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火の元素の熟成段階



こんにちは!タロット起業に必要な知識を発信している隼人です^_^ 

まずは、タロットそのものの知識は必要なので共有したい内容になります。

今日はウエイト版タロットの「コートカード」の「ワンドのクイーン」」について書きました^_^

  活動や行動の蓄積を熟成する



「ワンドのクイーン」は「クイーン」の示す「熟成段階」で、「ワンド(火)」のエレメントの「情熱」から「ナイト」の段階の行動から得た経験を「熟成」させている人のイメージ像です。

この段階に来た人は、とにかく活動、行動を求める事はしなくなりますよね。

それより自分のやって来た、様々な活動、行動から得た体験や経験を、一つの技巧なりにまとめる事に情熱が向くと思います。

「ワンドのクイーン」の絵を見ると、黒猫が足元に居ますが、外部からの攻撃から身を守るために、悪魔が黒猫を女性に与えるという伝説があるようです。

そして絵のイメージからも分かりますが、暖かく優しい「ワンド(火)」のエレメントのエネルギーを、家族や仲間に与えるイメージ像と言われています。

それも「ワンド(火)」のエレメントの表す「直感」から自然に出て来る暖かさです。

この、自分の経験、体験を家族や仲間のために使う事に「情熱」が向けられるという事は、やはり様々な経験、体験を積んで熟成させられる段階の人にしか出来ない事だと思います。

でも、人は生きて来てる上で、何らかは経験、体験の蓄積をして来てますよね。

自分の積んで来た事の方向性を定めたら、誰でも何かしら、その人だからこそ出来る、人のために使えるエネルギーを持っていると思います。

  火の元素の熟成が足りない場合



また「ワンドのクイーン」のカードの性質が、上手く機能していない場合、災難や理不尽な体験から本来の姿が失われて、辛辣な性格になってしまったりという事があるかもしれません。

これは、元々は自然体で他者に与えて来た暖かさの中、嘘や嫉妬、不誠実な事に晒されてしまった事による反動の姿かもしれませんし、そんな事もなく単純に「ワンドのクイーン」のテーマの要素が足らない事を示しているかもしれません。

「火」の「直感」や「情熱」があって「クイーン」の、これまでの「経験」や「体験」の「熟成段階」に入っている人物像なら、実際の年齢は別にして、その人や物事に対して、プロレベルに移行しようとしている人みたいなイメージも出てきますよね。

でも、これは、実際の案件により、いろいろ見え方が変わるから、個別に対応できるわけです。

ウエイト版は「生命の木」との対応もあるので、質問者や自分が、より良い方向に向かうように、さらに詳細を検討する事も出来ます。

ウエイト版タロットカードは78枚、全てに四大元素(エレメント)が対応しおり、宇宙の神秘や森羅万象を表す大アルカナについても対応しています。


大アルカナの「火の元素」のカードは、4番「皇帝」、8番「力」、10番「運命の車輪」、14番「節制」、16番「塔」、19番「太陽」、20番「審判」になります。









  生命の木の形の母とワンドのクイーン



「コートカード」もウエイト/スミス•タロットは、カバラ思想の「生命の木」に配置されています。

「ワンドのクイーン」を含む、4枚の「クイーン」は、「生命の木」のセフィラ「ビナー」に配置されています。





セフィラ「ビナー」は「第一動因」からの無限エネルギーが初めて形になる「形の母」、「原初の形」を作り出すセフィラです。

全ての形態は「ビナー」に由来します。この「生命の木」の領域は、人間には不可視の領域で、そうであろうと思う事しか出来ません。

「ビナー」は「理解」と訳され、これは、想像者、親、信仰の源という「ビナー」の意味と関係します。その関係は、「信頼に関する資質」です。

今、自分が理解できない事でも、何らかのパターンや目的が、根底に存在するという事を「理解」し「信頼」するだけの基盤という事です。

一般的に言えば、親や師から充分な愛情と厳格な教えを受けた人なら、親が論理的に全てを弁証していなくても、何らか親が必要な判断をしているという「信頼」を持ち、その事を「理解」しているという、そういう「信頼に関する資質」です。

「ビナー」は「母なるもの」の象徴でもあります。

  ワンドのクイーンと占星術の対応



セフィラ「ビナー」には「土星」が配置されています。「土星」は「制限」「境界線」を意味します。

これはエネルギーが「形」になるためには「器」が必要という「ビナー」の意味にも通じます。

そして「形」を持ったものは自己の内と外の「境界線」を持ちます。これは自らに対しての「制限」でもありますが、自分から積極的に外界との「制限」「境界線」を作る個性でもあります。

そして「形が持つ内包性」は「爆発的なエネルギー」を持ちます。例えば、少量の火薬は大したエネルギーは無いですが銃弾として内包された時には、強いエネルギーとなります。

人間も同様に本来持った「内包性のエネルギー」を持ちます。

  再生可能な形成の過程



「コートカード」は「生命の木」の4つのセフィラに配置されています。セフィラ10番の「マルクト」、6番の「ティファレト」、3番の「ビナー」、2番の「コクマー」がそれです。この「コートカード」が配置されたセフィラの番号の数、10➕6➕3➕2🟰21で、大アルカナの21番「世界」のカードの番号になります。
人物を表し、人物のそれぞれの成長段階を意味する「コートカード」に象徴されるテーマが集積されて、一つの人生、一つの「世界」が現れて来るという事を象徴しています。

あなたが、元来、持っている「個」としての「内包性の力」は「ワンドのクイーン」のように熟成され、家族や仲間の方を暖かく包みます^_^



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