏ボードを貼りますが、キッチンや浴室の内装材にはケイカル板が用いられるそうです。

大きくて非常に安価な内壁材である石膏ボードを購入しようか迷ったのですが、よく走行している国道23号線沿い三重県三重郡川越町にあるチヨダウーテさんの製品を使ってみたいという一心でケイカル板を購入しました。

 

 

 

石膏ボードはケイカル板の半額で安いんですけどね。

 

 

 

 

 

とりあえずダイニングのガラス戸とキッチン勝手口の間に3×6ケイカル板を16mmのステン細釘を150mmピッチで打ちつけました。

 

 

 

 

 

 

 

 

同時に既存の屋外用コンセントを屋内用コンセントに取り換えます。

※電気工事は、電気工事士2種以上の資格が必要です。

 

 

別の場所にもコンセントを設置する予定なので、既存の土台水切りに沿わせて配線を延ばしておきます。

 

 

 

 

 

続いて和室側にも同じように、縦胴縁⇒ケイカル板を取り付けます。

ケイカル板は石膏ボード同様にカッターナイフで簡単に切れます。

カッター刃を数回なぞってポキッって折る感じです。

 

 

 

 

 

ちょっと遊び心を出したくて、廃材のコンパネを使って小さな棚を作っていきます。

 

 

 

 

写真を撮っていないのですが、壁下地の縦胴縁に先にビス止めして、和室アルミサッシ窓の空いた穴からさらにビス止めしています。

角は90φのスプレー缶を当てて45Rくらいにジグソー切断⇒サンドペーパー研磨で丸みをつけました。そして、次男坊の勉強部屋ロフトベッドを制作した時に余っていた木材保護塗料ピニー色を5回ほど重ね塗りして表面を軽くサンドペーパー掛けしました。

 

これから作業を進めていく上で、工具やビスなどの一時置き場で重宝するかと思っています。

 

 

 

 

 

屋内部屋の照明および屋外照明をダブルスイッチで配線しようと思います。

埋込ダブルスイッチWTP50012WPが、商品入れ替え格安398円で売っていた際に買っておいたものです。

汎用ケーブル1.25sqしかなかったので、2.0sq変換の棒形圧着端子でリード線を作成しました。

 

 

 

 

 

上が屋内照明用、下が屋外照明用。

ケイカル板の切り込みをミスってしまい大きく開けすぎました(◎_◎;)

上からカバーすると見えなくなるからいいんですけどね。

 

 

 

 

 

一旦これにて、外壁カバー工法内壁化はここまで進めておくことにしました。

上は屋根の高さが確定すれば、正確なサイズが決めれるので続きはまた後半の作業で行うことにします。

 

 

 

 

【第?章】外壁カバー工法内壁化で掛かった費用

・ ケイカル板 @877×4枚

・ 胴縁用杉板t13×90×2000 @1,518×2束(10本)

・ 赤松t15×90×2985 @968

・ 赤松t16×40×2985 @415

・ 埋込ダブルコンセント1302MWP @358×2個

・ 埋込ダブルスイッチWTP50012WP @398(特売)×1個

・ 汎用ケーブル1.25sq 在庫品

・ 棒形圧着端子 @110

・ ステン細釘16mm @110×1袋

・ なみ釘9×4 @168×1袋

・ 木工ビス3.8φ×38mm 在庫品

 

小計: 9,071円

 

 

●使用工具●

・ インパクトドリル

・ 電動ドリル

・ ハンマー

・ 丸鋸

・ 手鋸

・ ジグソー

・ 水平器

・ L型スケール

・ +-ドライバー

・ マスキングテープ

・ 養生テープ

 

作業時間:約9時間