犬の健康:足腰が弱くなった愛犬
犬が15歳の時になんだか歩き方がおかしくなり、同時に方向感覚も低下した。歩き方に関しては関節に問題があるわけでもなく、原因はどの獣医さんもはっきりとはわからなかった。でも獣医さんはこういう症状によく効く「アンチノール」というサプリを薦めた。60粒8,000円以上したと記憶している。高っ基本的には1日1粒だが最初の2週間は倍の量を摂るという、なんだか根拠があるような気もするが、高いので消費のペースを早めるための使用法ではないのかとも疑ってしまう。ただ、アメリカでも獣医さんやペットトレーナーさんが大推薦しているサプリだ。どのサイトで商品を見ても評価がとても高い。しかも犬が服用するサプリなので、飼い主が犬の様子を見て判断するもので犬のプラシーボ効果なんてほぼ考えられない。良いサプリなのだろうと信じ、私は愛犬に与え続けた。だが、正直なところ愛犬には全く効果がなかったように思う。難しいのはそんなことを言っているのは私くらいで、アンチノールについて効果がなかったという人は検索しても出てこない。それくらい評価が高い。従って、愛犬への効果を感じることはできていなかったものの、数ヶ月ずっと続けて服用してきたのにここでやめてしまったら症状がひどくなるのではないかという恐怖心から結局愛犬が亡くなる直前まで止めることはできなかった。個人的に不思議に思っていた。効果があると証言する獣医さんや飼い主さんが多い中でなぜ愛犬には効果がなかったのかを調べたくなった。そこでアンチノールに含まれている成分をみてその謎を解明してみることに。アンチノールが主に効果があると訴求している主成分PCSO−524。モエギイガイが原材料。モエギイガイってなんだろう。豊富に脂肪酸が含まれている二枚貝の一種?このモエギイガイを調べていくと、Green-Lipped Mussel: Benefits, Forms, and EffectivenessThe green-lipped mussel — also known as the New Zealand mussel — is a shellfish native to New Zealand. This article explains everything you need to know about green-lipped mussel s…www.healthline.com人間のリュウマチや変形性関節症に効能があるというほどの科学的エビデンスに欠けているが犬の変形性関節症の改善の一定の効果は認められているそうだ。モエギイガイはニュージーランドにとって海産物として重要性が高いということ、モエギイガイを主成分とする人間用のサプリは誇大広告で訴えられたことがあるということをどう解釈するか。個人の見解によるだろう。そのモエギイガイを主成分とするアンチノールは関節、皮膚、被毛、心血管、神経、認知機能に良いとされる。そのため、高齢になった犬のために与えたいと誰もが思う。私もその1人。愛犬のためにできる限りのことを尽くしたいと思い、アンチノールを与え続け、やめられなかった。多くの人がその効果を認めているのに、効果がないわけはないとどうしても思ってしまう。ただ、このように冷静に調べてみると、愛犬の場合、足腰の改善効果が見られなかったのは愛犬は変形性関節症ではなかったからだと結論づける。これはあくまでも私の勝手な仮説に違いない。いろいろと配慮しなければいけないので、まわりくどい言い方をしているが、何が言いたいか。私のように数ヶ月も買い続けても効果がないのにやめたらどうなるのかを考えると怖くて高額なアンチノールを買い続け、やめられない人がいるならば、この情報が少しでも役に立ち、やめる勇気になる、或いは続けていく判断の助けになることを願っている。