Gene Simmons(KISS)「ロックって死んでね?死んでるな」 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 

せっかく涼しくなってきたのに…


暑い!!!!!(# ゚Д゚)


気温が夏日ってどういうことだ(# ゚Д゚)ゴルァ


湿度がないだけ遥かにマシだけど


いい加減、夏は死んで欲しいです。


今はお前の季節じゃねーんだよぉぉぉぉおおおおおお


どうも、トトです。

 

 

 

さてさて、本日のネタは?


現代に生きるロックレジェンドKISS


Ba/Vo.Gene Simmons のインタビューから。

 

 

KISSのGene Simmonsが「ロックは死んでいる」と語る(ALTERNATIVE PRESS JAPAN)


「あぁ、ロックは死んでいる。息を吹き返すことができないということではないが、ビジネスは死んでいるね。ビジネスが死んでいるってことは、ロックは死んでいるってことだ。」とSimmonsは語ります。「死んでいないものは何か?それはポップだ。多くのポップ・ディーヴァは小さな少女が作品を買う。ブラックミュージック、特にラップは彼らのファンが音楽を買う。カントリーもそうだ。彼らのファンが音楽を買う。ロックはそうではない。」


「ロックの死は自然な死ではないんだ。ロックは年老いて死んだんじゃない。殺されたんだ真犯人は隣同士の15歳の子供やその友人だろう。彼がやっているバンドのメンバーでさえあるかもしれない。悲惨なのは、彼らが自分自身のチャンスを殺したことも分かっていないようにみえることだ。彼らは彼らが好きなアーティストを殺した。輝きや成功が表されていたけど、今はそうじゃない。なぜなら曲を書いて演奏をして生計を立てるのがものすごく難しいからだ。だれも金を払わない。

一般の人はファイルの共有やダウンロードを窃盗だとは認識していないんだ。CDは自分のところに残っているからね。CDが問題なんじゃない、問題なのは誰かが金を払わずに受け取ったものだ。問題なのは、自分の作品を作るために費やした10,000時間に誰も金を払わないってことだ。すべての仕事が失敗する想像が容易にできるよ。そしてそれにカネを払うだけの価値が無くなることもね。」


「システムが壊れているんだ。システムが壊れているから、新しいバンドはとてももろい。彼らは赤子のようだ。彼らに愛と思いやりを与え、彼らがより良いものを思いつくチャンスを与える必要があるんだ。でももし彼らが実家の近に住んでいて、生活のために働かなければなならないとしたら(それは今起きていることだけど)、それが起きることは無いだろう。」


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という、Gene Simmons の考える「ロックの死」でした。


奇しくも昨年の1月末に


死んだ… のではなく、殺された


という記事を、自分も書いているんですよね。


昨年、一昨年よりも、今年は

 

そういったものに記事を書くことは減ってる(と思ってる)ハズですが


何ゆえに減ってるかというと


そういうのを書くのはエネルギー使うし、疲れるんですよね。


何度も何度も取り上げても、書いても


一向に改善の兆しを見せないじゃないですか。

 

でも、CABOOSEみたいな馬鹿がやらかしたこととか、

 

LP公演の対応、ひと月前になってようやく発表するという

 

音楽とか関係なしに、企業として終わってるH.I.P.とか、

 

ライブの雰囲気に合ってない客層やノリ方とか、

 

放置してても決して良くはならないし、むしろ悪化しない?

 

ってことも、何度も何度も書いてるけど……ねぇ?


それが何か結果に繋がればいいけど、


こんなクソマイナーブログで吠えてても、所詮は

 

文字通り、ただの"遠吠え"でしかないし、


結果が出るなんてまずないワケで。


で、結局


数をこなすにしても、いつも言うことは同じにもなるし。


疲れるったらありゃしない


でも、↑でリンク貼った過去の記事で書いたことは、

 

未だにずっと思い続けています。

 

んじゃ止めりゃいいだろって声も聞こえてきそうですが、

 

先ほども言ったように、だからって放置してても

 

絶対に改善なんかしないワケで。


だからこそ、疲れても

 

それが書く原動力になってたりするのかもしれませんが。

 

