湖岸緑地/志那1での朝。日の出前。

 
 

志那1には二つトイレがあり、北は水洗、南はボットンだ。私が陣取ったのはボットンサイド。

 

陽が昇ってから北側を散策する。比良山地が良く見える。

 

こちらにはキャンパーがいっぱいいた。

 

撤収して太神山林道へ向かう。国有林ならではのフラットダート。

 

広場まで行くとその先は登山道なので引き返す。

 

珍しくダートで普通車3台とすれ違った。

 

この林道には六個山林道という分岐がある。ゲートをのぞくと・・・。かつての厳重封鎖が解除されていた!(ただしゲートはあり)

 

林道封鎖の理由はいろいろあれど、ここは特別だ。2022年5月のときの注意書きにはこうあった。「国有林内において人為的な斜面の掘削を発見しました。無許可採掘は森林法違反になります」

 

採掘跡がたくさんあるとは感じていたが、実は盗掘の道だったのだ。なんせここは信楽エリア。良質な粘土の露頭があちこちにある。

 

林野庁の怒りが解けたようなのでさっそくおじゃまします。

 

18か月ぶりの訪問。黄色い砂が随所にむきだしになっている。

 

昔は琵琶湖の底だったのである。

 

そろそろ廃道になってくるはずと思い進んでいくと・・・。

 

広場ができてた!

 

かつてのゲロ道は倒木でふさがれ廃棄されており、代わりに新設ダートがある。ウヒョー。

 

 

川を渡りそこねてイゴイゴすることもない。すばらしい!

 

 

いきどまり林道であることを確認し引き返す。

 

 

続いて六個山林道の分岐へ向かう。問題となった盗掘エリアだ。

 
 

封鎖されているうちに廃道になっておりあまり進めなかった。

 

最後に納所線へ。

 

エデンの見晴らしスポットにアクセスするにはもはやここしかない。道は細いし急坂だし嫌なんだけど行けるとこまで行ってみよう。

 

崩落スポットに到達。おお、倒木がほどよく処理されているではないか。

 

これなら行ける!

イゴイゴしながら崩落地点を越える。よっしゃ。

 

 

しかし次の光景を見てあきらめた。

 

急坂な上に深い溝ができていた。そして溝には石がごろごろ。

 

引き返して木津川の河川敷へ向かう。

 

木津川の砂丘エリア。信楽から流れついた黄色い砂だ。

 

日没直後。

 

ゆっくりと夜はふけていった。

 

つづく

 

 

 

大晦日の夜は雨。いったん帰宅して、新年さっそく琵琶湖キャンプだ!

 

途中で寄り道し、笹間ヶ岳周辺を探索。笹間ヶ岳は湖南アルプスとも呼ばれ、ハイカーに人気がある。南からアクセスしたことがあるがゲート封鎖されていた。今日は北から向かってみたのである。

 

初詣でにぎわう神社を通り過ぎるとダートにかわる。

 

登っていくと枯れたため池があった。


そばには看板が立っていた。


その先には車道が見える。少しおじゃまします。

道は細くなり土嚢が積んである。

これは入っちゃいけないところだ。引き返す。

 

枝道をあたる。ため池で工事が行われていた。


こっちも行き止まりであった。

 

この日の探索は終了。琵琶湖へ向かう。

今日のキャンプ地は湖岸緑地「志那1」。

 

広い敷地に3組ぐらいしかキャンパーがいない。湖岸ぞいをゲット!!


振り返れば並木が美しい。


 

湖岸緑地はほぼ制覇したが、志那1の敷地の広大さは突出している。ただし夏秋はキャンパーでいっぱいになるから冬がおすすめだ。

 

この時、珍しく家から生存確認の連絡が届いていた。移動中だったので地震があったことは気づかなかった。

 

後で知ったのだがこの日、能登半島では巨大地震にみまわれていたのだ。地面が4m隆起したという。

 

能登半島を含む「飛騨帯」は日本で最も古い地盤である。30億年前の岩石も見つかっている。

 

 ソース: 大鹿村中央構造線博物館HPより


ここですら大地震が起きるのだ。日本ではどこでも大地震が起きうることを示している。

 

実は琵琶湖も過去に地震で津波をひき起こしており、痕跡が湖底に眠っているそうだ。

「ここが揺れたら、大丈夫かな」

のんきにそんなことを考え眠りについた。



つづく

福知山で朝を迎え撤収、三峠線へ。

 

落ち葉を踏みしめ登っていく。




霧が深くなってきた。


いつもと違う林道の景色に目を奪われる。




遠くの山々もいい感じ。




作業道が新設されていたのでしばし探索。

森と緑の公社って、すでに解散してるんだけど・・・。

 





脇の谷線を通過。


ついに雨が降ってきた!

