ジャスティン・ローズのスイングデータと比べてみた。

今回に冬のキャンプは、コースマネジメントやショートゲームに力を
入れていますが、プロを目指す選手には、スイングのデータ解析も行
っています。
ヘッドスピードが50m/sに近くなってくると目で確認する以上に、デー
タで今の状態を知っておく必要があるからです。
例えばドライバーショットの場合、自分の感覚と実際の数値とのズレが
分からなかったりする場合があります。
今年の全国高校選手権を団体で優勝した沖学園のキャプテンの坂牧君も
ヒールで打っていたにも関わらず、センターで打っているとばかり思って
いてそれが芸員でドライバーのスランプになっていました。
今回の練習とデータ解析でセンターの打点が自分の感覚よりももっと先に
あることが分かって球筋を修正出来たので喜んで帰りました。

また、小川君もティーショットの吹き上がりとばらつきに悩んでいましたが、
打点のばらつきを抑えて、合わせてインパクト時点のダイナミックロフトを
立てる(18度→13度)で吹き上がりを抑えた球に修正出来たようです。
特に、ATTACK ANGとDYN. LOFT、SPIN RATEとHEIGHT等の数値と全体
の飛距離(TOTALとCARRY)や球筋とは密接な関係にあるので、よく見なが
らスイングを修正していく必要があります。
また、FACE ANG、 CLUB PATH、 FACE TO PATHの3つの理論上の数値と
実際のサイドスピンの状態によってどれくらい左右に曲がってくるのか?(SI
DE)が決まって来ます。
この数値からボールがどこに当たったかも分かりますので、スイングをチェック
する際には、欠かせない数値となります。
小川君の場合ストレートボールのいいスイングなのですが、打点がトゥにずれて
いるため、フックスピンが掛かってしまっています。インパクトロフトは18度
近く合ったのが修正されているのが分かりますね。

私たちが目指すのは、ジャスティン・ローズのようなストレートなインパクト
です。
CLUB PATHを表す青い線とFACE ANGを示す赤い線、さらにターゲットまでの
方向を示す白い線がまっすぐになっていることがわかります。
この状態であれば理論上はまっすぐに飛びますが、みんなは同じように3つの線
を揃えても曲がる事が多いです。
それはなぜ??
答えは、フェースの真ん中でボールを捉えていないからです。
この状態でも、センターを外すとボールは曲がってしまうんですね。
ジャスティン・ローズもこのときヒールに外してしまったのでしょう。
FACE TO PATHが0.7と理論上はストレートなインパクトにも関わらず、SPIN
AXISが+5.0とスライススピンがかかり、結果的に17.4ヤード右(SIDE=17.4R)
に飛んでいっています。
このように、ドライバーはスイングよりも打点によって球筋は影響される事を
今回の二人には具体例を挙げて教えておきました。
キャンプでは、世界のトップクラスの選手と比べながらアドバイスをして
います。
アジアジュニアゴルフ協会(AJGA)ではジュニア選手のみならず、プロを
目指す18歳~22歳までの選手の育成に力をいれています。
アジアから世界へ!これからいい選手を育てていこうと考えています。

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