はみだし講師ラテン系! -148ページ目

第一回説明会

本日は第一回目の説明会でした。昨日までの問合せが9件で、説明会参加申込された方が4名いらっしゃいました。最終的には当日の参加申込が1名、欠席が1名、トータル4名の方の参加を頂き、こちらは本社から副社長が参りまして、会社の概要と塾のシステムについて、室長である私はご挨拶程度の話をさせて頂きました。

副社長の話を要約すると、生徒が自主自立出来るように導く学習システムであるということ、一つ一つの教室がコンビニ感覚で利用できるよう消費者の立場を理解して作られ運営しているということ、そしてそれが受け入れられて、4年間で約20教室開校してきたこと等です。私が以前勤務していた塾と大きく違うのは、無理やりというか強引に入会して頂くような営業が全く無いところです。これでいいのかなと思うくらいです。しかし、教室数も生徒数も増えているのだから、間違いなくこれでいいのでしょう。

帰りにはご出席の方々が、個人的に私のところにいらっしゃって細かい質問をされて帰りました。やはり、ご自分のお子様のことは大切に考えていらっしゃるようで、ホッとしました。帰り際に副社長が、今日これ位集まって頂けるようなら、教室運営に支障の出ないくらい集客出来るとのことでした。実際、通塾生のご兄弟も入会したいということで、お母様からご連絡を頂いたりしていますので、何とか3月末で30~40名になるのではないかと思います。

しかし、それからが本当に大変なのですが・・・。4月以降の集客や生徒管理が。

来週の説明会では今日以上の結果が出るといいのですが、こればかりは分かりません。

今を一所懸命やるだけです。心をこめて。

中3なのに!(男子、全くやる気がありません!編)

今日は中3の男の子とじっくり話しました。その生徒は、お兄さんがちょっと優秀で、個別指導の時代のこの塾に通っていたそうです。私はその当時はまだ入社していなかったので直接知りませんが、兄弟で比べられることは本人にとって苦痛でしかないので、知らなくて良かったと思っています。もちろん知っていても絶対に比べるようなことはしませんが・・・。
だからという訳ではないのでしょうが、意欲も何もなく、将来の夢も希望もないと(本当はあると思いますが)本人が言うのです。

私;「小学校の時に将来の夢とか書いたでしょう?」
生徒:「本当に何もなくて、木になりたいって書いた。」
私;「木か。木って、こういう木だよね。」
・・・目の前にある観葉植物を指して
生徒;「うん。」
私:「でもさ、木ってすごく大切なんだよね。すべての生き物にとって・・」

と、植物が光合成を行い、エネルギーと酸素を作り出す唯一の生物であることを話し始め、でも頭の中では、こんなこと話してもダメなんだと思いつつ、次に生涯賃金について話しました。生きていくためにはお金を稼がなきゃならないという、ちょっと短絡すぎる話題かとも思いましたが、フリーターと一般的な正社員の生涯賃金の差を目の前で計算し、私の体験談も交えながら一所懸命話しました。勉強して、学校に通って、普通に生きていくこと、ちょっと嫌なことも我慢して働くことの大切さ、職業差別をしないことも踏まえて話しました。
別に、その生徒に意欲を持ってもらいたいとか、夢や希望を持ってもらいたいとか、そんなことを考えて話した訳ではなかったのです。ただ、木になりたいっていう言葉に何か寂しいものを感じたのです。
なんでこんなこと話すのかって、授業をこんなに割いて、やる気がなくたって通ってくれているのだから、それでいいんじゃないかって思う自分もどこかにいたかもしれません。けれども、その生徒の人生に少しでも関わった以上、出来ることはしたいし、ここで学ぶことを意味あるものに感じてもらいたいと思ったのです。
ある種の自己満足かもしれません。何がその生徒にとって最良の方法か分からないからです。でも、いつか、自分がその生徒に心から伝えたいと思った気持ちは伝わると信じて、この生業を続けていきたいと思います。

