兵庫県議会の文教常任委員会ではALT強化について質問しました。



「ALTとは」
アメリカやオーストラリアなどから全県立高校に132名が配置され、
英語教育、コミュニケーション能力、異文化教育などのために活動しています。
予算は651百万円と大きく、日常的に教室で生徒と接するため影響力は
大きくALTの資質向上が必要です。


「前田の提言」
ALT人材の強化には、ALT多国籍化=新興国からの採用に門戸を広げる必要がある。
そのためには、JET以外の採用ネットワークを確保し、ALTの資格基準を制定すべき。
先進諸国から教育者としては2流を採用するなら、中進国から1流を採用した方がいい。



1.採用形態の多様化
兵庫県はJETプログラムでの採用が100%。
優秀な人材はJETだけでは、他の都道府県との競争で無理。
兵庫県独自の採用力や2の多国籍化を進めるためにも
民間事業者の活用も行うべき。



2.多国籍化
アメリカとオーストラリア出身者でほとんどを占めるALT。
これらの国は日本の1.5倍程度の1人当たりGDPがあります。
世の中金だけではありませんが、給料が3割・4割も減るのに
日本でALTやろうとする優秀な人材がどれだけいるでしょうか?

英語を公用語とするフィリピンなどに門戸を広げるべき。
↓フィリピンはネイティブではないという異論
ALTを単純な語学教育だけならば多額の予算をつぎ込む必要はありません。
というより、10年以内に英語は機械にほぼ代替可能であり、私自身は英語教育の重要化は疑問視しています。


3.人材評価の強化
人材評価はJETに実質委託し、各学校でALT評価を行い低評価は契約延長なしで対応しています。
面接だけで人材を正しく評価できれば苦労はありません。
英語が喋れるだけでなく、教育者として一定の資格保有者をなるべく採用すべきです。
教員免許や4年制大学、国際手金あ英語教師の資格であるTESOLやCELTAなど
の保有者を原則とするよう資格基準を強化すべき。