こんにちは、日昔智子です。
いつもありがとうございます。
娘の不登校を経験し、動き出した娘を見て、
これだけは、自信をもって言えること。
それは…
不登校の子どもは、
怠けてるんじゃない。
わがままなんかじゃない。
ってこと。
ただ、自分でもわからないうちに、
頑張りすぎて、
我慢しすぎたりして、
心が疲れてしまっただけ…
だと思います。
だから、
安心せてゆっくり休めたら、
必ず動きだす。
子どもの心が元気になる→動きだす
です。
この順番も、間違いないと思っています。
先生とかはよく、
少し負荷をかける方が良いと思って、
「嫌がっていても、頑張って学校に連れてきて下さい。」
って言うんですよね…
「休み癖がつきますから…」
とか、
「学校に来たら、元気に過ごしてましたよ~」とか。
そもそも、「休み癖」なんて私はないと思っています。
先生や大人から見たら、そう見えるだけで、
本当は、何か自分にとって、とても嫌なこと、辛いこと、があるから行きたくないのであって、
子どもも、それをうまく表現できないから、
「ダルいから行きたくない…」
とか
「面倒くさいから行きたくない…」とか
大人からしたら、
「はぁ?そんな理由で?!」
って思うようなことを、子どもが言ったりします。
でも、それは本当にそんな理由で行けないんじゃなくて、
ちゃんと、理由がある。
自覚できてないかもしれないし、言いたくないのかもしれない。
だから、
「それくらいのことで?」
って思ったとしても、
そのまま全て信じるんじゃなくて、少し違う見方というか、
「子どもにとって、何か辛いことがあるんだろうな…」
と捉えてあげて下さい。
子どもは、多少嫌なことがあっても、学校に行きます。
楽しい、と感じることもあるから。
でも、「楽しい」よりも、
「辛い」の方が多くなったり、
自分ではどうしようもできなくなった時、
それでも、なんとかして頑張って行くんだけど、
本当に無理…限界…
ってなってから、やっと不登校になれるんです。
頑張りに頑張った結果です。
そう簡単に、子どもはあきらめたりしない。
自分なりに、とても頑張るんです。
学校に行かないといけない、と思ってるから。
お母さんに心配をかけるから。
そんなこと、全部わかっていて、
それでも無理して行こうとして、
頭痛や腹痛、吐き気とか、
「学校に行きたくない…」を言えない代わりに、
身体が悲鳴をあげ、教えてくれているんです。
だから、そんな症状が出てるなら、もう限界を超えてるってことです。
それを、無理やり学校に行かせようとしたら、子どもが壊れてしまいます。
行かせようとする人に対して、
「辛さをわかってもらえない」と思って、
心を閉ざすか、
敵だと思って、攻撃してくることもあります。
今までの子どもの姿とは思えないほど、変わってしまいます。
だから、行き渋りだしたり、休みが増えてきた時、
「ここで休ませたら、休み癖がつく!」
とか思って、
無理に頑張って行かせるよりは、
子どもに任せて、「休む」と決めたなら、
休ませてあげて下さい。
朝起きれない、
用意に時間がかかる、
行こうとしない、
玄関で固まってしまう、
などは、身体がもう教えてくれていますよね…
「行きたくない…」
「行けない…」
が言えないだけで、身体は正直だから、
身体で「行きたくない。」と言ってるんです。
「ちゃんと言葉で言いなさい!」とか責めたりしないで下さいね。
動けない、なら
それが「答え」です。
もうそうなったら、
休ませるしかありません。
家を「安心、安全」と子どもが感じられるよう、
ゆっくり休ませてあげて下さい。
ここで、
無理をさせずに、休ませてあげられたなら、
親子関係がこじれることなく、比較的早く学校に戻れたりします。
学校ではなくても、何かに向けて動きだします。
子どもが、耐えて頑張ってきた時間が長いと、
耐えてきた時間と同じくらい、
休みは必要になります…
でも、すんなり休ませてあげられたなら、家の中での生活も荒れることなく、
親子関係も良いので、会話もするし、ご飯も食べられるし、動き出すのも早いです。
ですから、
子どもに無理させてでも、学校に行かせ続けたり、
頑張らせ続けたりしたら、
不登校にならない、なんてことはありません。
問題を先送りにしてるだけ。
問題を先送りにすると、
もっと問題が大きくなります。
その時は、
「不登校にならずにすんだ!」
と思って安心していたら、
後で大変なことになります。
そうなる前に、休ませてあげて下さいね。
とても不安で、怖いかもしれませんが…
でもその不安は、お母さんの不安なので、それはお母さんが解消しなくてはいけません。
子どもは子どもで、
自分の不安と向き合っているので、
お母さんはお母さんで、
子どもをどうにかしようとせず、
自分の気持ちと向き合って下さいね。
子どもは、しっかり休めたら、必ず動きだします。
だから、
休むことを恐れず、
休ませてあげて下さいね…