本当は、『木』で良いのかも知れないと思う自分もいます。木にも劣る人間が多過ぎる時代では・・・、難しいです。

募集状況

本日までの生徒募集状況は、3月8日に新聞に折込チラシが入りましたが、当日は二件、それ以前には現塾生からの紹介で一件、私の知人(たまたまこの近所にお住まいの方がいらっしゃったので)の一件と3月8日までで合計四件、その後二件の問い合わせがありました。
新聞折込チラシ、DM等々宣伝の方法はありますが、やはり開校してからの口コミが一番確実な勧誘方法になります。
春期講習後には40名以上の在籍者にしたいと思っています。良い講習をして、生徒達の笑顔を見ることが出来たら、目標を達成出来ると思っています。そう信じて、また明日から頑張ります。

中3なのに!(英語編)

私:「動詞って二種類あるけど、be動詞と何動詞だっけ?」
生徒:「・・・???、えっ?」
私:「あのね、・・・。」

私:「I と we は一人称だよ、you は二人称だよ、じゃあ生徒 student は何人称?」
生徒:「一人称!」
私:「・・・。」

もっとすごい生徒が山ほどいます。
どうして、ガッコのセンセは放っておくのですか?
忙しいからですか?
沢山の生徒がいるから手が回らないからですか?
その子にやる気がないからですか?
出来ないのも個性だからですか?
それが文科省の方針だからですか?
塾があるからですか?

私たちの仕事が成り立つのは、こういう生徒がいるからではありません。
元来、塾はもっと勉強したいとか、色々なことを学びたいとか、自分自身をより向上させるための場所ではなかったのでしょうか。

理想は、あくまで理想ですが、すべての子供達が健やかに学問を修得出来たら、きっと、もっと素敵な世界になるのではないのでしょうか。
毒も悪も必要ですが、今の世界には多過ぎる気がします。

一般動詞が分かって、三人称を理解したからといって、
世界は変わりません。
でも、その生徒はうれしいんです。分からないことが一つ減ったから。
そんな仕事なのでしょう。私たちの仕事って・・・。

室長業務

私がこの会社(学習塾)に入って、四ヶ月が過ぎました。昨年、2004年11月に入社し、12月にはこの教室の前身となる個別専門の教室(前述)の室長となり、現在に至るわけですが、以前勤めていた学習塾でも室長として勤務していたので違和感なく、業務を遂行しています。
室長業務といっても、専属の部下がいるわけでもなく、主に教室における日常的な掃除と備品、教材の管理を始めとする総務的なこと、生徒に対する学習指導を始め、保護者との面談、教材の選択等の教務的なこと、生徒募集や売上管理等の経理的なことの三つになります。
今は新規開校ということで、生徒募集が一番気になるところですが、それにも増して、掃除や整理に時間をとられます。やはり、きれいな状態で生徒を迎え入れたいと思っていますので。
今日も気付けば、二時間以上机といすを磨いていました。若い頃には気付かなかったことかもしれませんが、これも大切なことだと思います。

経験

少し、私自身について書いてみます。塾講師としての仕事は長く、通算15年くらいですが、始めた頃は本当に何も分からないまま、ガムシャラに教えていました。知識も乏しく、テクニックもなく、生徒の心も分からず、目の前にある問題をただ教えるだけしか出来ずにいました。
そして、クラスを受け持つようになり、授業を始めて一ヶ月位でその結果が出ました。それは、大量の退塾者です。15名いたクラスが5名になってしまいました。原因は、もちろん知識の無さ、テクニックの無さ等、挙げたらキリがありません。
ショックでした。自分に何が足りないのか、他の講師と何が違うのか、色々なことを考えました。
それから、それまでに増して勉強をするようになりました。教え方も解答方法も授業計画も、一からやってみました。そうしているうちに、生徒が去っていった理由、自分に一番欠けていたものが何か分かったのです。それは、知識でも、テクニックでも、生徒に対する熱意でもなく、自分が生徒のためにしっかり準備するという姿勢でした。つまり、生徒が要望していることを100%提供しなければならないということです。ただ何となく教えていては何も伝わらないのです。
この経験は後にも先にもこの一度きりでしたが、かけがえのない貴重なものになりました。何年もやっていれば、知識もテクニックも生徒を把握することも上達しますが、いつでも万全の準備をして生徒を迎えたいと思っています。

