英検5級のレッスンに正解はないのか
小学生向けの英検5級コース。合格して自信を持ってもらうことも重要だが、役に立つ英語を学んでもらいたい。そんな私の想いから毎週少しでも英語を話す機会を増やそうとレッスンの時間を削って、英検5級に出てきそうな問題に合わせて冒頭に必ず英語で挨拶を交わし、今日の日付、曜日などなどいろんな質問を生徒たちにする。良いアイデアかに思えたこの方法も上手くいっているとは言い難い。今日は何曜日?と聞いても、毎週答えられないという期間が3ヶ月ほど続く。曜日は英語で全部覚えているはずなのに、パッとその日の曜日が出てこない。毎週同じ時間にレッスンを行なっているので先週と同じ曜日なんですけど〜と私は思うのだが、私: 「What day of the week is it today?」子供たち: 「It's,....It's.....」私: 「水曜日って英語でなんていうの?」リーダー的な存在のA君が先に「It's Tuesday.」と答えると子供たち全員:「It's Tuesday.」と続いてしまう。 がっくし。若干の苛立ちを隠しながらIt's Wednesday.と訂正すると、「あ〜、Wednesdayだ。Wednesday, Wednesday.」と子供たち。う〜。まったく〜。疲れちまうぜ。文法中心のレッスン時間を短くしてまでこんなやりとりを毎週続けて意味があるのか、悩み続ける。こんなにも子供たちは英語に興味を持ってくれず、覚えてくれないものなのかと英語教育の難しさを思い知る。ところが、呆れながらも続けていくと半年経った頃には私: Can you hear me?生徒たち: Yes, I can hear you.私: Can you see me?生徒たち: Yes, I can see you.私: Are you ready?生徒たち: Yes, I'm ready.私: Can we start?生徒たち; Yes, we can.私:Good afternoon.生徒たち:Good afternoon.私:こんばんはって何て言う?生徒たち:Good evening.私: How are you?生徒たち: I'm good, thank you.私: How are you doing?生徒たち: I'm doing well.私: How's it going?生徒たち: It's going well.私: Ask me back.生徒たち: みんなバラバラだが、How are you doing? やらHow about you? とかAnd you? と聞き返す。私: I'm good as well, thank you for asking. What day of the week is it today?生徒たち: It's Wednesday.私:What's the date?生徒たち:It's November 22nd.私:あ〜、よく間違えなかったね。22thじゃなくて22ndだね。では、What time is it?生徒たち:It's four-thirty in the afternoon.私:in the afternoon 他の言い方は?生徒たち:p.m.私:Alright, everyone. Let's start our lesson for today.今日のレッスンは102ページ。英語で何ページ?って聞くので答えてね。What page?生徒たち:Pageone hundred two.私:Very good. Open your textbooks to page onehundred and two.ここまでなんとかできるようになるのだたったこれだけのやりとりをするのに週一回のレッスンで半年もかかるなぜこのやりとりが重要なのか。英検5級のテストを受ける上で必要な表現をしっかりカバーしているからと私は言いたい。例えば、Can you ~?の答え方はわざとYes, I can.ではなく、長い文章でYes, I can hear you.と言ってもらうことでcanの置き場所を口で覚えていく。ついでに「キャン」ではなく「ケン」という発音で言ってもらって、より自然な言い方に。挨拶はGood afternoonの他に、こんばんは、おはようございますもついでに言ってもらう。そして、時間を言うときは 午前中はin the morning, 午後はin the afternoon,夕方はin the evening,と夜はat nightを一通り言う。このやりとりができていれば前回の試験、少なくとも4問は正解できるぞ〜。どれだけ私がレッスンに工夫を凝らしているのか、君たち、わかっているか?これが、子供たちは全くわかっていない。レッスンの導入部分が英検の問題とどう関係があるのかつながりがわからない生徒たちは毎週言わされている感があるのかも。ということで一番先に言ったことに戻るが、生徒たちとこのやりとりをやって意味があるのかと悩む。ベテランの日本人英語講師たちの中で、こんなやりとりをやっている人は1人もいないみたいだ。でも、ま〜、子供たちは英語を話す機会があまりないし、疲れるけど、これからも続けてみよう