【序章】まえがき

 

【第1章】ブロック基礎

 

 

 

 

前回の工程では、外周基礎をコンクリブロック+鉄筋を使い、地層に固定をしました。

四畳半ハウスというミニマムサイズの建造物なので、主要箇所のみブロック基礎を行いました。

 

 

 

 

【第2章】 樹脂パレット土台敷

 

土台敷とは、コンクリート基礎の上に土台(柱を支える構造材)、大引き根太(床を支える材料)を施工する工事です。

 

※画像は、Wikipediaより引用

 

 

 

在来木造住宅では、防腐処理、防蟻処理をされた木材を使い、大引き・根太(ねだ)の構造材を「田」の字に組んでいきます。

 

一般的に住宅の構成は上から、床材・構造用合板・根太・大引き・コンクリート基礎となっています。

 

 

四畳半ハウスであれば、根太工法で「田」の字に組んでいくのもそんなに大変ではなさそうですが、私はあまり木材を信用していないのと自宅にあるものでなるべくコストを掛けずにDIYを楽しむというのがモットーなので、自己流通称床樹脂パレット組み工法で施工していこうと思っています。

ブログタイトルにも『セルフビルドRC造』としていますので、なるべく木材は使いません。

 

 

 

 

今回の『四畳半ハウスを建てる』序章に書きましたが、初代ウッドデッキが腐り落ちて前職の会社で産廃になっていた樹脂パレットを活用しようと思います。現行の樹脂パレットデッキに使用しているのを再利用というわけです。

 

 

樹脂パレットの素材は、軽量物を積載するPE(ポリエチレン)軽量パレット、重量物を積載するPP(ポリプロピレン)重量パレットが素材としては一般的ですが、私が所持しているのが耐荷重1tの重量パレットとなります。俗にいう「重パレ(おもパレ)」ってやつです。

 

 

 

 

軽量PE樹脂パレは、骨組みが軽量化の為か骨抜きになっていて積載耐荷重500kg以下が大半なのですが、重量PP樹脂パレは極限まで表面がフラットになっており積載する上部の平面レベルが高いのが特徴です。

 

 

 

 

(1)高さ水平調整

床の構造用合板を張るために樹脂パレの水平レベルを調整します。

端材で在庫している12mmや9mm合板、軽天材、ミスミのアルミフレームなどを積み木のように組み合わして四隅の水平レベルの数値を調べます。

 

 

 

 

 

ここで登場するのが、フクビ化学さんのプラ木(もく)レン

床用支持脚として床張りには欠かせない建築資材です。

耐荷重 671kgf/本と見た目と違いかなり強靭な構造となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

ボルト&ナットのジャッキ式で上げ下げして高低差を調整できるので、前もって調べておいた数値をノギスを使いプラ木レンで高さ調整します。

 

 

 

 

(2)下部樹脂パレットペグ打ち、上下ロングビス固定

1100×1100の大きな樹脂パレットではありますが、全く固定しないでおくのも気持ちたよりないので、以前キャンプ用のテントで使用して残していた8φ×250のペグを二枚重ねの下部樹脂パレットに下穴を空けて打ち込んでおきます。

 

 

 

 

 

ペグは8本しかなかったので、4セットに対して2本づつしか打てませんでしたが、まぁ大丈夫じゃないでしょうか。念のために足で蹴ったりしてみましたがビクともしませんでした。

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上段の樹脂パレットは、プラ木レンに乗っかているだけでは滑ってしまいますので、75mmのロングビスを締め付けて固定。各辺ごとに2本づつロングビスを打ちました。

これで上下の樹脂パレットすべて固定されました。

 

 

 

 

樹脂パレットを大引き、根太の代用にするようなふざけた方はいらっしゃらないとは思いますが、あくまで自己流ですので万が一参考にされる方は自己責任でお願いします。

 

それに樹脂パレットを購入するよりも、防腐木材で大引き根太を制作した方が安いですしね!

 

 

 

【第3章】樹脂パレット土台敷で掛かった費用

・ プラ木レン0A型 @261×4個

・ プラ木レン1A型 @261×8個

・ 樹脂パレット 譲渡品×8枚

・ テント用ペグ 在庫品

・ ロングビス75mm 在庫品

 

小計:3,132円