 

木陰で雨宿り。


スープ春雨であたたまる。

冬の雨はつらい。大晦日だというのになんだかわびしいね。

 

帰路につく。雨はやんだ。

 

亀岡で大堰川の河川敷に寄り道。


雑草で覆われて入れなかったが、再整備されていたのである。




久々に水辺に到達。



1年たったら草ボーボーで来れなくなるなあ。

 

このまま年を越しても良かったが、夜には大雨が降るらしい。

そのまま帰宅したのであった。

この日も旅に出た!年末だというのにあまり寒くない。和知方面へ遠征するとしよう。

 

マーケス林道ことクラベシ線へ。T字路を左折するとうごめくケモノを発見。

 

バイクを停めて確認するとヌートリアであった。こんな山奥にもいるんだ・・・。

 

畑山ダムからダートを登っていく。

 
 

丹波広域林道へ合流して分岐から升谷線を下る。

 

夕陽に照らされた山々が美しい。

 

 

続いて綾部の河川敷へ移動。ここを野営地とするっ!

 

 

朝を迎えると霧がたちこめていた。

 

ぼんやりと外を眺めていたらオフロードバイクが3台現れて軽くあいさつする。ここはオフロードルートだったのかな?

 

撤収し、丹波市の奥ノ谷線へ向かう。

 
 

林道はやがて地道へかわり細道が続く。

道が定かでない。

 

崩落あり。ここで引き返す。

 

 

見晴らしスポットが見つからない。チラと見える景色は良いんだけど・・・。

 

謎の水たまり。付近にはケモノの足跡がたくさんある。

イノシシがヌタうちした跡かなあ。
 

 

神池には接続していなかった。では舗装路で直接アクセスしてみよう。

 

神池に到着。舗装路はやがてダートにかわった。

 

おお、池に近づけそうだ。

道は朽ちている。落ちたら助からんな・・・。

 

 

夕陽のつくる逆光にしびれる。

 

怖いけど冒険心がくすぐられる。

 
 

ゲートがあったので、苦労してUターンをかまして引き返す。

 

 

サンダル公園の河川敷へ移動。

 
 

 

業務スーパーで買った冷凍コーンとミートソースに鶏肉・キノコを加えて煮込み料理を食す。

 

トマト缶の煮込みからはじまったワタクシの手料理。

今ではスーパーの食材を適当に組み合わせてなんでも煮込めるようになった。

アルコールストーブで十分楽しめている。

 

 

夜は氷点下になったが年末とは思えないヌルさであった。

 

つづく

亀岡での凍てついた朝。

 

コーラも凍る寒さ。

 

荷物をまとめる。

 

すべてがリュックひとつに収まった。達成感にみちあふれる。

これで自転車でも歩きでもキャンプできるぞ!

 

撤収し保津川沿いを走行する。

 

作業道に登っていくと・・・。

 

おお、期待通りの眺望だ!

 

馬堀の市街地が遠くに見える。

 
 

 

オフロードの楽しさは色々あると思うけど、見晴らしスポットを発見する楽しさに今は魅了されている。

 

 

雄大に流れる桂川であるが、ここ保津峡だけは急峻な山に囲まれ川が細くなる。なので大雨が降ると水は行き場を失って亀岡市街で氾濫を起こしてきた。

 

馬堀に広大な河川敷があるのはその防御策だったのである。

 

素晴らしい景色を堪能し、作業道を下っていく。

 

 

移動して亀岡の東谷林道へ。その分岐の作業道を走行する。

大型車両が通行した形跡がある。
 

作業道は府道6号線のそばまで延伸していた。

 

まさか合流するのか!?今後が楽しみだ。

 

引き返す。

 
 
 
 
 

 

続いて西長尾線へ。ここも気になる作業道ができていた。

道なき道をくだっていくと・・・。

 

寒谷東池の湖畔まで降りることができた。

 
水面は凍っている。冬らしい光景だ。

 

流谷線から派生する作業道も巡回しておこう。

 
 
 

 

最後は地元の地獄谷線へ。

 
 

高槻では新しい道はできてませんねえ。

 

舗装林道、萩谷岡山線のゲート。今なら無施錠ですよ!

