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恐れの理解と覚醒



こんにちは!タロット起業に必要な知識を発信している隼人です^_^ 

まずは、タロットそのものの知識は必要なので共有したい内容になります。

今日はタロットの「月」のカードのフィルターから、「人の心の覚醒」について話します^_^ 

タロット初見の方も読んでみて下さい。

  無意識の中の恐れ


タロットとか占いが好きな方は、ウエイト版タロットカードの「月」は、よくご存知だと思いますが、「月」は22枚の大アルカナの18番。

「月」のカードは自分の中の恐れの発見、また精神的な覚醒に結び付くカードです。

まず「月」のカードの絵で特徴があるのは、人が居ないカードという事です。

登場するのは月と二匹の犬、そしてザリガニです。犬は「月」に向かって吠えていますね。

「月」は深層真理、人の奥深い所を表す象徴です。

犬という、人に飼われている存在は、飼い慣らされている事への嫌悪を表している事もあります。

  「月」の カードの図像



ウエイト版タロットはカバラや神秘主義の思想が内包されているので、これらの心理学的見地も含めて考えて行くわけですが、この「月」のカードの図像はウエイト版タロットカードが誕生する以前からあるという事も興味深い事実です。

日本のタロットの第一人者、伊泉龍一先生の研究で、
この図像は1400年代のマルセイユ版タロットに既にある事を勉強させて頂きました。

この二匹の犬が「月」に向かって吠えている図像は、その当時、天文学の発展の時期であり、占星術の権威が落ちていた頃と重なり、その影響もあるのではないか、という考察です。

こういう事も頭に入れていると、深みが出て来ますね^_^

  未知なる存在の象徴


ウエイト版タロットに戻って、絵の水の中からザリガニが這い出して来ていますが、これは未知なるもの、「自分の中に眠る恐怖や恐れ」を意味します。

当然、この「未知なるものへの恐れ」は人により異なって現れます。

もしかしたら何かの「トラウマ」を意味するかもしれないし、その人にとっては気付いていなかった、抑圧されていた「自分の違った面、才能、本当にやりたかった事」などが顔を覗かせていて、戸惑いを覚えているのかもしれません。

ウエイト版タロットのコンセプトを築いた、アーサー•エドワード•ウエイトは「ザリガニは、やがて沼に戻る」と、このカードについて語ったと言われています。

これは「自己探究の先に、恐れは取り除かれて自分の道が見えて来る」事を表していると、僕は考えています。

ザリガニが居た場所からは、険しいけど遥か彼方に続く道が描かれていますから。

あなたが、もし自分の中の恐れ、例えば、「何かに挑戦したいけど、お金や時間や経験が無いから…」と尻込みしている事、挑戦に対して、そんな恐れを抱いていた事に気付き、いろんな言い訳を用意していた事に気付いたなら、既に「最初は誰でも同じ」という事にも目覚めたはず。

既に「恐れからの脱出」に近づいています!

  「力の柱」「形の柱」「均衡の柱」



そして、その両脇には塔がありますが、これはタロットの象徴で、よく登場する二つの力の象徴、峻厳(形)の柱と、慈悲(力)の柱の象徴です。

これはカバラ思想の「生命の木」の左右の柱です。形、力、の表現の方が分かり易いです。

「力の柱」(右)はエネルギーの柱です。これは、物事が「形を成す前」の全ての元です。量子論で言えば「波の状態」の定まっていない膨大な全てのエネルギーです。

この「力の柱」上に、その意味に該当する様々なカードが配置されています。「拡散生」です。

「形の柱」(左)は物質化、現実化の柱です。これはエネルギーを見出し形にする元です。

量子論で言えばエネルギーを形にする、「波を粒の状態に転換」する柱。この「形の柱」上にも様々なタロットカードが配置されています。「収縮性」です。

そして「生命の木」には中央に、左右、力と形、エネルギーと現象化をまとめてバランスを取る「均衡の柱」があります。

  自己理解の先に続く道



「生命の木」で考えると「月」のカードの中央の道は「均衡の柱」に当たります。

つまり左右の、エネルギーの「力の柱」と、収縮/現実化の「形の柱」、その中央の、「均衡の柱」を「恐れを取り除いて」または「自分の恐れを理解」して、「歩んで行く人」の姿が見えて来ます!

