人は不快を感じても我慢しがちです.
それは,「自分さえ我慢すれば」
周りの人を傷つけることはない
周りの人を困らせることはない
周りの人を悲しませることはない
と一見,周りの人に気を遣って起こす行動です.
でも,本当は
自分が仲間外れにされたくない
自分が嫌われたくない
自分がこれ以上つらい思いをしたくない
自分が悲しい思いをしたくない
のように,自分に対する防衛反応なのです.
本当に嫌われたら,本当にもっとつらい思いをしたら,本当に悲しい思いをしたら…
それが,とても怖いんです.
だから,自分を守るために,「周りの人を~」というニセの言い訳を作ってしまう.
そうやって,我慢してその出来事を無かったことに,自分は気にしていないように振る舞います.
しかし,その我慢が自分の本当の思いに蓋をしてしまうのです.
我慢をすればするほど自分の本当の思いが分からなくなり
自分は我慢をする人,我慢しなければいけない人
と,潜在意識に書き込まれ,
我慢しないといけないと感じる出来事ばかりが目の前に現れ続けます.
さらに,それは
「我慢をしていれば自分は人に嫌われなくて済む」
などといったマイナスの動機を,無意識に自分のメリットと信じてしまうことで,我慢という行動を選択させているのです.
今は「我慢」を例にとりましたが
どんな不快でも「からくり」はすべて同じです.
自分の潜在意識に刷り込まれていて,かつ,その行動を続けるメリットを自分が持っているのです.
UMIのカウンセリングは傾聴型のカウンセリングではありません.
クライアント様が不快に思った出来事に対して
こちらが色々な角度から質問を投げかけます.
それは,クライアント様自身に本当の思いに気付いてもらい,
感情を解放させ,
さらに,他にも行動の選択肢があったということ,自分が我慢をしなくてもよかったということを腑に落としていただくためです.
自分で気付くことによって思い込みや勘違いが解消されていきます.
自分の本当の思いに光を当ててあげること
そうすることで,自分の意識が現実を作っていることが分かります.
なぜなら,出来事って人によって捉え方は違うのですから.
自分の持っている観念(ブロック・思い込み)が,その出来事を自分にとって「自分が思いたいように」感じさせているのです.
カウンセリングを受けて下さったSY様.
自分の本当の思いをどうしても見たくないようで,話が核心に迫るとすぐに話を逸らそうとしてしまいます.
特に,2回目のカウンセリングでは,明らか不快を感じていらっしゃいました.
それは,ブロックが刺激されているということなのですが…
「まだ,自分の本当の思いを見るタイミングではないのかな?」
そう思っての3回目のカウンセリングで,ようやく絡まっていた糸がすぅ~っとほどけていきました.
SY様,感想の掲載を快諾して下さり,ありがとうございます.
●カウンセリング前はどのような状態で,
私自身,自分になかなか自信が持てず,自己肯定感も低く
そしてひとさまと比べてはがくっと落ち込む…
という繰り返しをしてきました.
また,息子がしばらくの不登校ののち、現在は五月雨登校をしておりますが,
そうやって懸命に頑張っている息子に対して私たち親が
どのような在り方でいることが一番,彼の心が力を蓄え,
前を向いて進めるかを知りたかった状況でした.
●このカウンセリングを受けてどのように変わりましたか?
2回目までは大きな変化を感じた,という感覚はなかったのですが,
3度目のセッションの半ばあたりから,
まささんからの重なる,丁寧な掘り下げの質問によって,
ある出来事によって,少女時代からずっと抱いていた
心の傷についての認識が大きく変わり,
その実態がとてもシンプルであったことに自らで気づけたことをきっかけに,
私の心に渦巻いていた他の事柄も,
同じようにシンプルに捉えられるようになりました.
これは,本当に大きかった!
自分の思考から、どこか余分なものがそぎ落とされたような,
そんな感覚です.
SY様は小学生の時,ある日突然いじめにあいました.
いじめのメンバーの中に,自分の親友だと思っていた2人の友達も入
っていたことが大きな心の傷となり
それをきっかでに,自分のカラーを出してはいけないという思い込みが強くなっていきました.
その時の気持ちを解放していくと,憎いと思っていた2人の友達それぞれへの思いは異なっていて,
1人には憎しみと軽蔑でしたが,もう1人への思いは寂しさと大きな悲しみでした.
そして,その出来事をさらに掘り下げていくと,
この出来事がどのような意識から作り出されていったのかが分かり,
他の事柄も同じようにとらえることができるように変化しました.
●まさの印象を教えてください
一度,実際にお目にかかったことがあったので,
お顔の見えないzoomでのセッションにも
全く不安はありませんでしたが,
お話なさるトーンや速度は特に,こういった,心を丁寧に扱うセッションに向いていらっしゃる,と感じました.
そして,ご自身が研鑽を積んでこられたUMIという学びに,とても誇りと自信を持っていらっしゃるようにも感じました.
●カウンセリングを迷われている方にメッセージをお願いします.
まささんご自身が,もっとも身近なご家族のこと,
お子さんのことでも様々なご経験を持っていらっしゃること,
そして何より,ご自身が学ばれたカウンセリングの手法に
とても誇りを持っていらっしゃると感じ,
話をする立場としてはとても心強く,
様々な想いを吐露することができました.
まささんはれっきとした(!)男性でいらっしゃいますが,
良い意味でそのことをあまり感じさせない
柔らかさをお持ちですので,
性別を問わず,安心してカウンセリングを受けられると思います.
●全体的なご感想など,ご自由にどうぞ
まささんからはたくさんの質問を投げかけられ,
セッション中に辛くなり,少しだけ,逃げたくなってしまうことも正直ありました.
そうです.どこかで気づいていながらも,
見ることが怖く,確かめることが怖く,
曖昧にしておくことで、
”ちょっと歪んだ(?)安心”
をしていたようなところに向き合わざるを得なくなって,
でもそのことによって,ものごとをシンプルに捉えることの清々しさ、を感じることができ,
その上,こちらはまだ、鍛錬(?)が必要ではありますが,
”自分、結構頑張ってるじゃん!”
と思えたことと、小さくとも自分に”○”を付けることが出来るようになったことが、大きな収穫でした.
清々しくて前を向ける,たとえ小さくとも
”光”を感じる、
「後味の良い」
映画を観た後のような感覚です。
とても心地よいのです…!
そうです.
どんな自分も○なのです.
否定する必要など全くありません.
自分のカラーを出して良いのです.
SY様が自分に○をつけていくことで,その意識が息子さんに伝わります.
その結果,息子さん自身も自分に○をつけて,自分で行動を選択できるようになります.
これからもっともっと軽くなっていくSY様が楽しみです.
SY様,ありがとうございました.
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