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あなたの復活の時!



こんにちは!タロット起業に必要な知識を発信している隼人です^_^ 

まずは、タロットそのものの知識は必要なので共有したい内容になります。

今日はタロットの「審判」のカードのフィルターから見た、「蘇るあなたと人生の転機」について話します。

タロット初見の方も読んでみて下さい。

  思考と物質世界を繋ぐ「審判」


タロットとか占いが好きな方は、ウエイト版タロットカードの「審判」は、よくご存知だと思いますが、「審判」は22枚の大アルカナの20番。

これは地球、現実のカードの21番「世界」と、あなたの「思考」を結び付けるカードです。

実はタロットカード、特にウエイト版タロットは、人生や一つの物事、始まりと終わり、新たな始まり、などカード全体で一つのドラマになっています。

だから今回の「審判」は「世界」「太陽」とも生命の木で繋がる位置にあり、一連の考察ができます。




基本的に「審判」のカードが表すのは、「あなたの人生の転機」と、「かつて葬った自分の一部の復活」です。

なので「審判」のカードの絵には「棺桶から蘇った人々」が描かれています。

これらの人々は、「みんな自分達」です!それは、かつて目標があったのに何かを諦めた自分かもしれないし、普段、姿を見せていない、もう一人の自分かもしれません。

「審判」の絵には、空の雲から現れた天使が、復活を告げるラッパを吹いています。

この天使は旧約聖書に名前がある大天使ガブリエルだと言われています。

ガブリエルはキリスト教では、聖母マリアにキリストの受胎告知、キリストの誕生を示した天使であり、最後の審判の時にラッパを吹き鳴らす天使です。

因みにイスラム教ではジブリールの名前で登場します。

このガブリエルの「受胎告知」「復活を告げるラッパ」「最後の審判」という事を象徴として解釈し、実生活に当てはめてみると、いろいろと考えるきっかけになります。

  生命の木と「審判」



まさに「審判」のカードが、あなたの現実世界と思考の架け橋という所です。

ここで少し小難しい話しになってしまうかもですが、
ウエイト版タロットはカバラとの関係があり、その
思想を体現するのが「生命の木」です。

「生命の木」には、10箇所のセフィラという場所があり、「審判」は現実世界のセフィラ「マルクト」と、そこからの精神世界、「思考」を表すセフィラ「ホド」の間に当てはめられています。

あなたも、僕(隼人)もですが、特に、こういう勉強をする前でも日々、生活して、何かしらの出来事があり、それにより何かを考え、その後の行動をしていますよね?

その時に実はいつも「審判」のカードが示すような「棺桶から蘇った、かつての自分達」あるいは「普段は現れない、もう一人の自分」は語りかけて来ています。

「本当に、それでいいの?」とか「ずっと、あなたの可能性の一つの私は眠ったままです」とか言っているかもしれません。

だから、たぶん復活のラッパを吹くガブリエルも「自分自身」を象徴しています。

  生きれなかった、もう一人の自分



ユングの分析心理学で、元型「シャドー」と呼ばれる「抑圧した、もう一人の自分」が、これに当たります。

「シャドー」は、私達が日々、見せている世間的な自分、表向きの自分「ペルソナ」が活動する度に作られている影です。

光があれば必ず影があります。

もう毎日が楽しくて、試練も前向きな課題、活き活きと過ごしているという人なら、そのまま突き進んだらいいんだと思います。

でも、そうでないなら、一度、この「復活を待つ自分達が居る事」「抑圧した、もう一人の自分、シャドーの声」を聞いてあげる、これらの自分達と意識的な今の自分の統合を考えてみるのがいいと思います。

放置したら、けっこうマズいのかもしれないですから。

  夢占いでの「もう一人の自分」


夢占いの世界から見ると「もう一人の自分の夢」を見たら、自分を客観的に見つめ直すべきという忠告を表しています。

これは現実の自分と少し違った形で現れて、その違いの部分にヒントがあります。

「審判」のカードに描かれている大天使ガブリエルはキリストの誕生「受胎告知」をした天使だという話しを少し前にしましたが、この「受胎」は、あなたにとっては何でしょうか?

