昨年結婚20周年を迎え、今年は長男坊大学3年次男坊大学1年三男坊高校2年と誰も受験学年ではないので「いつ行くか?今でしょ!」ということでカレンダー通りの土日を使い夫婦水入らずプチ旅行を決行した。

 

 

前回ブログ 【前編】

新門司港FT~小倉駅~門司港駅~関門トンネル人道~門司港レトロ観光列車

 

 

 

 

『タッチKyushu 北九州周遊パス』をフル活用した北九州の旅

※ 画像は、タッチKyushu北九州周遊パスHPより引用。

 

 

事前予約、当日クレジットタッチ決済でJR門司港駅~八幡駅間乗り放題13ヶ所の対象観光施設入り放題1日2,000円ぽっきりとかなりお得で大活躍してくれた。

 

 

 

 

北九州の旅 【中編】

 

 

関門トンネル人道を往復し、関門海峡めかり駅より門司港レトロ観光列車に乗って九州鉄道記念館駅(門司港駅前)に戻ってきた。

 

 

”旧・鉄道の玄関口”

  門司港駅(旧二代目門司駅)

 

 

 

午前中降水確率90~100%、午後より回復という天気予報通り、ようやく傘がいらない程度の霧雨となり、北九州の旅では外せない『門司港レトロ散策』始動開始。

雨が降り続いていたらどうなっていたことやら(;゚Д゚)

 

 

”旧・海の玄関口”

  門司港

北九州市門司区西海岸1-4-1

 

 

 

1889年(明治22年)横浜・神戸と並ぶ日本三大貿易港として国の特別輸出港に指定されたことをきっかけに栄えた門司港

1901年(明治34年)には、下関駅 - 門司港駅間を海峡によって隔絶され鉄道軌道を鉄道車両ごと鉄道連絡船(車両渡船/train ferry)に積載し運搬するという現代では考えられない航送が行われていたのも門司港であった。

 

関門鉄道トンネル1942年(昭和17年)に下り線、1944年(昭和19年)に上り線開通により、鉄道連絡船は役目を終え、そして、1958年(昭和33年)国道2号関門トンネル開通により陸送輸送中心のモータリゼーション推進化されることとなる。

 

 

【参考写真】

青函連絡船十和田丸よりDE10形ディーゼル機関車に連結される貨物台車。

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※ 画像は、Wikipedia「鉄道連絡船」より引用。

 

 

 

関門航路や関門鉄道トンネル、関門トンネル国道/人道、関門橋(関門自動車道)など本州/九州を結ぶ交通インフラの歴史について同行している妻に説明しながら散策したのだが、女性はこのような交通史にあまり興味がないと思うのは偏見で、妻は興味津々で聞き入ってくれるので私と気が合うのだろう(笑)

 

 

 

 ブルーウィングもじ(跳ね橋)

日本唯一の歩行者専用の青い跳ね橋 全長108m

 

 

 

堅苦しい話だけではあんまりなので、恋人の聖地モニュメントでツーショット撮影。

 

 

閉じた橋を最初に渡ったカップルは一生結ばれるといわれ、1日6回跳ね上がるのだがいつ雨が降り出すかわからないので足早にさっさと渡った。

 

 

 

 旧 門司税関

先述した日本三大貿易港であった門司港の税関庁舎として使用されていたのが、1912年(明治45年)建設された2階建煉瓦造りの旧門司税関

 

 

 

 大連友好記念館

旧門司税関の向かいに建つのが、1995年(平成7年)竣工された大連友好記念館

旧満州(現遼寧省大連市)に旧ロシア帝国が1902年(明治35年)建築した東清鉄道汽船会社事務所をそのまま複製した建造デザインとなっていて北九州市と大連市の友好都市15周年を記念して建設された。

 

 

 

 門司港レトロ展望室

大連友好記念館の後ろにそびえ立つのは、高層マンション『レトロハイマート』高さ103m。

大阪通天閣が108m(避雷針含む)なのでほぼ同じ高さである。

 

 

31階に関門海峡や対岸の下関市を一望できる「門司港レトロ展望室」があり、入場料 大人600円、小中学生300円だが、『タッチKyushu 北九州周遊パス』のおかげで入り放題

 

 

直通エレベーターで一気に地上103mまで上ると気圧変化でつばを飲んで耳抜きした。

 

 

 

一面ガラス張りからまずはブログ【前編】で訪れた関門橋が架かる和布刈地区、対岸に下関壇ノ浦が望める。

 

 

 

正面には、1895年(明治28年)日清戦争終結の下関条約が結ばれた春帆楼(しゅんぱんろう)日清講和記念館や朱色の赤間神宮が見える。

 

 

 

南西方向、右奥に巌流島、中央手前に関門海峡ミュージアム

 

 

 

眼下に、JR九州鉄道起点0哩標識がある門司港駅、左斜めに国鉄時代初代門司駅に繋がっていた線路が窺える。現在は九州鉄道記念館内に通じている。

 

 

 

右往左往しながら見下ろす景色を何度も見直していると、フルーウイングもじに人が集まっていくのを発見した。

 

 

 

しばらく注視していると、水面に対し60度の角度まで跳ね上がった光景を拝むことができた!

