苦手なモノ、嫌いなモノ、腹が立つモノ、そういった自分にとって嫌だなと思う物事と縁を切る方法です。つたない経験則なので「れん式」とします。別の方法もあるよ!という方は、こっそり教えてください(笑)。
1) 対象を特定 
イライラモヤモヤして何に対してイラついてるのか分からないときは、刺激のない場所・時間にじっくり心をサーチ。ここではあれこれ分析せず心が感じたままを書き出すのがコツ。感情にちゃんと喋らせる。
例1) 自粛しない人が我慢できない
例2) 死が近づく気がするのが我慢できない
例3) 社長とふたりになったときだけに感じるねっとりした感覚にブチきれる
例4) ブログを開いたときだけに感じる重くて臭くて黒っぽいものが我慢できない
2) 分析 
なぜ私はそう感じるのか?を分析します。
例1) 自粛するのが正義だから
例2) 不本意な死を経験したくないから
例3) ただ感じるから(理由がない)
例4) 重くて臭くて黒いモノを自分も持ってるから感知してる
認めたくない自分が出てきたり、セルフイメージが崩れ去ったりするのでしんどい作業です。手術に例えるなら、溜めに溜めた動脈瘤にメスをいれるようなものかも(目を背けたい場合はここで終了しタイミングを待つ)。
3) 対処 
感情は人生を味わうツールでもありますが、野放しにさせておくと「感情に振り回され」てしまうので、上手にコントロールできるといいですね。思考の出番です。優しく対話していきましょ~。
下記の例は人それぞれオリジナルのものがあると思います。正誤は無いので納得できればOKじゃないかな。何にも思いつかない場合は信頼できる誰かにアイディアを請うてもいいですね。
例1) 正義なんて人によって違うし、押しつけるものじゃないよね?
例2) 不本意に見えて、死はすべて了解済みで経験するものだよね
例3) 境界をミラー加工して嫌いなエネルギーの侵入をはねのけよう
例4) 自分の中にある重くて臭くて黒いモノを「しゃーないよね」と認め共生する。
ここで完了させてもいいのですが、3までやったのに、なんか引きずってるなという時や、縁が切れた感じがしない、という場合にはあと一行程いれます。
4) 得たモノを探す 
接近遭遇するということは、プラスとマイナス両方の面を受け取ったという事でもありますから、悪い面だけじゃなく自分にとってプラスになった面は何かな?と探します。
例1) 不要な固定概念を捨てることができた
例2) 死のタイミングは不本意ではなく本意なんだと知ったら気が楽になった
例3) 自分の境界の甘さを自覚できた。今後はもっとタイトに行こう
例4) 重くて臭くて黒いのも自分の一部として愛していけるようになった
自分にもたらされたプラス面を感じて、感謝やビンゴ感が湧いてきたら綺麗にサヨナラするよ!という合図です。
逆に言うと、
4を体験したかった(成長したかった)から
接近遭遇した(何かが悪者を演じてくれた)
とも言えるので、成長させてくれて有難うという感謝やビンゴ感が湧いてくるのかも。

まとめ 
縁を切りたい物事を遠ざけようとすると逆に引き寄せられてきます。海で水を外に押し出すとぐるっと脇から流入するのと似てます。本気で我慢ならん時は、最終的には感謝が効果的でしたという経験談でした。
とはいえ感謝って、感謝しろと言われて湧いてくるものじゃないですよね。関係ないときにフっと湧いてきてシクシクと感謝の涙に暮れる、あのあったかさは人為的に生み出せるものじゃない。感謝ってどこからやってくるんでしょうね~?

おまけ:感情のはなし
去年、息子が生死を彷徨う事件があったんですけど、そのとき私は感情が暴走してしまい、30分で行ける病院に90分もかかってたどり着いたんです笑(乗らなくていい高速に乗って、降りるべきインターを通り越した為)。
どんなに勉強して知識を貯め込んでも、感情は子供のように「コワイ!助けて!」と出来事を感じてしまうものなんだなぁと分かったんですよね。感情って小さな子供みたいなものだから、怖いと思っていい。死にたくないと思っていい。キモッ!クサッ!と思っていい。
「黙れ感情!しっかりせい!」と封じ込めたり無視したりせずに「そっか、そうだったんだ」と聞いてあげると自分との信頼関係が強固になってきます。安心するまで過保護に甘やかすのも有効です。
甘やかすだけじゃ片手落ち
充分に感情に寄り添ったら次は思考が知識をふるうターン。「でもそれってもう大丈夫なんだよ」と励ましたり、「じゃあこうしたらどうかな」と自分を変える提案をしたり。感情が「思考は私を絶対いじめない」という信頼関係ができていると、思考の提案を受け入れ勇気を持って前を向いてくれます。
感情(子供)まるだしだと現代社会を生き抜くのは辛い(私はそういう不器用な人が好きですが)。かといって感情を無視してしまうと心が麻痺して病みます。感情を汲みとりつつ現代社会を泳いでいく、そういう複雑なコントロールをこなすのが思考のお仕事なのかもしれないね。

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私のお馬鹿で愛しいアニキ

ヒゲ面だけどアントマンのポールラッドさんですよ(笑)