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概念崩壊の気付き



こんにちは!タロット起業に必要な知識を発信している隼人です^_^ 

まずは、タロットそのものの知識は必要なので共有したい内容になります。

  塔のカードが意味する事


今日はタロットの「塔」のカードのフィルターから、「人の人生の転機」について話します^_^ 

タロット初見の方も読んでみて下さい。

タロットとか占いが好きな方は、ウエイト版タロットカードの「星」は、よくご存知だと思いますが、「塔」は22枚の大アルカナの16番。

「塔」のカードは、何かが通用しなくなった瞬間や、何かの転換の時かもしれません。

「塔」のカードの絵は、稲妻が塔に直撃して破壊され、王冠が吹き飛んでいますね。

そして二人の人が「塔」から落ちています。

何か怖い感じの不吉なイメージを持つ方も居られると思いますが、何かの祟りのような事を表すカードではないので大丈夫です!

タロットカードは全て、不幸を告げるためのなどはありません。

  概念の崩壊



「塔」は、それまで自分が今まで持っていた概念や思い込みなどが壊れる事を意味します。

基本、あくまで、その人の内面の話しです。

「王冠」が吹き飛んでいるのは、これまで自分が続けて来た習慣とか、考え方とか、自分の人生だから王様のように自由に扱えますよね。

そして、その集積されたものが、どうやら通用しないような事になったのを自覚した時という事です。

だから、必ずしも悪い事ではないわけです。

  「塔」と「皇帝」の関係性


「塔」が壊れるという事は、それを建てた人、自分自身がいるわけです。

この自分はカードで言えば、4番の「皇帝」で象徴されるので、この二枚は、その意味で対であると読めます。

つまり、それまでは、そのやり方や概念で一生懸命やって来たけど、リニューアルする時期も、いつかは来ますよね。

そういう事を自分の内面が、何かのきっかけで気付き始めた時なので、むしろ、その破壊を通じて再生できるわけです。

なので、そんな時期に、この「塔」が偶然、出たような場合は、ちょっと見直す時期かなと考えてもらえたら好転に向かうと思います。

  「塔」が示唆する事の実体験



ただ、もう一つの側面があります。これは僕(隼人)自身の体験を話します。

それは、去年の8月の事です。タロットの勉強をしてて、ちょうど、この「塔」をやってる時に…

死にかけました!

え?…カードは不幸の予言とかしないと言ったでしょ!と思われたかもですが(^^;;

夜の10時ぐらいに、急に息が出来なくなって来て、もうダメだ!というギリギリで自分で救急車を呼びました!

たまたまスマホに書き込み勉強中だったので、なんとか電話できて助かりました。

病名は心筋梗塞です。一番、太い血管が詰まり心臓の3分の2が機能してませんでした!~_~;

そうです。「塔」のカードが不吉を予言したのでも何でも無く、単なる不摂生の結果、崩壊が来たわけです!(^_^;) 

まぁ、たまたま「塔」のカードを見てたので何かのシンクロニシティかなと思えば話しの一つぐらいにはなりますが^_^

という事で、日頃は真剣に気にしてなくても、悪い習慣や体に気を遣わなすぎ!などの概念が崩れた瞬間という事です。

こういう事も「塔」のカードを思い出したら戒めになると思います。

…いや!おまえが戒めを聞けよ!という突っ込みがありそうですが(^_^;)

なので…ずっと薬を飲み続けないといけません(~_~;)

