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技術者のキャリアパス(3)

ブログ初投稿のますおです。

3/10担当だったのですが、先輩からのお誘いに負け、
昨日は肉をじゅうじゅう焼いていておりました。

初回から期日を過ぎてしまい申し訳ありません・・・。


技術者のキャリアパスというお題をいただきましたが、
現在はいわゆるコンサル業界にてコンサルタントをしておりますので、
自分の会社でのキャリアパスに触れたいと思います。

コンサルとしてのキャリアを考える上では、
①どのような専門領域を経験していくのか。
②どのようにマネジメント力(コンサル力?)をつけていくか。
の2点がポイントになると思います。

①の専門性ですが私の会社では主に下記の切り口があります。
・業界(製造業、金融、官公庁、電機・通信など)
・業種(会計、人事、製造、調達、営業など)
・フェーズ(戦略系、業務系、システム系)

この中で自分がどのような専門性を身につけていくか?
1つの領域を深く知り尽くして専門家になるのか、
色々な領域に関わってなんでも屋になるのかなど。

実際には、業界・業種・フェーズにてそれぞれ専門性をもって、
そこを軸に深く掘り下げたり、横展開したりすることが多いです。

自分自身は出身が電子工学で、その分野の技術が好きということがあるので、
電機業界を軸においてさまざまな業種・フェーズの仕事を重ねたいです。

②についてはキャリアパスというよりは、キャリアを重ねていき、
社内でのポジションを上げていくことだと理解しています。
役職によって与えられる役割に応じたマネジメント力を求められます。

普通の会社では、ポジションが変わらないままもアリだと思うのですが、
コンサル業界ではある程度のスピードでの昇進が求められるところが特殊かと・・・



さて、技術者としてのキャリアパスですが、
上記の内容を書いていて考え方が近いのかなと思いました。
①専門性と②マネジメント力によって、色々なキャリアパスが選べそうです。

いずれにしても、自分の好きな技術領域で仕事ができることが一番ですね。

技術者のキャリアパス(2)

どうも、よっすぃーです。
キャリアパスですか・・・
一昨年ぐらいから、博士研究員向けに良く聞くようになった言葉ですね。
博士を取得した人の多くが見たことあるんじゃないでしょうか。

”博士が100人いる村”

気が向いたら見て下さい・・・これが本当なら悲しくなります。


今回は、技術者のキャリアパスについて。
個人的にはどういった職かは問題ではないと思います。
その人が技術者であると自負しているかが肝心で。
私自身は研究という職にしがみついていますが、もちろんやりたいことばかりではなかったです。
しかし、意外とやってみたら面白かったというテーマがたくさんあり、その度に新たな発見がありました。

大事なのは、そこで何をさせてもらえるかじゃなくて、そこで何をするかではないかと。
したがって、職は関係ないと思います。
やりたいことがあるならできるように努力していけば良いし、別に何でもいいなら流れに任せれば良いのではないでしょうか。

うーん・・・これじゃあ、お題の意味ないですね。

技術者のキャリアパス (1)

こんにちは。もりぞーです。

さて、今週から1週あたり1つのテーマを取り上げていくことにしました。

また、新たな書き手にも、執筆を依頼しております。

春は変化の時期。

本ブログでも、一足早い変化をお見せします。

3月第二週~第四週のテーマは、次の通りです:

3/09-13「技術者のキャリアパス」
3/16-19「非研究職に就く元研究者の思い」
3/23-27「技術コンサルに興味を持った理由」

各テーマとも、ご期待ください!

* * *

チャックのエージさんが「やる気が出ない」と言っており、少し心配です。

実は、私も少しモチベーションがダウンしかかっております。

忙しいときはそんなことを考えるゆとりもないのですが、暇になるとアレコレ考えてしまいます。

今月後半はさほど忙しくなりそうもないので、なんとなくモチベーションが低下傾向です。

でも、こういうときこそ、次のステップに進むために、基礎体力を蓄える時期なんですよね!

* * *

(もりぞー)

さて、今回のテーマは、「技術者のキャリアパス」。

技術者のキャリアパスはこうあるべし!、なんていう偉そうなことは言えないので、私の実体験を少しお話します。

私の場合、固定観念といいますか、理系の大学に進学を決めたとき、次のステップは研究職として就職することなんだろうなぁー、と漠然と考えていました。

その道に進むべく、大学を卒業後に、大学院に進学しました。

ところが、ここで少し躓いたんですね。研究室の先生が大学を辞めるって、言い出したんですよ。

これには、本当に困りました。私の所属していた研究室は、同じ学科の他の研究室からみれば、かなり異端、というか時代遅れの研究をしていたんですね。でも、研究内容は面白かった。逆に言えば、他の研究室の研究には興味を持てませんでした。

就職しても同じことが起こりました。やりたい研究テーマがあったのですが、そのテーマを担当することはできなかったんですね。今考えると、別のテーマを担当したことで、新たな技術を身につけることができて技術の幅ができたという点では良かったのですが。