僕は、これは、あなたの中に、いつも新しい、もしくは、ずっと前から「可能性が宿っている」という事を象徴しているんだと思います!



そして、その「可能性の復活のラッパを吹く」のも、眠っている自分達を復活させる、小宇宙の中のガブリエルである、あなた自身だと。

そこを少し考えてみたら道が開けると思います。


そして「審判」のカードが現実の世界を表すセフィラ「マルクト」から向かうセフィラ「ホド」は「思考」を
表し、この「ホド」には「水星」が当てはめられています。

「水星」は「知性」「コミュニケーション」「脳」「言語」「思考」を意味する星です。

この「水星」の意味の中での「コミュニケーション」は、まずは「もう一人の自分とのコミュニケーション」が大事という事を象徴しているのかもしれませんね。

「水星」の語源、ラテン語の「Mercurius」はローマ神話のメルクリウスで、英国では「Mercury」マーキュリー、「水星」は中性的な星とも言われ、ロック好きの僕としては、クイーンのボーカリストだったフレディ•マーキュリーを思い出します^_^

…少し話しが逸れましたが「水星」は公転周期が早く、占星術で「他の天体に水星の意図を持って光を届ける星」と言われています。

つまり現実世界の「マルクト」を起因としたものが「思考」を意味する「ホド」で何らかの形になり、それを「水星」メリクリウスは他に周知するわけです。

また、再生され帰って来る時の逆の流れで伝わった時の、現実世界の「マルクト」に何が伝わって来るか。メリクリウスが何を他の部署に伝えるかが重要ですね。

そしてメリクリウスの元型となる神は、ギリシャ神話のヘルメスです。

ヘルメスは「雄弁•盗賊•商業•職人の擁護者」と言われ、エジプト神話の知恵の神トート神と集合され、タロットの神秘思想の中心とも言えるヘルメス•カバラと深く関係しています。

  生命の木の経路(パス)と「審判」



このヘルメス•カバラの「生命の木」の「審判」のカードの位置に話しを戻すと、「審判」は「生命の木」の「シン」というパス(経路)に当てはめられています。

「シン」はヘブライ文字で「歯」を意味します。

これは、まさに「思考」と関係があり、「歯」は食物を噛み砕き消化を促す部位。

我々は「言葉を噛み砕いて伝える」とか、食べる事を言葉と結び付けて表現しますよね。

つまり、これは現実世界の「マルクト」で発生した何らかの思いとか、直感や閃きを「噛み砕いて」、「思考」を表す「ホド」に伝える過程を、パス(経路)「シン」が担っているという事を暗示しています。

また、食物を食べ「噛み砕く」という事は、元の形から変わる「変容」も示唆します。

つまり「審判」のカードと「生命の木」を通じて、「思い•閃き•直感を噛み砕き思考」し、「復活と新たな自分への変容」に至る、という事を意味するわけです。

問題は、無自覚に、この過程が行われるのか、能動的に、あなたが、これをコントロールして「変容」するかです。

さらに「シン」のパス(経路)には星ではなく火の元素、「火のエレメント」が当てはめられています。



「火のエレメント」は「全てのものの原初の生命力•エネルギー」です。

これは「閃き•直感」であり思考以前に備わっているエネルギーです。

「審判」のカードに描かれるガブリエルは「神の言葉を伝える天使」です。

この「神の言葉」とは誰の言葉なのか?「神」が象徴する、普段は意識に上がる事が無い深淵な場所から来る言葉は、実は一番、身近な「もう一人の自分の声」。

「ホド」(思考)から「マルクト」(現実世界)に降りる場合は、一つの現実に対する「最後の審判」となるでしょう。

今回のタロットカード「審判」に関する、お話しは以上になります^_^ 

このブログで、たまたま「審判」のカードを見て、何か閃いた方や、元々、何か思う所があった方は人生の転機の時かもしれません!^_^

タロットやヘルメス•カバラも、他のいろいろな体験や、やり方と同じように、この世界に趣向が向く人にとって人生を変える事、前向きに生きる事、自己実現の役に立ちます。



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