小学生向け塾の英語テキストを読んでいると、
一般動詞の例文に
I like apple cake.と書いてある。
なんでわざわざcakeを選ぶかな〜と
テキスト開発者に対して不満を感じる。
まずI like の使い方で気をつけなければならないのは
好きなものが、数えられる名詞の場合は必ず複数形であるということ。
そんな説明を子供たちにするかどうか、講師として迷う。
だから例文を作るときはもっと深く、先の英語の勉強のことまで考えてほしい。
I like apple cakeと習ってしまうと、
I like dog. (私は犬の肉が好き)と言ってしまう可能性が出てこないか心配だ。
何か子供の好きそうなもので
例文を作るならcakeより使って欲しかったのはcookies.
そして他の数えられる名詞の例としてはI like cats. のように
動物も入れてあげてよね。
また、数えられない名詞を使った例文として
スポーツ、国、色などを使って例文を作って欲しかった。
他にいくらでも良い例文は作れそうなのに
なぜわざわざ数えられる名詞であり、
数えられない名詞でもある、特殊なcakeを使うかな〜。
I like deer.を例文に使っているのと変わらない。
ご存知deerは単数も複数もdeerだという
代表例。
今、このブログを書きながらふと思ったのだが、
I like deer. は鹿が好きという意味になる理由として、
鹿肉が好きって言いたい場合はI like venison.
豚肉が好きって言いたい場合はpigではなくporkという。
さて、お魚が好きっていう場合は
I like fish.だが、fishも実は単数も複数も同じだという代表例。
I like fish. はほとんど食べることを意味するが、
鑑賞するのが好きな場合、
I like fish.もI like fishes.の両方アリだ
なにはともあれ、英語は簡単な文章ほど実はややこしい。
こういうややこしいのは小学生に対してはcontext、
つまり何か場面が設定された会話で教えた方が望ましい。
文脈もなく、文法の例文として使うのは避けて〜
しかも、冒頭のapple cakeについて更につけ加えると
アメリカ英語であればapple pieの方が
ポピュラーでしょ