これらのことを経験して思いました。研究は、やりたくてもやれないことがある。研究そのものが好きでないとやってられない、と。私の場合、研究手法はどうでもよく、研究対象が重要だったのです。研究職を続ける難しさを思い知らされました。

これらの壁にぶち当たる度によーくよーく考えました。それこそ、寝る間も惜しんで。行き着いた結論は、「技術が好き」でした。研究手法や研究対象も大切だけど、それよりも技術が好きなんだと。改めて気付いたんですね。

研究者をやっていくためには、技術が好きでないとできないと思います。でも、技術が好きだからといって、研究者や開発者にならなくてもいいのではないでしょうか。

「技術が好き」という観点から、一生技術に触れていたいという気持ちから、技術コンサルや弁理士に興味を持つようになり、現在に至っております。

技術者のキャリアパス。

十人十色、人それぞれです。何を大切に思うのか。その思いに従えばいいと思います。決して一本道ではない。選択肢は無限だと思います。研究者を目指してもいいし、技術コンサルを目指してもいい。はたまた、NASAに所属して、火星や木星を目指すのもアリでしょう。

ブレのない目的を持ち、その目的を達成するために次々と課題(目標)をこなしていく。そうすれば、やがて目的を達成し、新たなステップ(希望)が見えてくると、私は信じています。

技術者のキャリアパスに、王道はありません。技術が好き、といい続けることができるのであれば、いつまでも技術者としていられると思います。


技術コンサルのモラル(9)



こんばんは。チャックのエージです。

ぶっちゃけ、最近やる気が出ません!仕事も自己啓発ものれない感じです。WBCのイチロー選手のようにスランプなのでしょうか。(小生イチローさんみたいな天才ではなりませんが)

何かきっかけがあれば、のっていけるような気はするのですが。。。



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技術コンサルのモラルというテーマです。

職業倫理という言葉があるように一般的なモラルとは別に、それぞれの職業に特化したモラルがあります。

技術コンサルに重要なモラルとは何でしょうか。

もりぞーさんが少しふれていましたが、技術士法に記載されている技術士の義務は下記の6つがあります。

1.「信用失墜行為の禁止」
2.「技術士等の秘密保持の義務」
3.「技術士等の公益確保の責務」
4.「技術士の名称表示の場合の義務」
5.「技術士補の業務の制限等」
6.「技術士の資質向上の責務」

4,5以外は、どの職種にも共通するのではないでしょうか。これらは特に意識しなくても常識的な社会通念だと思います。実際に技術士1次試験の適性検査には、上記の内容や技術者倫理に関する問題が出題されますが、ほとんどの方が全く勉強しなくても容易に解答できるのではないでしょうか。

ということで、社会人、技術者としてのモラルが身に付いていれば、特に「技術コンサルとしてのモラル」を意識しなくても業務をこなせるのではないかと思います。

また、コンサルの一般のモラルとしては、「同時に同一業界の案件を担当しない」ということですかね。会社の顧問弁理士もそのように仰っていたので、弁理士業界でもこのような暗黙の(?)モラルがあるのではないでしょうか

技術コンサルのモラル(8)

こんばんは。がーすーです。

今回のテーマは技術コンサルのモラルについてです。
モラルというと2つの意味?がありますが、今回は、道徳の方のモラルについてですね。
moral: 道徳。
morale: 士気。モラール。

私の考えは極めて単純で、「誠実に」業務を行うだけでよいという理解です。
「誠実に」仕事をしていれば破綻することもなく、いつか評価を高くしてもらえると考えています。
他人からの評価は自分でコントロールできるものではないので、粛々と誠実に自分のできる最大限の努力をするという意識を持っています。
また、法律や法令に違反してしまうことが仮にあったとしても、故意に違反さえしなければ自ずと正当に解釈してもらえるものと意識しています。
そのためには法律に精通してグレーゾーンがどこまでなのか知る必要もあったりしますが、そこはわき道に逸れるのでやめておきます。

次に「誠実に」という語の対象、すなわち目的語が問題ですが、
1.クライアントに対して(要求への対応)
2.国などの権力機関に対して(法律等)
3.自分に対して(as possible)
の3通りをすべて満たすことを毎回意識して確認しておけば問題ないでしょう。
クライアントが無理な要求をしてきたとしても、2番(法律違反)や3番(自分の許容範囲外)を歯止めにすれば、自ずと誠実な対応になるはずです。

簡単ですが、私の考えは以上のとおりですね。
上記の話は、弁理士業務をする基本姿勢なので、技術コンサルに限った話をできていませんね。
技術コンサル独特の話については、他のメンバーの記事をご参照ください!


実際は、上で上げた2つのモラルの内、「士気」という意味のモラル(モラール)をくじかない程度に道徳を守るべきなのかもしれません。
毎回モラルに反するので無理ですと言い続けては、誠実過ぎると言われる可能性もありそうです。