だいぶご無沙汰でようやく書きます。
建築日記「ガレージ編」です。
建築を始めたのは昨年末。
完成は今年の春となりました。
ガレージごときになんでそんなにかかったの?とお思いの方もいると思いますが、最大の敵は雪でした。
北国ゆえに雪が降るとできない作業もあるため、本格的な雪が降る前にある程度終わらせて、春に仕上げとなったわけです。
最近多いカーポート。
雪国でも最近は車庫じゃなくカーポートの方が増えています。
安くできますし手がるです。
でもカーポートって雪が吹き込むし、物置に使えないしで結構使えねーって感じ(個人的意見です)。
なのでいまどきにしては珍しくガレージ建築となったわけです。
○水ハウスに務めているいとこも「今時車庫(ガレージですよ!)とは珍しい」と言ってました。
今回のコンセプトは「車庫」ではなく「ガレージ
」です。
ナニガチガウン(*゚ー゚*)?
車庫は日本風
。
ガレージは欧米風
。
ただそれだけ。
ブリブリなセゾンにただの車庫じゃつまらない。
どうせならこんな感じがいいんじゃない?
ネットで拾ってきました。
ザ・ガレージですよね。
所さんの世田谷ベースのような感じ。
でも我が家はそんなにお金出せません。
そこで白羽の矢が立ったのが一条大工さん。
家が一条なんだし、安く造ってよー。
もちろんガレージを「一条工務店」で造るわけじゃありません。
あくまでも大工さんに直接発注です。
図面は私が引きました。
っていってもラフな図面で、あとは大工さんにお任せ。
完全なるスペシャルオーダーですよ。
では建築開始![ビックリマーク](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
現場監督(当時3歳)が材料のチェック中。
この材料を見ると上棟のころを思い出しますね。
上棟の時におなじみの道具も登場。
さすが一条大工。
季節は冬です。
作業中にも雪がちらほら。
車の家にしてはしっかりした作りです。
梁も太くてたいそう立派です。
屋根の上もしっかりとガムスターでカバー。
部材の違いはあれど、基本的には家の造りと似ています。
大工の仕事って感じです。
防水シートもしっかりと。
屋根材はガルバ製のスノーカットルーフを採用しました。
雪国の一条は標準屋根材はスレートではなくガルバのスノーカットルーフです。
屋根表面に立ち上がりの羽根が横に走っていて、この羽根で雪を止める仕組みです。
我が家は雪国であるにもかかわらず、家の屋根にスノーカットルーフを採用せず、あえて瓦を選択しました。
だってかっこ悪いんだもーん
。
一条=瓦ってイメージがパンフレットで刷り込まれてしまったので・・・。
でもガレージまで瓦にするつもりはありませんでしたので、雪に強いこのスノーカットルーフにしてもらいました。
ちなみにこの屋根、ものすっごい雪が止まります。
全く落ちません。
この冬は屋根に1.5~2mの積雪がありましたが、全く落ちず雪下ろしをしました。
雨も雨どいいらずな感じですべて横移動してくれます。
中はこんな感じ。
柱の赤っぽい色は防蟻剤です。
家が防蟻処理されてるんだし、ガレージもしてよーってことで塗るタイプですが防蟻処理してもらいました。
色的にもいい感じになりましたよ。
我が家のガレージの奥行きは9m弱あります。
相当長いです。
ガレージ兼物置ということで土地のスペースの許す限り長くしました。
奥には棚を作ってもらい、自転車やカー用品、その他物置として使用しています。
一応将来的にアルファードクラスを入れても余裕があるようにと設計しました。
普段は大きい方の車をガレージへ、私の通勤用足車の軽はガレージ前に青空駐車していますが、先日うちの2台(国産3ナンバースライド車+軽自動車)の車を縦列に入れてみましたらば・・・、
入りました![!!](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
猛烈な台風の時にはガレージに車を避難させれそうですし、その気になれば・・・
ハマーH2も入れれます。
買えませんけどね・・・。
でもこのハマーは入ってます。
シャッターには少しこだわりました。
ただのガラガラシャッター(通常の巻き上げ式スチールシャッター)では家に対してちょっとちゃちすぎます。
目指すものが欧米風ガレージである以上・・・
こーんな
こーんなのにしなければ。
ちなみにこれはうちが採用した三和シャッターの「オーバースライダー」シャッターです。
品名はEUGA
(ユーガ)といいます。
欧米のシャッター=オーバースライダーでしょう。
世田谷ベースでももちろんオーバースライダータイプを採用しています。
もっとも所さんとこは材質も木製の本格的(お値段も本格的)なオーバースライダーですが。
うちが採用したものは見た感じ木製ですが、材は木ではありません。
お値段はこれだけで60万円。
通常の巻き上げ式(自動)の3倍の値段でした。
ガレージ自体に断熱材は入っていないにもかかわらず、このシャッターには断熱材が仕込まれています。
無駄にスペックが高いですが、見た目重視で買いました。
国内での扱いは三和シャッターですが、採寸後、海外(アメリカ?)へ発注しオーダーメイドで作るため時間がかかりました。
もちろんリモコンで自動開閉します。
このようにシャッターが開いたのを嗅ぎ付けた3歳児(当時)が犬のように駆け込もうとしても大丈夫なくらいのスピードで開いてくれますので全くのストレスフリーです。
そして今年の春に雪解けを待って吹付を行った後がこちら。
・・・アレ?
タシカ・・・
コーンナカンジニシタカッタンジャナカッタッケ?
ミタメガダイブチガイマスガ・・・。
確かに・・・。
本当は外壁も板張りにしたかったんですが、さすがに雪国。
この厳しい環境で板張りではそう長くは持ちません。
残念ながら板張りは断念せざるを得ませんでした。
したがってせめてもということで、外壁の色は家の2Fの色に合わせることにしました。
・・・ナゼ2F?
だって・・・1Fはレンガ貼りで吹付の色は道路からじゃわからないんだもん。
だったらレンガの貼ってない2Fの色に合わせた方がパッと見いい感じなもので。
ということで我が家のガレージ完成です。
もう少し横長に作れればガレージらしい造りにできたんですが、そこは土地のスペース的なものもありますからしょうがない。
個人的にはまぁまぁ満足しています。
お値段は・・・大体プリウスのSクラスを買う時の総額くらいで立ちました。
この値段はガレージを基礎から建てた値段としては破格の金額です。
他に見積もりを取ったところ大体2倍以上はとられる感じでしたので。
いかがだったでしょうか?
我が家のガレージ建築日記でした。
完成後半年たってようやくかけてすっきりしました。
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