建築知識経験がまったくない素人がセルフビルドで”四畳半ハウス”の制作備忘録をブログで紹介しております。
検索ワードで当ブログに辿り着かれた方は、恐らくDIY好きで自身で小屋を建ててみようとされていると思いますが、一つでもアイデアが参考になっていただければ幸いです。
但し、くれぐれも自己責任でお願いいたしますm(__)m
【序章】まえがき
【第1章】ブロック基礎
【第2章】樹脂パレット土台敷
【第3章】外壁カバー工法内壁化
【第4章】角パイプ躯体工事
【第5章】片流れ屋根工事①
心筋梗塞を患い手術入院、それから繁忙期に入り土日も時間がないなどでなかなか作業を怠っておりましたが、スキマ時間を作ってぼちぼち進めております。
【第5章】 片流れ屋根工事②
前回、片流れ屋根工事①では、
(1)軽天材垂木骨組み
(2)野地板貼り
といった基礎部分を制作しました。
いよいよ屋根工事の仕上げ工程に入っていきます。
(3)捨唐草(軒先水切)板金
野地板を貼ったら次はルーフィング貼りとなるのですが、一部だけ先に水切と呼ばれる役物を取り付ける必要があります。
建物外部の突き出した箇所で雨水が下端に回り込まないようにする部材である捨唐草(すてからくさ)を取付けます。
※ 捨唐草はルーフィングの下に取付します。
※ 画像は、コメリドットコムより引用。
唐草模様と言えば、渦巻き柄の風呂敷を連想してしまいますが、建築用語の軒先唐草も同様に渦巻き柄の瓦を軒先に使用していたことより由来しています。
日本特有の文化である「唐草瓦」を現在まで続いていて「唐草」と呼ぶのだそう。
※ 画像は、Wikipedia『唐草模様』より引用。
屋根からの雨水を雨樋に流すことが主な役割である軒先唐草は、下地に使用している野地板や垂木に雨水を回させないという役目を担っているわけです。
屋根に上らず、脚立に立って施工完了。
910mmピッチで軽天ビスで揉みました。
(4)ルーフィング貼り
ルーフィングとは、下地木材(野地板)の上に直接張りつける防水機能をもったシートのことです。
屋根材の間から侵入してくる雨水を、下地に染み込まないように守る役割を果たしています。
このルーフィングは、巻き取りシートでホムセンでも販売されていますが、幅1m×約20m前後と結構なm数での取り扱いなので、”四畳半ハウス”の屋根程度だと、1巻購入しても使い切りそうにありません。
ホムセンでも、5,000円未満で販売されていましたが、重いので送料無料のネット販売の方がいいのかもしれませんね。
そこで今回はジモティーでルーフィングを出品されていないか検索したところ、大阪市内で屋根工事業者が残していった端巻を引取限定で無料出品されているのを発見しました。
なんて良いタイミングで出品されているものです(≧▽≦)
仕事の合間に立ち寄り引き取ってきました。
そのまま軽トラの荷台で必要なサイズにカットしました。ルーフィングはカッターナイフで簡単にカットできます。
プロの方だと屋根の上に持ち上げて施工されるようですが、端巻とはいえ15kgくらいあるので先にカットしておかないと持ち上げることすら困難です。
カットしたルーフィングを屋根に持ち上げ、端から端へ転がしてタッカーで打つだけ。
先に適正サイズにカットしてあるのでラクに作業できます。
タッカーの適正ピッチはよくわかりませんが、30cm間隔くらいにしました。
水下から順番に貼っていきます。
ラインが引かれてあるので詳しい寸法は測っていませんが、そのラインに沿って重ね貼りしました。
作業レベルとしては簡単だけど、ハシゴの上り下りで高所の作業は何かと疲れます。。。
それにルーフィングを貼ってしまえば、小雨程度であれば野地板も保護できるでしょうし、短時間だったけど今日の作業はこれにて終了とします。
次回、片流れ屋根工事③に続く。。。
【第5章】片流れ屋根工事②で掛かった費用
・ 捨唐草 6尺 2枚@698円
・ ルーフィング ジモティーにて無償入手
・ 軽天ビス 在庫使用
小計:1,396円
<使用工具>
・ インパクトドリル
・ タッカー
<作業時間>
約1時間半