 


Gene Simmons の言うように、海外ですらロックが死んでいるなら


日本は既に埋葬されてますよね。


ロックは死んでるわ、


バンドミュージックは火葬中だわ、


洋楽なんてもはや灰じゃないですかね。


洋楽ロック、洋楽バンドミュージックなんて灰すら残ってなさそう。


来年の春には、Warped が日本に再上陸するみたいだけど


嬉しさ以上に、不安の方が大きすぎて……

 

メジャーレーベル様()が


実力のある若手の発掘や育成に力を注がないのは今さらですが


それがだんだんインディーレーベルの方にも出てきてる気もします。

 

海外バンドの音源国内盤化の現状を見てると

 

そういった海外絡みのこともそうだし。


どこぞのメタルアイドルが世界的に有名になったせいか否か


それに付随するかのように、ラウド系アイドル


とかいういらん連中まで増加傾向にあるじゃないですか。


またそいつらがロックシーン、バンドシーンに


擦り寄って来る擦り寄って来る。


そしてそれをバンドが受け入れ、メディアが煽る。


ホントうんざりですわ。


かのSlash が名言を残していますよ。


Screenshot_2017-09-05-10-20-19-1.png

 

これってバンドシーンに限ったことじゃないですよね。

 

だから流行りって好きになりきれない。

 

 

 

 

オマケに日本のバンドや主催者って


何かと壁を壊したがるじゃないですか。


そういうのは大いに結構なんだけどさ…


住み分けって大事じゃん…


ドルオタウェイ系キッズラウドキッズロキノンキッズとか


こんな客層カオス化させて、同じように楽しむなんて無理よ。

 

みんながみんな、アイドルも好きで、メタルも好きで、ラウドも好き

 

ってワケじゃないんですよ当然のことながら。

 

そういったラインナップのときにいる

 

まともなファンがいちばん可哀想。


それでも主催とか、バンドは楽しいかもしれないけど


少なくとも、個人的には冗談じゃねぇです。


だからいつまで経ってもオーディエンスの質は向上しないし、


諍いが起き、色んなところでいらん騒ぎになったりするのでは?


お前みたいなのは来なくていいよ

そういうお前みたいなヤツ向けなイベントじゃないし

 

って言われそうですが、そんなもん

 

言われなくとも

 

行かねーよ行きたくねーもの。


そんなのこっちから願い下げじゃ単独だけ行くわ。


日本はこういうところで、壁だけじゃなく、

 

ロックシーンが、バンドシーンが


同時に崩壊していってるんじゃないのって話ですよ。

 

OP.Actとはいえ、

 

KNOTFESTにアイドルが出るのなんてこの国だけだわ。

 


先月、取り上げた記事でCrossfaithのHirokiも言ってました。


アメリカとかイギリスでは、ラウドロック……もっと言うならメタルコアの中から、さらにジャンルが細分化されてもバンドがたくさんいるから、その細かいジャンルの何組かでツアーを回ったりとかする


こういう風にしてくれた方が、よっぽど建設的な気がします。


そうすれば少なくとも"バンドシーン"は盛り上がるじゃん。


"そのジャンルのシーン"は盛り上がるじゃん。


CFなんて海外でそうやって組んでもらって

 

知名度や人気上げてきたのに


なんでそれを日本でやらないんだって話ですよ。

 

何で自分たちからロキノンバンドに擦り寄って行っちゃうのよ。


だから、Zeppとか新木場級の箱でライブできるようになった

 

その辺のラウドバンドが主導の対バンツアーって


みんなほとんど同じ対バン、見た名前ばっかになってるじゃん。

 

対バンの面子見比べてみーよ。

 

バンドがいくつ被ってるんだって。


そういった面子が集まり集まってフェスになったのが、

 

ロキノンフェスだったりするんじゃん。

 

先日、ようやくACROSS THE FUTUREを発表しましたが、

 

12月のATFで、その手のバンドを呼び出したら

 

本当にオシマイですやん…


活きの良いメタルコアバンド、


今、国内のアングラシーンにゴロゴロいますやん。


そういったバンドと組んで、成長・育成させるのも


先達バンドの役割のひとつじゃないのか、と。

 

