安産記録1 | ともみと髭マンとガガ

ともみと髭マンとガガ

読むだけでどんどん愛されるブログ☺︎癒し絵心理セラピストミラクルともみ

ともみと髭マンの、ともみです。

安産。

感謝。

お腹のなかにいる時からの
ニックネームは、ガガ。

(本名はちがうよラブラブ

ガガが私の産道を通るときの
あの感覚が忘れられない。


8日の朝から突然、
今までとは違う痛みが
10分おきにくる。

陣痛かも…?
出血あり。
(おしるし?)

お通じ数回あり。
(体が出産準備?)

昼まで様子を見つつ。
痛みと痛みの間に、
家事を済ませる。

入院準備の荷物を確認。
財布を確認。
いつでも外出できるよう
服を着替える。

昼、痛みの感覚が短くなる。
五分おきになる。
いちおう病院に電話確認。

「入院の準備を持って、
                     来てください」

たまたま母と約束していたので
母に電話で「陣痛っぽい」と
伝える。予定変更して、母に車
で病院へ連れて行ってもらう。

病院につく。診察。
まだ、子宮の位置は高い。
子宮口もまだまだ。

いちおうモニターでお腹の張り
チェック。陣痛は陣痛だけど。
でも、もしかしたら、遠のく?

可能性。ただ、家まで車で20分。
と伝えると、ちょっと距離がある。
念のため入院が決定する。

出産に備え体力をつけておくため
母に何か食べ物買ってきてと頼む。

「何系?パン系?ご飯系?」


なに言ってんすか。
出産っつったらおにぎりしか
ないでしょーーーよ!!おにぎ


助産師さんも、
「おにぎりは出産にパワー出るね」
と賛成してくれた。

コンビニから帰ってきた母から
おにぎりをもらい二つ食べる。

陣痛は遠のかないまま夜になる。
再度、先生の診察を受ける。
でも、まだまだ子宮の位置は高い。

母が仕事終わりの夫(髭マン)を
迎えに行った後ひとり個室で待機。

母と夫が来たころ、
さらに痛みが強くなる。

私はベッドの上で陣痛の痛み
をフウーっと逃す。

予めサインしておいた入院の
書類を持って母が手続きに行く。

助産師さんから、出産は夜中か
明日になるかも。と伝えられる。

出産に立ち会えるのは一人だけ。
ということで、
「明日も仕事だから帰っていいよ」
と私は髭マンに言う。

せっかく連れてきてもらったけど車
また母に髭マンを送り届けてもらう。

その間、病院の夕食を食べる。
痛いから、あんまり食べれなかった。

そのあとしばらくして、
出産室へ入る。

出産台の上で自分の好きな体勢になる。
そこで子宮口が開くのを待つ。

陣痛の間隔は一定になって。
ふぅーっと息を吐いて逃す。
痛みがひいたら、体を休める。

母が戻り、出産室へ通された。
いつまでこの状態が続くのか。
とても長く感じられる。

途中から、
おしりから生まれてくるの?
みたいな圧迫感と激しい痛み。

痛みの種類が変わった。
助産師さんも教えてくれた。
「さっきまでの陣痛とは
                  痛みが違うでしょ」

いよいよ、
出産の痛みになってきたのね!

夜勤勤務の助産師さんが来る。
名札を見せて自己紹介してくれる。
若いけど、しっかりして頼れる印象。

陣痛の感覚が、
どんどん短くなって。

その陣痛の合間に、

しっかり力を抜いて〜
息を背中に大きく吸って〜
お腹からゆっくりはいて〜

まだ子宮口3センチくらい
まだイキんだらだめ

子宮口やぶれちゃうから
赤ちゃんも苦しいよー
まだまだ逃していこう
そうそうその調子よ〜

陣痛がくる。

はい、息をフゥーーーぅ
お尻をお母さんの手にあずけて!
そう!それよ!
上手よ!


夜通し付き添ってくれた
助産師さんのガイダンスの
おかげ。
プロフェッショナルドキドキ

立ち会ってくれた母も、
頑張って私のおしりを
押さえてくれてた。

おしりを支えてもらうと
すごく楽になるの。

でもだんだん母の手に力が
なくなってくのが分かって。

弱々しい手で押さえて
もらうと逆に痛みが増す。

もう最後のほうは、
痛みくるぞーってなると私は
母の手を掴んでお尻を押さえる。

で、もう、ガガがどのあたり
通ってるって感覚で分かるから
「ここ!ここ押さえて!」

て私が頼むと、母は、

「え?こんなに下?
   こんなに下でいいの?」

なぜそこで疑う母よ。

助産師さんに、
「赤ちゃんだんだん
     降りてきてますからね」

と言われ、
ようやく納得した母。
一刻も早く押さえてよ…

陣痛の時あまりの痛みに
私がイタイー!と叫ぶと

母がなぜか
「しー…(しずかにー!)」

え?真夜中だから?
こんな時でも周りに気を遣え?
ムリだよ!ムリだよお母さん!

私の体はもうイキみたい。
もう押し出したい。
でもまだガガの安全のため

息をはいてイキみを逃す。

私には横寝姿勢がいちばん
イキみ逃しにラクだったから、
出産台の上で横寝して、
おしりを突き出す格好。

腕と背中がだんだんと痛く
つってくる。
私が片手で自分の背中を
指圧してると、

母が気を遣って優しく
背中をさすってくれるの
だけど、

こそばゆくさすられると
余計に気持ちわるくて、
母の手を振り払う。

お願いだから指圧をください。
いやもうもう他にはいいから、
おしりを力いっぱい押さえて
ください。

〈痛みきた〉
子宮口お願いだから
早く開いてーー!
いつまで続くのーーーー
もういいんじゃないのーーー

そして痛みが遠のいたら、
なるべく大きく息を吸う吐く。 

〈合間〉
ガガ〜大丈夫だよ〜
こわくないからね〜
安心して出ておいで〜


体が体を守るため、
意識を朦朧とさせる物資が発動。
眠気がきて、このまま寝たい。

と思ってたらお尻から感覚くる。
痛み、くるぞ、くるぞ、
お尻押さえ役の母に伝える。

はい、ここ押さえてーー!!!
フーーーーーっっ

とにかくこの繰り返し。

助産師さんが窓のカーテンを
ちらっと明けたので、
夜が明けてきたのが分かる。

痛みの合間にトイレ済ませて。
子宮口を再確認して、

「じゃあこれから気持ちいいだけ
イキんでいいからね。

気持ちいいと思ったところで
イキむのをやめてね。

これを何回か繰り返して、
赤ちゃんの頭を小さく変形させて
通れるようにしていきますよ」

イキんでいいよ。の言葉に安堵。

そして、
‘頭を変形させる’とは出産漫画で
読んだのだけれど。産婆さん的な
手を借りてするのかと思いきや。

これも自力でやるんだ…。
出産って、すごいな。


つづく…右差し安産記録2