寒がりの愛犬のために防寒服を買いに愛犬と一緒に犬の洋服専門店を訪れた。

お店に入り、寒い日に着るお洋服を買いにきた、そしてサイズの確認をしたい、と伝えたところ、

お店の方が試着用の洋服を持ってきて、愛犬に着せてくれた。

愛犬に着せてくれている間も「何歳ですか。まだ少し大きくなりますね。」と

いろいろお話をして、このお店の方(店主?)は

とても犬好きな人だということがすぐにわかった。

 

これ以上寒くなってきたら犬種的に洋服を着せないといけないし、

真冬用の洋服も備えておきたいなどなど、いろんな話をしながら

お店にかかっているダウンジャケットを眺めていたら、

「こんな素敵なデザインもあるわよ。」とお店の奥からサンプルを出してきてくれた。

イタリアの生地を使っていてどこにもないデザインのものだった。

 

「このデザインはネットでは販売しないの。今、サイズがないから予約になってしまうけど」

と言われ、即決で夫と私はその素敵なイタリアの生地を使ったダウンジャケットの代金を支払い、予約をした。

「無料でお送りしますが、お店に来ていただいて取りに来ていただいた方が、

試着もできますのでいいと思いますよ。」ととてもやわらかな優しい口調の店主。

一応住所は伝えたが、取りに来るつもりで夫と店をあとにした。

 

「無地のダウン、ツーブロックのダウンはよく見かけるけど、

あんな素敵なデザインはなかなかないよねラブラブ」と2人で話した。

いつも愛犬のおもちゃやグッズにお金をかけてしまって、

夫に注意される私だが、このダウンに関しては夫も

珍しく賛成してくれていたことが私的には何より嬉しかった。

それくらい本当に素敵なデザイン!ラブ

 

そして納品予定の日になっても、

お店から連絡が来なかったので、

予定日を3日ほど過ぎた頃に電話してみた。

「あの〜予約したダウンジャケット、お店に届いてますか。」

「あ、すみません。来週入ってくる予定です。」とあまり

申し訳なさそうな態度はなく、軽く言われて電話を切られてしまった。

その来週になったので連絡すると、

「あ〜すみません。まだ来てないです。今週中には入ってくると思います。」

お店の方はなんだか全く気にしていない様子。お店を訪れた日に会った人のはずだが。

「あの〜、私が頼んだ商品、どの商品かわかっていますか。」と少しだけ怒ったトーンで尋ねると

「え〜、ネットの商品ですよね。」とお店の人。

結局、このお店の人、電話では誰がどの商品のことを訊ねているか確認しないまま、

来週だの、今週中には届くだの適当に答えていることがこれで判明ムキー

「どんな商品を私が頼んだのか、教えてください。」と伝えたところ

ようやく事の重大さに気づいたかのようにちゃんと調べ始めた。

「あ、あのイタリアの生地の〜。今週中に入ります。」と

またもや蕎麦屋の出前状態の返事。

 

この一連のやり取りを夫に話すと彼の怒りはおさまらない。

私も彼もお客様相手に商売をしていて、

彼にしてみればこんなビジネスのやり方で

商売成り立っていることが信じられない。

即、ビジネスの縁を切りたいところだ。

 

そこで「今週中」が過ぎたところで夫と2人で店に行った。

「〇〇です。商品を取りに来たんですけど。」

「申し訳ございません。まだ届いてなくて明日入ってくる予定です。」

もう納品予定日から1ヶ月も経って、

「明日入ってくる予定」って適当すぎる返事。

その態度に夫の怒りは頂点に達していたが、

私はあの素敵なイタリアの生地を使ったデザインの商品が手に入るまでは

お店の人とは仲良くしておいた方が良いという考え笑

軽くクレームは言ったが、すぐに機嫌を取り戻し、

お店に並んでいる商品を手に取り、「これかわいくない?」と

夫に話しかけた。夫は私の問いかけそっちのけにお店の人に詰め寄る。

「何度電話しても来週とか今週中、そして今月中と言ったので、月が変わるのを待って今日来たんですよ。

明日、本当に届くんですか。届いても届かなくても電話ください。」

お〜恐っ。夫は怒ると恐いのだ〜ゲッソリ

それを言い放ってからお店を出た。

 

夫は私がブーブー家で文句を言っているくせに

お店の人の前では軽く一言いうだけで済ませたことを

不思議に思ったよう。

「だって、素敵なデザインのダウン、愛犬に着せたいんだもん。

お店側から商品は結局入荷されません、と言われたらもう終わりだよ〜。」

と夫に言ったものの、確かにサービスがこんな最低、最悪のお店から

商品を買いたいかはてなマーク

 

はい。買いたいです!!だって商品がかわいいんだもん笑

こういう私のような人間のことをなんというのだろうか。

軸のないブレブレ人間?

 

もちろん、夫は「俺はもうごめんだね。」

せめてお金を返してもらって、

商品が届いたら連絡下さいって言った方がいいよ。

 

夫はかなり厳しいサービス業の世界の中で生きてきたので、

ま〜許せないのだろう。それはわかる。よ〜くわかる。

でも、思い出してほしい。このお店の人はとても犬好きで、

短い時間だが、うちの愛犬にもとても優しく、可愛がってくれてたよ。

こういうお店とは対立より、ビジネス面ではこちらが少し寛容になり、

調和という選択が良いという私の判断。

 

そしてようやく洋服が届いたとの連絡が!

洋服を取りに行った時の対応はとても良かった。

(予定されていた日から1ヶ月以上経っていたが)

しかもその時、お店には常連のようなお客さん達が

ワンコを連れてきていて、

和やかな雰囲気でお店の方とお話をしている。

その方達の輪に私たち夫婦も入り、

さまざまなワンコ情報をシェア。

このお店を中心にちょっとしたコミュニティができているようだ。

 

店主の方と対立することなく、

クレームをしながらも、良好な関係を保つことで

見返りが大きい。夫にとってもお店で他の愛犬家達とも楽しく

おしゃべりができて、いつの間にか怒りはどこかに消え、

結果オーライチョキだ。

 

なるほど。このお店に対する評価が

星3つや4つではなく、

星1つか星5つに分かれている理由がよ〜くわかった。

このようなお店、皆さんの評価は?