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風/空気の元素の熟成段階



こんにちは!タロット起業に必要な知識を発信している隼人です^_^ 

まずは、タロットそのものの知識は必要なので共有したい内容になります。

今日はウエイト版タロットの「コートカード」、「ソードのクイーン」について書きました^_^

  揺るぎない信念と公正な心



「ソードのクイーン」は、「ソードのナイト」の段階での「限定的」な「ソード(風/空気)」の「信念」からの行動で得た様々な経験を、「クイーン」の段階の「熟成段階」として体現している人物像です。

「ソードのクイーン」のカードの絵を見ると、この人物は「ソード(風/空気)」のエレメントが象徴する「思考•情報」を象徴する「剣」を垂直に立てて持っています。これは揺るぎない「信念」「意志」を表しています。

しかし、一方で左手は開いて前に差し出しています。これは自分の中に揺るぎない「信念」「意志」を持ちながら、同時に他者の意見も聞く用意がある事を示しています。

これは揺るぎない「信念」「意志」を持つまでに自分を「成熟」させていながら、それだけのものが自分の中にあっても尚、他者からの「情報」を聞こうとする姿勢です。

どんな背景にせよ、他者も自分の「信念」と同じように揺るぎないものを持っているだろうという事を、分かっている前提に立っている事を表します。

まずはクリアの状態から聞く姿勢です。

その上での毅然とした態度、判断をする人物像です。

そして揺るぎない「信念」と「意志」を持ちながら、尚、他者の意見を排除する事は得策ではない事、それを聞く事で、自分自身が気付いていなかった自分の誤りが、あるかもしれない事を「考慮」しています。

  風/空気の元素の熟成度が足りない場合



「ソードのクイーン」のテーマが上手く機能していない場合は、逆に「信念」「意志」が「成熟」していない状態から、自分の状況を悲観的に捉え過ぎていたり、理不尽な状況に対抗するために、寛大な装いをしているけど、実は非常な人格になっている事が考えられます。

この、自分と他者の「意見」や「信念」を公正に「判断」して行く事で、自分の、これまでに磨いて来た「知性」を「成熟」させている人が「ソードのクイーン」のイメージですね。

個別の案件を見て行く時は、逆に作用してる可能性や他のエレメントとの関連、ウエイト版は「生命の木」の対応からも、更に深く見て行く事が出来ます。

ウエイト版タロットカードは78枚、全てに四大元素(エレメント)が対応しています。


宇宙の神秘や森羅万象を表す大アルカナの「風/空気の元素」は、0番「愚者」、1番「魔術師」、3番「女帝」、6番「恋人」、9番「隠者」、11番「正義」、17番「星」です。









  生命の木の形の母とソードのクイーン



「コートカード」もウエイト/スミス•タロットは、カバラ思想の「生命の木」に配置されています。

「ソードのクイーン」を含む、4枚の「クイーン」は、「生命の木」のセフィラ「ビナー」に配置されています。





セフィラ「ビナー」は「第一動因」からの無限エネルギーが初めて形になる「形の母」、「原初の形」を作り出すセフィラです。全ての形態は「ビナー」に由来します。

この「生命の木」の領域は、人間には不可視の領域で、そうであろうと思う事しか出来ません。

「ビナー」は「理解」と訳され、これは、想像者、親、信仰の源という「ビナー」の意味と関係します。

その関係は、「信頼に関する資質」です。今、自分が理解できない事でも、何らかのパターンや目的が、根底に存在するという事を「理解」し「信頼」するだけの基盤という事です。

一般的に言えば、親や師から充分な愛情と厳格な教えを受けた人なら、親が論理的に全てを弁証していなくても、何らか親が必要な判断をしているという「信頼」を持ち、その事を「理解」しているという、そういう「信頼に関する資質」です。「ビナー」は「母なるもの」の象徴でもあります。

  ソードのクイーンの占星術の対応



セフィラ「ビナー」には「土星」が配置されています。「土星」は「制限」「境界線」を意味します。

これはエネルギーが「形」になるためには「器」が必要という「ビナー」の意味にも通じます。

そして「形」を持ったものは自己の内と外の「境界線」を持ちます。これは自らに対しての「制限」でもありますが、自分から積極的に外界との「制限」「境界線」を作る個性でもあります。

そして「形が持つ内包性」は「爆発的なエネルギー」を持ちます。例えば、少量のガソリンが外にあっても、さほどのエネルギーは無いですが、エンジンという形に内包された少量のガソリンは、何トンもある自動車を動かすエネルギーになります。

  再生可能な自己の形成過程



「コートカード」は「生命の木」の4つのセフィラに配置されています。セフィラ10番の「マルクト」、6番の「ティファレト」、3番の「ビナー」、2番の「コクマー」がそれです。

この「コートカード」が配置されたセフィラの番号の数、10➕6➕3➕2🟰21で、大アルカナの21番「世界」のカードの番号になります。

人物を表し、人物のそれぞれの成長段階を意味する「コートカード」に象徴されるテーマが集積されて、一つの人生、一つの「世界」が現れて来るという事を象徴しています。

あなたの中の「ソードのクイーン」の「信念」と「意志」、そこから来る「熟成」された「判断」は、きっと、冷静で相手の意見を排除せず、人を惹きつける寛大さがあると思います^_^



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