しかし、この体験でも、入院中に、日常から離れて、ゆっくり考える時間が出来たおかげで、今の仕事を真剣にやってみようと、人生の転機になり今に至りました^_^

  夢占いの観点からの塔


夢占いの解釈で「塔」の夢は、自分が築き上げたもの
、これから築こうとするものを象徴しています。

高い塔に登る夢は運気が上昇していて、塔から落ちる夢は地位や権力が失われる暗示、と言われています。

  感情と思考の狭間



「塔」のカードは「感情」を表すセフィラ「ネツァク」と「思考」を表すセフィラ「ホド」の間に位置します。

「感情」と「思考」というのは、だいたい激しくぶつかり合うものです。

頭では分かっていても気持ちが、それを許さないとか、逆に気持ちは明らかに道徳的に、それを良しとしないのに思考は損得勘定をしているとか。

こういう中で人は自分の習慣とか概念を積み上げて行って、いつか通用しなくなる瞬間が「塔」に象徴される崩壊を通じた成長になると思います。

「ネツァク」には占星術の「金星」か配置されていて、基本、いろいろなものを引き付けて関わる天体を良い状態にする吉星です。

しかし、嫌われる事を恐れる性質があるので、その人が、どんな状況に居るかで意味あいが変わって来ます。

そして「ホド」には「水星」が配置されていて、「水星」は思考、知性、コミュニケーションを意味します。

「金星」の性質と「水星」の性質に象徴されるような事も念頭に、「塔」に象徴されるような一つの気付きを考察できます。

「生命の木」で「塔」が関連するセフィラ「感情」の「ネツァク」は「運命の車輪のカード」でエネルギーの「拡大」の「ケセド」と繋がり、「死のカード」で「個の自覚」の「ティファレト」、「星のカード」で「無意識」の「イエソド」、「月のカード」で「結果」の「マルクト」とも繋がっています。






「無意識/現象」の「ホド」は「吊された男のカード」で「意志」の「ゲプラー」と繋がり、「悪魔のカード」で「個の自覚」の「ティファレト」、「太陽のカード」で「無意識」の「イエソド」、「審判のカード」で「結果」の「マルクト」とも繋がっています。






  人の三つの柱を横断する「塔」のカード


「塔」が位置する、この「感情」と「思考」を繋ぐパス(経路)が「ペー」です。

この「生命の木」の「慈悲(力)の柱」と中央の「均衡の柱」と「峻厳(形)の柱」の三つ全てを横断するパス(経路)には膨大な力が働くと言われています。

「感情」と「思考」の対立の均衡が可能になります。しかし、「現行の秩序の変更」には常に「破壊」が必要であると言う事です。

「ペー」のパス(経路)のテクストは「興奮させる知性」で、「興奮」という言葉は元々は「呼び起こす」「目覚めさせる」という意味があります。

  精神が何を摂取しているか



また「ペー」はヘブライ文字で「口」を意味します。

「口」は人体を構成する食べ物を摂取する部位です。

同じく精神も摂取するものにより「思考」を構成しますし、「感情」も摂取しているミネラルなどにより影響
されます。

普段から、どんな「情報」を摂取しているかで「人生の転機」の時の「思考•感情」は大きく変わって来ると思います。

  古い概念からの解放を告げる崩壊



「塔」のカードの絵の、投げ出されている二人の人物の周りには、「ヨッド」(神の恩寵)と呼ばれるものが舞っています。

右の人物の周りには10の「ヨッド」、10という数は完成された数ですが、一方で固定された数でもあります。

それが舞い散っているので概念からの解放を意味します。

逆に、気付きに必要な体験は何度も体験しているけど思考が麻痺している事、そういう状態なので解放に至らない事を表しているかもしれません。

    人生の重要な時を示唆する数


左の人物の周りには12枚の「ヨッド」が舞い散っています。左右の「ヨッド」を足すと32枚で、10のセフィラと22のパスの「生命の木」全体の数になります。

「塔」が象徴するような気付きは、人間の人生にも影響を与える重要な気付きがあるという示唆とも考えられます。

  「破壊者」の元型と「塔」のカード



「塔」のカードとイメージ的に重なる、ユングの分析心理学の元型「破壊者」は現状を打破して行く、形骸化した事柄や規則やパターンを刷新して行く元型で、インド神話のシヴァ神なども古代からの、この元型イメージです。


人として、こういう元型イメージと重なる人は、体制に挑戦する事などに属性があります。

これは自分が対外的に壊して刷新して行く元型タイプなわけですが、それだけに、自分自身の形骸化した概念が壊れた時には、注意が必要かもしれませんね。

  「創造者」の元型との関係性


対して「創造者」の元型タイプの人は、自由な発想、新しいアイデア、物事に新しい価値や意味を与えるイメージを持っている元型タイプです。

新しい仕組みや方法に属性があります。

このタイプの人も、やはり、これは対外的な物事に対して、こうした接し方をするという事だと思うので、自分自身に対する新しいアイデアを受け入れる事がスムーズに行くのか?がテーマになるかもしれません。

このように、やはり自分のスタイルが確立されているような方は、普段、しっかりされているだけに、自分自身の概念の崩壊には受け入れ難いものが大きいかもしれません。

人間というものは、たいがい自分の外側の事を、いつも考えていて、それとの対比から自分を見ているような所があります。

しかし、時には外界の事とは関係なく、自分の持っている「概念」とか、もしかしたら「思い込み」とかを考えてみるのも、自由への扉かもしれませんね。

「塔」のカードは、そういう事も考えさせてくれます^_^



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