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現在の運命を告げる車輪



こんにちは!タロット起業に必要な知識を発信している隼人です^_^ 

まずは、タロットそのものの知識は必要なので共有したい内容になります。

今日はタロットの「運命の車輪」のカードのフィルターから、「運命とは何か?」について話します^_^ 

タロット初見の方も読んでみて下さい。

  運命の車輪の図像



タロットとか占いが好きな方は、ウエイト版タロットカードの「運命の車輪」は、よくご存知だと思いますが、「運命の車輪」は、22枚の大アルカナの10番。

「運命の車輪」のカードは人の運命とは、どんな原理なのかを示す  カードです。

「運命の車輪」のカードの図像は、現存、最古のヴィスコンティ•タロットを見ると、ローマ神話の「運命の女神フォルテューナ」が目隠しをして車輪を回している図像になっています。

つまりフォルテューナは誰を幸運にして、誰を不運にするか意図して選んでいないという事です。

これは、運命は気まぐれで決定していないという事です。

こうした図像は当時のヨーロッパで一般的なもので、1494年のセバスチャン•プラントの「運命の気まぐれ」は、マルセイユ版タロットと、ほぼ同じような図像で描かれています。

ウエイト版タロットは「生命の木」とも結び付き、だいぶデザイン変更され、カードが意味する事も変わっています。

  四角の生き物



まず、ウエイト版「運命の車輪」のカードの絵には四隅に「獅子•人•鷲•牛」のような生き物が居ます。

これは自分の中にある世界を構成する要素を「勉強中の存在」です。

ここでは「四元素」として完成しているわけではなく、勉強中です。

そして、これは、あなた自身の、その要素という事です。

これな四人の福音書書記で、ライオンの姿はマルコ、「火の元素」、エネルギー•閃き」。この元素が世界に対して影響する要素を勉強中の存在。

同じように人の姿はマタイ「風/空気の元素」「思考•創造」を勉強中の存在。

鷲の姿はヨハネ「水の元素」「変容•形成」を勉強中の存在。

牛の姿はルカ、「土の元素」「物質•感覚」を勉強中の存在です。

「火の元素」は物事を始める時のエネルギー、何事においても、まず、それを始めるに至る、また継続するエネルギーは必要ですよね。

「風/空気の元素」は、その事をデザインする思考力や情報発信やコミュニケーション能力、創造する力が必要です。

「水の元素」は、その事を形にして行くためには環境や器、変容の過程が必要という事です。

「土の元素」は、その物事の物質化、無形のものでも顕在化を表しています。

だから「土の元素」の方から逆に読む事も出来るわけです。

顕在化したものから、どうして、そうなっているのかを頭の中で見える化するという事です。

  「運命の車輪」のアナグラム



次にカードの絵の「車輪」です。

この車輪には、いろいろな文字が書かれていますね。まず外側の文字は時計回りなら「T•A•R•O」タロットを想像できます。

また「女司祭」が持つ巻物とか様々な説があり、それを考察するのも楽しいですが、まず自分の中の知恵と思えばいいです。

これは「アナグラム」というもので、文字の並び替えで、あらゆる意味が考察できる文字列です。

そして、その間にある文字はヤハウェ、神を表す文字と言われています。

内側の文字は錬金術の元素記号、水銀、硫黄、塩、銅です。

つまり、この「車輪」の中も世界の構成要素を象徴しているという事です。

  「運命の車輪」上の生き物



そして、その「車輪」の周りに乗る生き物達です。

左側の「蛇」はキリスト教のエデンの園でアダムとイヴを、そそのかした悪魔でもあるし、またグノーシス派からは偽の神からの解放のためソフィアが派遣した知恵とも考えられます。

