Father John Mistyに学ぶ写真撮影やライブの楽しみ方。 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

どうもどうも、こんばんわ。

トトです、どうも。


本来はSeaway のライブに行ってるハズが

何ゆえにこんな時間に記事をUPしてるかって?

本来はこうだったんです↓

30(木) Seaway
1(金) Ghost Iris
3(日) ACROSS THE FUTURE

ところがどっこい、こうしました↓

30(木) ×
1(金) Ghost Iris
3(日) Seaway

ATFやめましたヽ( ゚∀゚)ノ┌┛)ATF `Д゚)・;'

10周年を謳ってた割に…なラインナップに、

明らか無理なねじ込み方してるMMI…とか、

そもそも最近のCF…とか、

色々理由はあるんですが、いちばんの理由は

今のCFライブにいる連中と同じようにライブは見れん

ってことですかね。

2月の幕張時点では、

ATFなら行くって言ってたんだけどなー(。-∀-)笑

ISSはまだライブ見たことなかったし、

MMIも見たかったんですがね…

自分でも想像以上に、あの客層がダメになってたみたい。

ISSとMMIには本当に申し訳ないけどね(´・ω・`)


そんなこんなで、今日はこんなネタを。

 

 

 

 

 

Father John Misty インタビュー「アナログブームはパンツみたいなもの。」(lomography)


── 最近、レコードやカセットテープ、フィルムに興味がある若い人々が増えています。このアナログブームについてどう思いますか?


つまり、パンツみたいなものだよね。

 


── それは、どういう意味でしょうか...?


スキニーパンツが流行ったり、ワイドパンツが流行ったり、そしてダサくなったり、また流行ったりっていう繰り返しっていうことかな。流行りは何度も繰り返すものだからね。


テクノロジーで人と人とのつながりが薄くなって、人々はもっと「リアル」なものを求めていると言うけれど、最初に録音の技術が誕生した時も、人々はその技術を恐れたんだ。昔の人は、録音された声は死人の声だと言ったり、『録音すると音楽は死ぬ』とも言われていたんだ。当時のアメリカでは、音楽はすべてライブ演奏で聴くものだったからね。

 


── テープにしても、フィルムにしても機材を買うお金がかかりますよね?機材を買うお金が無い人はどうしたらいいと思いますか?


例えば、70年代の雑誌をみてみると、どのページにもステレオ機器が写っているいるんだ。あとタバコもね。それが当時の全てだったんだ。当時の経済はバブル的な状態で、中流階級の人々は音楽を聴くことに夢中だったことがわかるんだ。ステレオ機器やLPはもちろん高価だったけれど、バブルの後は中古市で安い価格で手に入るようになった。そして生まれたのがヒップホップ。ヒップホップが生まれた地域では、誰もギターやアンプ、ピアノ、PAシステムは買えなかった。そして中流階級がロックミュージックを聴き、ヒップホップはアメリカ社会で低所得者が聴くようになったんだ。なぜならターンテーブルは安いからね。


まあ結局、何をするにもお金がかかるってことだよね。みんな YouTubeで無料の音楽を聴いてるように思っているかもしれないけど、その代わりに600ドルするiPhoneを買っているし。つまり、無料のものなんてどこにも無いんだ。僕らが住んでる社会は、リスクベースの経済で回っているんだ。誰かが儲かっていたら、そのぶん誰かが損をしているような社会だよ。だから無料の音楽があれば、その裏では誰かが貧しい思いをしているはずだよ。

 

 

── それでは、次は写真について。写真を撮られることが多いと思いますが、あなたにとって写真とは?撮影されることについてはどう思いますか?


もし道ですれ違った人に iPhoneで撮影されても、それは別に「僕の写真」ではないと思うんだよね。奥さんが写真家だからよく撮られるんだけど、それは本当の「僕の写真」だと思うよ。同じ写真でも全然意味が違ってくるよね。道で知らない人に撮られた写真は、僕自身の写真ではなくて、ただ僕の体の一部が写った写真だと思うんだ。どんな写真にも背景や文脈がある。いい写真だと、写真の中の人が実際に生きているという親密さを感じることができる。でも今はみんな Instagramにアップロードするための写真を撮るよね。

 

 

── Instagramやめましたよね?