そうやって活動してると、日本に帰ってきたときに「あ、言うてもやっぱラウドロックシーンのバンドって少ないな」って思います。


思うんだったら、シーンを活性化させる努力してくれよ頼むから。


Sailing Before The Windとか、A Ghost Of Flareとか、


Hone Your Ssenseとか、sever black paranoiaとか、


Earthists.とか、Falling Asleepとか、GRAUPELとか、


こういう連中と対バンツアーしてくれよ。


ラウドシーンのバンドが少ないって思うんだったらよ。


幕張もsoldしなかったのに、ULTRAとか出てる場合かっつーの。

 

MADNESS」以降のCFって音楽性もだけど、

 

こういうとこもホント何か……響いてこないわ。


そこそこ知名度や人気を持ったバンドがこういうのをしないことも


ロックが死んだ」とか言われる理由のひとつなんじゃないの?っと。

 

今のCFの音楽性で、さっき挙げたバンドと対バンされても困るけど。

 

初期CFならまだしもなぁ。

 

本人はどういうつもりで言ってるのかわからないけど


端から見てると、言ってることとやってることが


全く合ってないように見える連中が


バンドマンも、裏方も、業界人もみんな


本当にたくさんいるように見えるから嫌なんですよ、じゃぱん。


その点だけは、アングラシーンの方が


よっっっっっっっっっぽど有言実行してるように思うもの。

 

そう考えたら、CRYSTAL LAKE

 

今年の対バンツアーこそ、他のバンドと変わらない面子だったけど

 

今月のツアーファイナル兼15周年記念フェスの面子は

 

その辺のバンドの対バンではあまり見かけない面子が揃い

 

非常に良いと思います。

 

IMG_20170930_180630263.jpg

 

ノクブラ、CYは最近色んなとこに出没しすぎだろw

 

って点を除けば、他のフェスや、他のバンドが主催では

 

なかなかこうは行かない面子が揃ってるし、

 

ちゃんと住み分けも出来てるラインナップは良いですね。

 

 

 

結果、世界的に見ても

 

バンドシーンが勢いがないってことの背景には

 

Gene Simmons の言うことはもっともなんだろうし、

 

彼の言うことが、日本にも適応される部分もある。

 

加えて、日本は

 

業界が、音楽を潰してきたように思える背景もある。

 

この記事に書いたように、

 

バンド自らが非常に消極的になってる部分もある。

 

業界も、(メジャー)バンドも

 

どちらも口だけは大いに達者なのに

 

それに行動が伴ってない

 

ように見えてしまう。

 

自国の音楽業界を、音楽シーンを

 

盛り上げようとしてる様が、全く見られない。

 

そんな風に見えて仕方ないんですよね。

 

大きなところであればあるほど、

 

知名度や人気が出ればでるほど。

 

本当に頑張っているのは、

 

そういった大きな企業、事務所、レーベルでもなければ、

 

人気や知名度に長けるバンドでもなければ、

 

間違ってもリスナーではないと思います。

 

そういったものと比べると、本当に小さいプロモーターであったり

 

呼び屋であったり、インディーレーベルだったり……

 

昨今、来日するバンドが多くてやべぇ…


って言ってる人もたまに見かけるけど、


それを実現させる為に頑張ってるのは

 

↑で書いたような人たちに他なりません。

 

本当にアンダーグラウンドなところが、

 

今いちばん頑張ってくれてると思います。

 

業界や、有名になったバンドにそこは期待しても仕方ないですが

 

全部が全部、期待はずれなワケではありません。

 

期待するとこは期待するとして、

 

そこに対するサポートをするのは当然としても。

 

そういった小さな呼び屋や、ちいさなレーベル、

 

DIYで活動しているチームや個人のひと、

 

そうして本当に頑張ってくれている人たち

 

リスナーがちゃんと応え、サポートすること。

 

日本のバンドシーンを守る為には、

 

それがいちばん大事なことのように思います。

 

それがロックの死バンドの死から


救出する数少ない方法のひとつでしょうしね。

 

 

 

 

 

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