この「蛇」は6番「恋人」で、もう少し詳しく書きます。

「車輪」の右側に居るのは、エジプト神話の「アヌビス神」です。

ミイラ造りの神、冥界の神であり、無意識世界、繰り返す転生の象徴と考えられます。

物理的転生の話しは別にして、精神は無限に転生できます。

「車輪」の上方に居るのは「スフィンクス」、ギリシャ神話でスフィンクスは通行人に謎かけをして、間違うと食い殺したという物語があります。

オイディプスが、この問いに正解し展開される神話です。

また「女司祭」との関連なども言われています。

個人の中で、これを考えたら、その都度の自分自身に対する問いかけと答えは顕在化した実生活に影響する事の示唆と考えられます。

  エネルギーの「拡大」と「感情」の狭間



「生命の木」で「運命の車輪」は「拡大」を意味するセフィラ「ケセド」と、「感情」を意味するセフィラ「ネツァク」の間に配置されています。

「ケセド」は「第一動因」の無限エネルギーからの「力」が、人が考えるような存在として最初に生じる場所を象徴しています。

エネルギーが渾然一体となり放出され「拡大」している状態です。そして、「感情」「情動」のセフィラ「ネツァク」との間で「運命の車輪」は回っているという事です。

  創造性と自己受容の象徴「開かれた手」


この「拡大」と「感情」の間を繋ぐパス(経路)が「カフ」です。

「カフ」は「開かれた手」という意味で、手は、最初は漠然とした、しかし、全てを内包するエネルギーを物資化させる事、形にするために使われる重要な人間の部位です。

また「開かれた手」は受け入れられる事、友好の象徴でもあります。

タロットと「生命の木」は自己の内面を表すものなので、まずは自分の心と友好的である必要性を示唆しているのは間違いないと思います。

  「木星」の発展性と「金星」の美徳



無限エネルギーの「拡大」を表すセフィラ「ケセド」には占星術の「木星」が配置されています。

古典占星術で「木星」は大吉星とされ、イメージとして「木星」は適度に湿り温暖、つまり生物や植物にとって非常に良い環境で裕福な惑星とされるため、他の天体が交差すると良い状態にする慈悲深く寛大な惑星。

深い学問、発展性を意味します。

エネルギーの「拡大」の「ケセド」は「司祭のカード」でエネルギーの「流出」の「コクマー」と繋がり、「力のカード」で「意志」の「ゲプラー」、「隠者のカード」で「個の自覚」の「ティファレト」とも繋がっています。





そして「感情」を表す「ネツァク」には「金星」が配置されていて、「金星」も古典占星術で小吉星とされ、これはイメージとして美しい惑星であり、自分にとって良いものを引き付ける性質、関わる天体を良い状態にします。

「感情」のセフィラ「ネツァク」は「死のカード」で「「個の自覚」の「ティファレト」、「塔のカード」で「思考」の「ホド」と繋がり、「無意識/現象」の「イエソド」と「星のカード」で繋がり、『物質世界/結果」の「マルクト」と「月のカード」で繋がっています。







  「運命の車輪」の配置が示唆する事


「木星」と「金星」の関わりの間に「運命の車輪」は配置され、その経路であるパス「カフ」も「開かれた手」である事から一つの事が考察されます。

基本、人に対する「運命」は寛大に開かれていて、楽しい未来に至る事が可能な事です。

しかし、「金星」の性質は転じれば「物質主義」「享楽に耽る」「自己中心性」にも比較的、簡単に向かいます。

逆に自己肯定感の低さから、自分の可能性を自ら閉ざす事、または他者から見た時に暴力的な迷惑な存在になってしまう事、そうした事にも転じる可能性も意味しています。

大きな力は転じれば大きな負です。逆も然りです。

  運命は、ある条件で決定している



これら「運命の車輪」のカードで表現されている図像の象徴や「生命の木」との対応の意味から考察しても
、僕(隼人)は、運命は、ある意味、決定していると思っています。

ある節々の時点、短期的には少なくとも、そうであると。

…まぁ、凄く難しい事ではなく単純な当たり前の事なんですが(^_^;) 

つまり、こういう事です。

…例えば、普段、通勤とかで使える道は、皆さん100通りぐらいありますか?

無いですよね、普通、二通りとか三通りぐらいで、しかも、使う道は、だいたい一択で、いつも同じルートを繰り返していると思います。

その場合、当たり前ですが、その道にある建物やなんかは、もう決定しているわけです。

同じように、例えば、仕事の時に行動の判断として使っている思考は、あなたは何百通りもの仮説から選択して使用していますか?

たぶん、いつも一択か二択、相手により変えるぐらいですよね。

じゃあ、もう、後で顕在化する結果も、ほとんど決定していますよね。だから、もう、ほぼほぼ運命は決まっているわけです。

それは「繰り返していたら」です。

そうです。この「運命の車輪」のカードは、この「繰り返していたら」を示唆しています。

だいたいの人は同じ車輪の中を回っている、という事です。これ自体は別に悪い事ではないです。

自分で選択して「気に入っている車輪」なら…

逆に「気に入らない車輪なら」その「車輪から脱出する事」も可能なわけです。

全てのカードについて言える事ですが、この「運命の車輪」のカードにも、まだまだ興味深い象徴が内包されているし、心の安定に、趣味に、ビジネスに活かせるものがあります^_^



今回の僕の、あなたと共有させてもらった記事が、何かの役に立てたなら嬉しいです^_^

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