私個人では3回目の再訪であるが、跳ね上がる姿を見たのは初めてだったので声を出して歓喜してしまった!ちと恥ずかしい(≧▽≦)

 

 

 

「恋人の聖地」にあやかってかは知らないが、刻印ができるハートの南京錠。

 

 

 

 

『タッチKyushu 北九州周遊パス』のおかげで「門司港レトロ展望室」を堪能できた。

4月上旬だったので桜も満開。天気だけが残念だ( ノД`)…

 

 

 

人工の入り江に関門海峡周遊船SANTA号停泊中。

「門司港レトロクルーズ」と題して、約20分のミニクルーズを運行している。

料金 大人 1,000円、子供 500円

 

 

 

 旧門司三井倶楽部

三井物産の社交倶楽部として造られた国指定重要文化財に指定されている洋館

 

 

 

接続するサービス用の和風付属屋

 

 

1921年(大正10年)竣工、門司区谷町の跡地(現マンション)に建てられ、昭和24~62年までは旧国鉄の所有、1990年(平成2年)現在地に移設復元された貴重な建造物である。

 

 

 

1階 ホール(見学無料)

 

 

 

1階 応接間(見学無料)

 

 

 

1階の見学は無料、2階は有料 大人150円、小中学生70円なのだが、『タッチKyushu 北九州周遊パス』のおかげで入り放題

 

 

それでは2階有料エリア「アインシュタインメモリアルルーム」を見学。

 

 

 

現代物理学の基礎を成す相対性理論を唱えた天才・アインシュタイン博士が43日間日本縦断した講演会で旧三井倶楽部(現門司区谷町)に宿泊したのは、1922年(大正11年)冬 5日間滞在、こちらのリビングでくつろがれた。

 

 

 

毛筆でサインした貴重な「直筆の扁額」

群馬県の個人宅に保管されていたが、所有者から北九州市が寄託を受け展示されている。

 

 

 

アインシュタイン夫妻が宿泊した当時の寝室、「できることならここに永住したい」と言っていたという。

 

 

 

現代とさほど変わらない大正時代のトイレ。当時としては画期的だったのではないだろうか?

恐らく地元北九州発祥のTOTO製だと思われる。

 

 

 

閲覧自由のアルバムには、世界の喜劇王と称されるチャーリー・チャップリンアインシュタイン博士の生写真。

 

 

チャップリンといえば、ちょび髭でコミカルな動きをされる喜劇俳優だとばかり思いこんでいたのだが、素顔?は超イケメンで驚いた。失礼ながらア博士の方が喜劇王に見えてしまった(笑)

ア博士といえば、「あっかんべー」舌出し写真があまりにも有名だが、もしかするとチャップリンより伝授された愛嬌表現だったのかもしれない。

あくまで個人的な想像ではあるが、点と点がつながった確信に似たものを感じざるをえない。

 

 

 

2階の一部は下関市出身の作家『放浪記』林芙美子先生の資料室たが、撮影禁止だった。

尾道女学校時代、シベリア横断鉄道でパリ一人旅など、独自の世界や美学を持つ孤高のバリキャリといった印象を受けた。

 

林芙美子先生 16歳

女学校2年、1919年

※ 画像は、Wiki「林芙美子」より引用。

 

 

 

門司港レトロエリアでは、今回訪問した門司港レトロ展望台、旧三井倶楽部以外に、関門海峡ミュージアムと旧大阪商船も『タッチKyushu 北九州周遊パス』入り放題となっているのだが今回は残念ながら時間都合で見送った。

 

 

 

妻は少々歩き疲れたようなので先に門司港駅付近で時間を潰してもらって、私は趣味活のためもう少し観光することに。

 

 

門司港レトロライン・九州鉄道記念館駅横に建つ北九州銀行門司支店は、1891年(明治24年)竣工、初代門司駅駅舎跡で、のちに1934年(昭和9年)竣工横浜正金銀行門司支店

2011年(平成23年)より北九州銀行が引き継いだ有形文化財。

 

 

国道3号沿いを少し高台に上がったところに九州鉄道記念館がある。

 

 

 

仕事のスキマ時間で訪れた2022年10月14日 鉄道の日に訪れた

九州鉄道記念館【見学記】は、コチラ↓

 

 

 

入口付近に九州地区で活躍した往年の名車が並ぶ。

左より485系特急電車、ED76電気機関車、EF30形電気機関車

 

 

 

初代門司駅にあった旧0哩標と復元された右書きの駅標が大正浪漫を感じさせてくれた。

 

 

ここ九州鉄道記念館から門司港駅までは直線距離だと100m少々なのだが、グルっと遠回りしないと駅には戻れない。

旧三井倶楽部を観光した後、妻とは別行動で一人で来たので門司港駅までの500mをジョギングで戻ることにした。

 

 

 

前日より降り続いた大雨、暴風もようやく落ち着き噴水広場では小さな子供が楽しそうにはしゃいでいた。真夏だと最高だろうな。


 

 

 

日本の領土であった台湾で生産されたバナナは、地理的に近い門司港で水揚げされまだ青い状態で叩き売りされていた場所。

「叩き売り」という言語が生まれた場所とも言われ、現代の市場の競りに繋がったとされているのだそうだ。

 

 

 

JR鹿児島本線門司港駅より次の目的地・八幡駅に向かうことにする。

『タッチKyushu 北九州周遊パス』で乗り放題♪

その前に小倉駅で昼食を摂ろうかな。

 

 

 

次回、

【後編】

に続く。