そもそも、何かの挑戦や、何か自分を変えて行く事は、これからやる人にとっては、問題に気付いたとしても、勇気がいる事ですよね。

人から見たら小さな悩みに思うかもですが、当の本人は怖いんですよ(~_~;)…

実際、小さい一歩でも何か変わる事は怖いのが普通です。

僕(隼人)も、今こうして記事を書いてますが、やる前は、けっこうグズグズしてましたよ!(^_^;) 

なんか、自分が本当に多くの人に何か伝えるとか、どうなんだろう?とか…違う考えの人も居るからな、とか…

ちゃんと仕事にして人の役に立つとか…出来る?とか…

でも、既に、やり遂げられてる方々、書籍などでも、先生達は全ての人が「行動しないと何も変わらない!未来への一歩!」「ちゃんと勉強したなら動け!」と言われてますから、そりゃそうだよなと、やってみる事にしたわけです^_^

  現実と感情の間



そして「月」のカードを見てみると「均衡の柱」には、自分の核となるカードが配置されているんです。

「月」のカードは、「均衡の柱」の一番下、現実、物質界を表すセフィラ「マルクト」から「力の柱」の「感情」を表すセフィラ「ネツァク」の間に配置されています。つまり「月」のカードは「現実」と「感情」の間を行き来するカードなんです。

セフィラ「マルクト」は現実•物質世界を表す「世界」のカードとも繋がっています。
人間にとって、この「現実」と「感情」の狭間は、いつも大きいテーマですよね。頭では分かっていても…と、いつもなりますね(^_^;) 

この「現実」と「感情」の狭間の「月」が配置されるパス(経路)は、「コフ」で、ヘブライ文字で「後頭部」の意味です。

人間の脳の原始的な部分、「夢」や「空想」と直結する「感覚」の意味を持つパス(経路)が「コフ」です。

そして「審判」のカードで説明した「シン」のパスと「感覚と論理」で対、鏡になっています。

「コフ」のパス(経路)は「現実と感情」、「シン」のパスは「現実と思考」を意味します。

「感情」は恐れや億劫さ、また激情や無鉄砲も内包しますが、転じて内的な力、情熱でもあります。

「思考」は頭でっかち、口だけも内包しますが、転じて論理性や裏付けのある信頼性でもあります。

「感情と思考」、これは同時成長が必要という事を教えてくれています。

  夢占いの月


夢占いから「月」を見ると、夢の中の「月」が明るく輝く場合は、周囲からの愛情や協力に恵まれると言われています。

ただし、「月」は満ち欠けを繰り返すものなので運気も変化しやすい象徴でもあります。

他力に任せていたら安定しないという事てす。

  億劫という感情と恐れの関係


心理カウセラーの方の中には「億劫」という「感情」は
実は「恐れ」から来ると説明されている方がいますね。

我々は、多くの場合、自分にとって必要な事を、本当は、尻込みしていたり自信が無いから、やらないわけですが、それを「億劫」「めんどくさい」から「やれば、やれるけど、やらない」というふうに自分で自分を納得させているという事です。

  無意識の警報と自動思考


人間が意識で顕在的に思考しているのは、たった5%と言われており、無意識がコントロー  ルしているのが95%!

そして人間の脳には「扁桃体」という、自分にとって危険な事や、快、不快、恐怖、不安などに対して、思考以前に無意識領域で警報を鳴らす器官があります。

当然、心の安全のために必要な機能ですが、こういう働きがある事を理解してコントロールしないと、「乗り越える事が必要な時」にも無意識の「自動思考」に支配されてしまいます。

  「月」の絵の光の数



また「月」のカードの絵の「月」そのものを見ると、「32本の光」で描かれています。

これは、10のセフィラと22のパスの数と合致します。「生命の木」は上方から、原初的であり神秘性の場所、下に降りるほど現実世界に近づくんですが、「月」の位置は一番、現実に近い部分にあります。

この「月」の絵の光の数は、人間の内的、精神的活動の集積された全てが、今、この現実として現れるという事を暗示していると考えられます。

  自己理解と覚醒


こうして「月」のカードから、いろいろ考えてみると、いつも「自分自身の内面を知る事は最大の武器」と言えると思います。

自分のネガティブな面を知れば、どう思考し行動すればいいか、少なくとも方向性が見出せます!

行動が少しずつでも変われば「感情」が変わって来ます!

「感情」が変われば、あなたの人としての雰囲気が変わり、本当の、あなたが「覚醒」し、物事が好転して行きます!^_^



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