こんにちは、日昔智子です。
いつもありがとうございます。
子どもが不登校になると、
「家を快適にしましょう」
そう言われたり、
本やネットからの情報で、そうなんだ…
じゃあ、家を快適にしよう!
って思って実践してみたり…
私も、「家を快適にする!」を心がけて、
気をつけていた時期がありました。
でも、特に娘に変化はなく、
元気になった様子でもなく、
あまり効果が実感できない時がありました。
不登校になった子どもには、
家を安心で安全な居場所にしてあげることは、
子どもが傷ついた心を癒し、
元気になるためには絶対必要だと思っているので、
考え方としては、間違っていないと思います。
では具体的に、
「家を安心な居場所」
「家を快適にしてあげましょう」
って、どういう事なのか…
私の考えを書いていきますね。
それは、
朝起きる時間や夜寝る時間など、
子どもに任せて、親は口出し、指図しないこと。
お風呂に入る、入らない。
歯磨きする、しない。
食事の回数や内容(インスタントとかレトルトとか)、お菓子しか食べない、とかもです。
生活習慣の全てです。
他にも、
朝は外に出て、太陽の光を浴びた方が良いとか、
散歩したり、運動した方が良いよ、とか。
ゲームはやることをやってから!
勉強する、しないもです。
要は、
親からは用件のある時以外は話しかけずに、
そっとしておく。
放っておいてあげるんです。
でも、子どもから話をしてきたり、相談してきた時は、しっかりと心で聴いてあげる。
「うんうん」と相槌をうって、最後まで聞いてあげる。
言いたいことが頭に思い浮かんでも、一旦置いといて、話が終わってから、
最後に、
「お母さんは、こう思うよ…」
って、思いだけを伝える。
「こうしたら?ああしたら?」
みたいなアドバイスは、言わない。
励ましやアドバイスについて↓
そして、子どもからの要望や欲求には、
できる限り応えてあげる。
金銭的なことで、どうしても出来ない時は、
ちゃんと理由や家計の状況を説明する。
応えられないとしても、
「なんとか応えてあげたい…」
という姿勢で考えてみる。
そして、子どもの「好き」を応援する。
好きなことや、やってみたいことがあるなら、全力で応援する。
子どもの好きなご飯を作るとか、
好きな食べ物を買ってきてあげたり、
子どもが喜ぶようなことを考えてみる。
これまで書いたことを、実際に出来ていると、
子どもは、元気になっていくはずです。
でも、元気にならない場合があるんです。
考えられる理由は、
お母さんが我慢しているから…
お母さんの本音じゃないから…
子どもを回復させたくて、納得してないことを無理にしようと頑張っている…
→根底がコントロールの意識です。
子どもを元気にするために、
快適に過ごしてほしいから、納得してなくても、
我慢してしまうんです。
本当は、
朝は早起きしてほしい。
勉強も、少しはしてほしい。
外にも出てほしい。
栄養のある食事を食べてほしい。
ゲームの時間を減らしてほしい。
安心で、居心地の良い家にするには、
「何も言ってはいけないんだ…」
と我慢してしまう。
その我慢は、モヤモヤになり、
イライラになって、子どもに伝わり、
無意識ですが、
子どもに不快感を与えてしまっています。
お母さんが家の中でグッと我慢している状態は、
子どもにとっては、居心地が良くないんです。
例え口に出さずとも、イライラの意識は伝わってしまいます。
では、どうしたら良いのかというと、
なぜイライラするのかを、考えてみる。
なぜ、朝早起きしないと、イライラするのか。
なぜ、勉強してほしいのか。
なぜ、少しでも外に出てほしいのか。
なぜ?の先に、
「こうなりそう…」
「こうなったら嫌だな…」
という、
「こうなってほしくない」という自分の思い、
が見えてきます。
それは、
本当にそうなるのか?
考えてみて下さいね。
もしも本当にそうなったとしても、
それは本当に大変なことなのか?
も考えてみて下さいね。
我慢して、イライラがでてくるたびに、自分は何を恐れてるのか、考えてみて下さい。
イライラをそのままにしない。
イライラと向き合う時間がなければ、
とりあえず一人の時に、
イライラを口に出して言ってみたり、
子どもに言ってるイメージで、
ぶつけてみて下さい。
イライラの感情を出せたら、
ゆっくり落ち着いて、
自分のイライラと向き合う。
自分のイライラの感情は、
紙に書き出したり、
声に出して言ってみたりして、
自分で解消できるようにする。
子どもがイライラさせてるんじゃないんですよね。
子どものために、
お母さんが我慢ばかりしていては、
子どもは元気になれません。
たくさんの情報の通りに、
やり方だけを実践するんじゃなく、
自分の感情、本音と向き合うことが大切です。
お母さんの心が軽くなるように、
居心地良く過ごせるように、
工夫してみて下さいね^_^
「家が快適であること。」
も大切ですが、
「お母さんが本音で生きること。」
の方が大切です。
家を快適にしているつもりなのに、
お子さんが回復しない、
元気にならない場合、
ご自分が我慢しすぎていないか、
無理して情報に合わせていないか、
本音で生きているか、
振り返ってみて下さいね。