おはようございます。


先般耳にしたお話で、とても考えさせられるお話がありましたのでご紹介します。


これはアメリカで実際に起きた話です。


ある一カントリーシンガーが移動のためユナイテッドエアラインを利用した際に、荷物として預けたギターが放り投げられながら機内に搬入されていくシーンを偶然機内から見てしまったそうです。

到着地についてそのギターを受け取り、中身を開けてみると、案の定ギターは破損していました。

このシンガーが早速ユナイテッドエアラインに抗議をしますが、ユナイテッド側は 「そんな事はない」 の一点張りで一切の非を認めなかったそうです。

この後、このシンガーがとった行動が粋でした。

ある1本の曲とそのプロモーションビデオを制作し、
それをYoutubeに流したのです。


それが、これです。





英語が解らなくともビデオで内容は何となく解りますよね。

曲名は 「United Break Guitars」 。 
「ユナイテッドがギターを壊した」 という意味ですね。


このビデオがYoutubeに流れると、ものすごいヒット数を叩き出し、リリースから2年経った今もじつに一千万回以上のヒット数を出しています。


と同時に何が起こったかというと・・・

ユナイテッドエアラインの株価が大きく下落、リリース後1ヶ月間でなんと10%もダウンしたそうです。


一方のこの “一カントリーシンガー" だったデーブ・キャロルは、この話題から一躍有名人になって、





このようにいろんなメディアにも露出するようになったそうです。


まさに、「個人」 が 「メディア」 となって、全国区のマスコミを凌ぐ影響力を発揮した、という事になります。


いかがでしょうか。


いかにソーシャルメディアの影響力が大きくなったか、という象徴的なエピソードではないでしょうか。


ソーシャルメディアを語る時にいろいろな所で言われる事ですが、

ソーシャルメディアでは良い評判の伝わり方は早い。
だが、悪い評判も同じ速度で波及していく。


という話の好例ですよね。


使い方や対応の仕方を誤ると、とてもキツイ事になるという事です。


このユナイテッドエアラインの例がとても示唆に富んでいるように、特に 「クレーム対応」 には注意が必要でしょう。


対処が素早くしかも的確であれば、プラスの評価が今までのオフラインの時の数倍のスピードでネット上で伝わっていくでしょうし、誤った対処をすれば瞬く間に悪評が広がる事になります。


facebookページでご商売をされている方、ブログを自社サイトの強力なサポートにご利用されている方などは特に気を張る事も多いかとは思いますが、それ以外の方たちも時代がこうなっている事を気に留めておかないと本当に恐ろしい事になる可能性があります。


以上、今日はちょっと気になったニュースからのお話でした。


それでは今日も、あなたにとって良い一日を!!!