 

 

高槻で最も新しい林道、岩井谷線を下る。といっても出来て10年は経っているが。

 

クッカーを捨て外食に頼るという手段を使ったものの、首尾よくミニマムキャンプを成功させ、満足して帰還したのである。

異様にコンパクトな私のULテント。

 

 

これを活用して何か面白いことはできないか?

そこで思いついた。積載力ゼロのバイクで冬キャンプに挑戦だ。すべての荷物は背中のリュックに詰めるのだ!

 

荷物を減らすためにクッカー、イス、テーブルをもっていかず。つまり食事は外食ですますことにしたのである。それってキャンプと言えるのか!?

 

まずは地元の原桧尾谷線へ。

 

ゲートはあるが脇は空いている。


SL230に比べてXR100の足回りはショボショボだ。石ころで前輪がふっとぶ感じが怖い。



 

下りでさっそくコケた。

 

危ない危ない。

 

崩落箇所はこの数年そのままだ。

 

 

登り切るとそこにもゲートあり。

 

しかしゲートは施錠されていなかった。

 

続いて先週も走行した出灰の林道&作業道。

 

 

 

 

そして池ノ谷2-2線のゲートへ。

 

ゲート脇には私的なチェーンがかかっているが、さらにその脇があいている。250cc以上のバイクでは厳しいすき間だ。


快調にダートを進み、京都縦貫道をまたぐ。

 

 

 

北に抜けエルハウジングさんが手がける大規模開発地へ。

 


ダート沿いは工場ができるようである。住宅でなくてよかった。

国道9号線にでて「餃子の王将」で夕食。

 

その後、亀岡の河川敷に到着。ここを野営地とするっ。

 

昼間はポカポカで気温10度越えであったが、夜になるとグングン冷えていく。

防寒はかなり手抜きしていたのだけど・・・。

 

夜中0時を過ぎるとさらに冷え込んで、なんとコーラが凍りはじめた。テント内の結露もシャリシャリしてきた。

 

キャンプ歴100泊にして初めての経験である!!!

この日の亀岡の最低気温はー4度であった。

 

 

河川敷はもっと寒かった可能性が高い。

 

テント、シュラフ、マット。どれも冬用なしでー4度を乗り越えた。関西の冬をほぼ克服したことにちょっと感動だ。

 

つづく

この日も旅に出た。寒さのこたえる季節。近場を徘徊するとしよう。

 

地元の流谷線を進む。


まだまだ2018年の台風被害が残っている。


大阪府内で木材満載のトラックが走る姿を見かけることは少ない。

久々に見かけるようになったのは台風被害があったためだ。皮肉な話である。




 

再植林もなされて山は復活しようとしている。


作業道を通過して北へ。


 

亀岡に到着。


永遠に終わらない亀岡の「ほ場」整備。もう20年以上たってるのだけれど(笑)。

 

河川敷に到着。よき眺め。ここを野営地とするっ!


 

さわやかな朝。陽の光が差すと暖まるわー。


 

撤収して19号線で北へ向かう。丹波広域林道に雪はあるかな?

 

原谷線へ。雪はなく快走できた。


 

原清水丸線を登っていく。ここも快走、快走!



 

丹波広域林道へ合流。普通に走れるじゃん。


 

知谷線を下っていく。


結局雪を見ることはできなかった。

 

さて、先日発見した栗尾峠付近の作業道。今度は西側から進入してみよう。


全伐採された山々が迫力あり。


 

谷ではなく山ぞいのルートを選択。続いてますねえ。


再び谷沿いのルートに合流。複雑な構造だ。


 

高台にのぼりつめるが廃道となっており進めない。


作業道は5年もたつと廃道になってしまうのが普通。もっと早く来るべきだった・・・。

 

枝道が多すぎて不安になってくる。大丈夫かな。。。


 

見覚えのあるダートに合流。よし、これで東に抜けれるぞ。


 

付近を探索。



 

崩落寸前の箇所。あと2年もしたら、崩れて走行不可になるな。



 

栗尾峠付近に到着。見晴らし良好である。


 

移動して星峠近辺の作業道へ。


前来た時より伸びているけど結局行き止まり。


最後は渋坂峠へ南から。快適なダートが続いているが・・・。


砂防ダムで行き止まり。


自転車で北へ抜けた人もいるみたいだけど、獣道なのであきらめた。

 

高槻近辺のダートめぐりは作業道が中心になりますねえ。

 

新たな発見もあり、満足して帰還したのである。

湖岸緑地/曽根沼での朝。


曽根沼ではいつも西側の林間でテント泊していた。東側はファミリー向けとして遠慮していたのであるが、この日は東側の駐車場が工事で封鎖されていたためガラガラ。曽根沼をのぞむベストポジションをゲットできたのである。

 

曽根沼は昔は琵琶湖であった。干拓が行われて内湖となったのである。

 

景色を眺めていると、やおら霧がかかってきた。



この光は・・・。まさしく私が追いかけている「柔らかい光」である!