うん。あまり得意じゃないなと思って。皆 Instagramに載っている写真が今本当に起きていることで、真実なんだと思いがちだけど違うんじゃ無いかな。よくレストランでセルフィーを撮っている人たちを見かけるけど、写真を撮った後は全員スマートフォンを眺めているんだ。なんだか Instagram上の楽しそうな写真は実際には起きていなくて、『友達と昨日の夜楽しい時間を過ごした』っていう作り話みたいだよね。まあ広告も同じことが言えるけど。美男美女がビーチで遊んでる写真だったり、多国籍な若者グループの写真がよく使われるけど、現実とは違うよね。


それに、僕みたいな知らない人と写真を撮って Instagramに載せるけど、友達でも何でもない僕との写真なんて何のストーリーも文脈も無いよね。でもそれが皆無意識のうちに普通になってしまっていると思うよ。そんなの、僕の等身大パネルと2ショット写真撮ってるのと同じだけどね。

 

 

── 写真にまつわる話でもう一つ聞きたいのが、数年前のコーチェラ・フェスティバルでステージに『No Photography』と大きく書かれたネオンサインを置いていましたよね。あれはどういう意味ですか?


アハハ、ちょっとしたジョークだよ。もちろん、ライブ中に写真を撮りたい人がいるのもわかっているよ。でも、皆スマートフォンで撮影しているから、まるで自分が iPhoneの中で演奏してるみたいだなと思う時があるよ。僕は警察じゃないし、誰かに向かって何をしろとか、何をするなとか言いたくはないんだ。だってそんなの意味ないでしょ。まあ基本的にコンサートなんて意味のないことだらけだよ 笑。音楽を聴きにきたのに曲の途中で叫んだり、拍手をしたりするけど、そういった行動に論理的な意味なんてないでしょ。でも、みんなそれぞれの方法でライブ音楽を楽しもうとしているだけよね。写真もそのうちの一つだと思う。だから『No Photography』のネオンサインがあっても写真を撮る人はいるだろうなと思ってたよ。でも『No Photography』サインが写真の中にあるのは面白いと思ったんだ。

 

 

 

 

切り出したかったのはこの前半部分で、


その中でも少し省略しようと思ったのに


結局ほとんどそのまま転載してしまいました…


だってさー


面白くない?このインタビュー。

 

 

今年4月に新譜『Pure Comedy』 をリリースし、


USチャート初登場10位、UKチャート8位を記録。


そしてフジロックに初出演し、


来年2月には初の単独来日ツアーも予定されている


US出身のシンガーソングライターFather John Misty こと

 

Josh Tillman

 

自分はフジロック民ではなくサマソニ民なので


彼のことも、ここで初めて知りましたが。


音楽的にも、別段好みではないですが


このインタビューを見るに、


考え方には大いに肯定、共感するものがあったので


今回、取り上げました。

 

 

インスタ映え(SNS映え)なんてのは


ハエ本人たち以外には狂気の沙汰に思えるのも周知ですし。


Josh の言う


なんだか Instagram上の楽しそうな写真は実際には起きていなくて、『友達と昨日の夜楽しい時間を過ごした』っていう作り話みたいだよね。


これが的を射てるなぁ、としみじみ思いました。

 

ライブの楽しみ方に関しても


人それぞれの方法で楽しもうとしているだけ


と、非常に頭の柔らかい考え方をしていらっしゃる。

 

今年に入って、


ファッションバンTとか、インスタ映えとか、撮影とか、


音楽に絡めて色々と記事を書いてきたけど


Josh のように柔軟な思考で、


思うことはあっても、自分なりに楽しむ方法を考えられる


そんなような人が、バンド、スタッフ、制作者、オーディエンス問わず


一人でも多くなっていけると良いですねぇ。

 

 

ってことでね、

ライブなんて個々に楽しみ方が違って当然だと

Josh も言ってくれているのでね。

明日はGhost Iris 楽しむゾp(*´ω`*)q←

 

 

 


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