私が無意識に向かった場所は? | 家族に笑顔が戻る最短距離~『不登校のち笑顔』

家族に笑顔が戻る最短距離~『不登校のち笑顔』

不登校のお子さんが動き出すために必要なことは,「子供に選択させて,結果を経験させてあげる」こと.
親御さんが意識と行動を変えるだけで,お子さんはどんどん変わり,現実がガラッと変わります.

親子揃って【小さな一歩を重ねたら】,必ず家族に笑顔が戻ります.

 

自分の心の奥底の思いを置いてきぼりにしてしまうと,どうしても思考が優位になりがちです.

 

 

 

あの人が○○と言ったのは,私のためを思ってだから…

 

 

あの時,母がかわいそうだったから私はこうした…

 

 

私があの場所に行かなかったのは,過去を思い出したくなかったから…

 

 

 

 

 

本当はどうしたかったの?

 

 

 

 

 

あの人に○○と言われたとき,反論したかったんじゃないの?

 

 

母のためと言いつつ,本当はそれをしたくなかったんじゃないの?

 

 

本当はあの場所に行って、楽しかったことも思い出したいんじゃないの?

 

 

 

 

 

 

 

自分の気持ちを蔑ろにし続けると,自分の本当の気持ちがどんどん奥に追いやられて,本当の気持ちに気付きづらくなります.

 

 

 

 

 

 

 

 

カウンセリングをしていると

 

 

 

こんなことを思ったら子供を傷つけるからそれはできない

 

 

 

そのように考えて,自分の本当の気持ちを感じることをストップしてしまう方が多いと感じます.

 

 

 

 

確かに,親だったら子供を傷つけたくありません.

 

 

 

 

でも,本当にそれを思ったら子供は傷つくのでしょうか?

 

 

自分が心の中で思う事すら禁止してしまったら,

 

 

自分の気持ちをわかってあげるのは誰なのでしょうか?

 

 

自分の気持ちを大切にしない親を見て,子供は自分の気持ちを大切にしようと思うでしょうか?

 

 

 

 

 

 

心の中で何を思っても,それは自由

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月の初め頃,家で仕事をしていたとき,頭の中を整理したくて散歩に出ました.

 

 

 

 

考え事をしながら,何となく歩いて…

 

 

 

 

本当に無意識でした.

 

 

 

 

私が辿り着いたのは近所の公園.

 

 

娘にせがまれて来ることはあっても,自分からは絶対に行きたくない公園です.

 

 

私が,行くことを自分にストップかけていた公園.

 

 

息子が毎週のように通って自主練をしていた公園.

 

 

息子との楽しかった思い出,ケンカした思い出,一緒に頑張った思い出

 

 

あの頃の私と息子のすべてが詰まった公園.

 

 

 

来ると辛くなるのが分かっているから,絶対に来たくない場所.

 

 

 

 

その公園の前に立っていました.

 

 

 

 


小さな子供とお母さんがいるだけ

 

 

 

 

 

 

 

その公園のベンチに座って,周りを見渡すと

 

 

走馬灯のようにたくさんの思い出が流れてきて

 

 

自然と涙が出てきました.

 

 

 

以下は,ベンチに座りながら,感情を感じ切るままにスマホにメモしたものです.

 

 

 

 

 

思い出すと苦しくなるから

 

思い出さないようにストップかけていたけど、

 

そうではなくて、思い出させてあげないから感情にフタをしたまま.

 

 

 

 

一緒に公園に行くのが楽しみだった.

 

 

 
ある日突然公園に行かれなくなったんだもん.
 
 
前触れなく、公園で練習しなくなったんだもん.
 
 
こっちは心の準備できてないし.
 
 
君がサッカー辞めるなんて思ってなかったから.
 
 
だから、パパの心はずっと公園に置き去りのままだったんだね.
 
 
パパの心は一人で,キミが公園に現れるのを待って待って…
 
 
 
 
たくさん思い出があるよ.
 
 
リフティングが全然できなくて、パパに怒られながら2時間も3時間もやらされたよね.
 
初めてリフティングが50回できた時、キミは褒めて貰えると思ってたよね.
 
でも、それまでがあまりに酷かったから、素直に褒めてあげられなかった.
 
コーンドリブル、狭いスペースでのドリブル、1対1、トラップキック、フリーキック、ちょんちょんウォーキング…
 
 
 
たくさんやったよね.
 
 
 
キミの言い訳にうんざりして、パパは何度も怒って、君を置いて帰ったこともあるよね.
 
 
キミが自主練しないで、ちびっ子達とサッカーしてるのを見て説教したこともあったよね.
 
 
何かにつけて「そんなだったらスクール辞めろ」って何度も言われたよね.
 
 
 
 
でも、やっぱり君と一緒の時間は幸せだったよ.
 
 
 
やっぱりサッカーやってる姿を見たいよね。キラキラしてたあの頃に戻って欲しい.
 
 
 
 
あの時のパパに言ってあげたい.
 
 
そんなに心配しなくても,ちゃんと自分で考えて行動できるようになるから、もっと信頼してあげて
 
 
 
 
やっぱりサッカーやってる姿を見たいよね。キラキラしてたあの頃に戻って欲しい.
 
 
これが私の本当の思いだったんですよね.
 
 
でも,それを感じたくなかったから,公園に行くことを自分でストップさせていました.
 
 
 
 
 
ベンチに座りながら
 
 
 
楽しかったこと,怒ったこと,悲しかったこと,わかってもらえなくて寂しかったこと,不安だったこと…
 
 
こういう思いをしっかり感じて解放させてあげ,最後に寄り添ってあげると
 
 
やっと自分の思いをわかってもらえた
 
 
そう感じて納得して肩の力が抜けた自分がいました.
 
 
 
 
 
 
 
 
 
■お知らせ UMI マスターコース,カウンセラーコースを修了し,その後数多くのモニターカウンセリングを経験し,このたび卒業が認定され,正式にUMIカウンセラーとして活動する許可をいただきました.

5月25日(土)から6月枠のカウンセリングを募集いたします.
よろしくお願いいたします.
 
 





 

 

過去人気記事&お知らせ

 

 

 

まさ家のこと 
【日常の人気記事&息子の不登校の経緯】

 


 

ご感想