抽象的な映像に酔いしれる。



このとき牧谿(もっけい)の水墨画を思い出した。写真のような絵。→国宝「煙寺晩鐘図」

牧谿は写真のない時代に光を感じていたのだ!

 

さて撤収して山へ向かおう。犬上川ダムを走っていると東岸がダートになっていた。




見晴らしも悪くない。



抜けることができた。


連続して向野線がはじまる。

土砂崩れを整備した形跡がある。


高度をあげると良い景色。


やがて道が途絶えたため引き返す。


 

最後は茨川林道へ。10kmのダートあり。


進めば進むほど道と川の高低差がなくなってくる。





廃村/茨川集落へ到着。河川敷に降りてさらに進む。神社を拝んで引き返した。


鳥居が前より埋まってないか?

 

引き返す。


 

そして枝道の古語録谷へ。道は荒れている。


古語録滝のところまで行くが滝は良く見えなかった。


今日はここまで。

 

ロングダートを無事に走り終えて満足して帰還したのである。

 

湖岸緑地「曽根沼」で朝を迎える。


寒くないのはよかったが虫がわいた。ビワコムシがランランに群がっている。12月だというのに。


朝になって死んでいるビワコムシを発見。


 

撤収し鈴鹿山脈へ向かう。まずは高室線へ。


このヌタヌタ感は・・・。今にも対向車のトラックがやってきそうな新鮮さである。


進んでいくと用水路設置工事の真っ最中であった。


 

通過して山を登っていく。



後半は作業路に変わる。


滋賀県造林公社のテープが木に巻かれている。


再植林されたハゲ山。


作業道の迷路が展開されていたが引き返す。

 

続いて白谷林道へ。時間は14時をまわっている。日暮れまでにキャンプ地へ行きたいので急がないと。

 

見晴らしスポットまでノンストップでダートをかけあがる。

 

そして・・・。霊仙(りょうぜん)が見えるところまで到達。


ここまでくればもう少し。

終点近くの見晴らしスポットに無事到着。



 

そして引き返す。


白谷林道の名前は石灰岩がごろごろしているからだと私は確信している。


 

夕陽に照らされる霊仙山の威容を拝む。


鈴鹿カルストを代表するハゲ山だ。

 

途中で支線へ寄り道。


改めて霊仙山を遠くに拝む。


また来年会いましょう!

 

急いで下山して再び湖岸緑地曽根沼へ向かった。


 

日没になんとか間に合った。


神々しい夕焼けを見つめ、夜はふけていった。

 

つづく

 

この日も旅に出た!3連休なのでこの年最後の遠征をするべく鈴鹿山脈を目指す。

 

寒さに備えたワタクシの装備。リアバッグのサイズは40x30x高さ20cm。すべてのアイテムは30cm以内に収まっている。

 
写真の上から

Thous windsの山羊座テント

evernewのウォーターキャリー1.5L

NEMOのマットORAのショートサイズ

soomloomのシュラフ400g

 

さらにバッグの上に38cm幅にカットしたVASTLANDのウレタンマットを重ね、

リュック内に2ndシュラフ(モンベルダウンハガー800の#5)を忍ばせている。

これでー5度まで楽勝だ。

 

途中で信楽を通過。新名神の建設が進行している。高架がつながる寸前だ。

 

 

鈴鹿山脈に到着し八ツ尾山国有林へ。西側は短めだった。

 
 

東側へ移動すると2km以上のダートが続いていた。

 

 
 
 

見晴らしもよくなってくる。

 
 

いいですねえ。

枝道にも踏み込んでみた。

 

道は細くなってくる。

朽ちた木の橋の手前でストップ。

 

 

踏み抜いたら面倒だな。あきらめて引き返す。

 

買い出ししていたら日暮れになってしまった。

湖岸緑地「曽根沼」に到着。駐車場から荷物を歩いて運ぶ。

 

 

リュック、リアバッグ、買い出しした食料。うむ、完璧だ。

 

公園とはいえ安心感は絶大だ。食料のにおいに気を付ければケモノに襲われる可能性は少ないはずだ。

 

 

つづく