継続は

勉強にしても、仕事にしても継続して行うことはとても大切です。だから生徒にそのことを伝えるのにかなりの時間をかけていきます。時間をかけても、きちんと理解して勉強してくれるようになれば、長い目で見れば、生徒のためになります。
勉強の習慣も、『くせ』と同じです。一度付いてしまえばいいのですが、『悪いくせ』が付かないようにすることにも気を付けなければなりません。
ですから、わたしも言い続けていきます。
『継続は力なり』です。

紹介

今、まさに学習塾は新学期を迎え、
どこの塾も新入生を集めるのに全精力を費やしています。
新聞広告、折込チラシ、テレビコマーシャルまで行う塾まで出てきましたが、
一番確実に入会して頂く方法は《紹介》です。
もちろん、通塾生からの紹介になりますが、卒業生などからも紹介を頂きます。

さて、この教室も新規開校(経緯は前述済みです)となり、
まさに新入生を多数迎え入れたいわけですが、
早速昨日、現通塾生の紹介で問い合わせがありました。
うれしいことです。が、逆に良い授業が出来なかったり、
満足した結果が得られなかったりすると、
紹介して頂けないばかりか加速度が付いて通塾生の数は減っていきます。

生徒は絶対に見抜いています。誰が自分を大切にしてくれるか。
そして、誰が頼りになるのかを。

これから、授業です。一人一人に満足してもらえる授業をしたいと思います。

常に初心に戻って、やるだけです。今日の失敗は取り戻すことは出来ません。

いつもそう思ってやるだけです。

そして、その結果、紹介してもらえたらと・・・。

開校まで

私のいるこの教室は、
2月まで少し離れたところで個別専門の学習塾として開いていたのですが、
最寄の駅からも遠く《住宅地ではありましたが、駅まではバス利用というところでした》、
やや不便なところにあり、生徒数が増えずに苦戦していました。
そこで、会社の方針でそこを移転し、
新しい形態【クラス授業設置・個別併用型】の学習塾として、
駅から徒歩5分程度の場所に新教室を開校することになりました。

この地域も大手の学習塾が進出していますが、
やはり近くに学習塾が多いほうが生徒を集めやすいのです。
どんな業種でも競合店があるほうが活気もあり、顧客は選択の幅が広がります。
コンビニやドラッグストアが良い例です。
ただし、物販と違い、完全なサービス業である学習塾ですが、
人を育てるという商売としては割り切れない面が多く存在しています。
学校とは違う教育の一端を担っていると言っては大袈裟ですが、
学校との併用が必要な生徒がいることは紛れもない事実です。

さて、この教室は、実際、春期講習が開校となります
(以前の塾からそのまま移動してくれた数名の生徒が個別指導を受けてくれています)が、
それまでに一体何人の生徒が入会してくれるのでしょうか。
今は教室で準備の合間にこの記事を書いています。

始めに・・・

中3に限らず、何を、どれくらい、どのように勉強してもらうかを
しっかり生徒に伝えることから始めます。
生徒と話し、本人の意思と学力、その他の分かり得る情報を分析して、
一つ一つ話していきます。
個別に話せないクラス授業では具体的に受験する学校を例に上げて、
生徒に分かるよう話し、納得してもらいます。
年度の始めは割とこの方向付けに時間をかけて、
生徒に勉強することの(出来れば将来のことも含めて)
意識付けをしないとクラスにまとまりがなくなり、
講師の言うことが伝わらなくなる危険があります。

今日は個別の中3の生徒に上記のことを話した上で、
以下のようなことを指示しました。ちなみに3科目偏差値40程度です。

英語・・・3月中に不規則動詞3変化を覚える。(毎回テストをやります。)

数学・・・式の計算を徹底的に復習していくこと。

国語・・・漢字練習を毎日やること。

以上のことだけを毎日10~15分ずつで、
宿題を併せて1日1時間くらい(本人が出来ると言った時間)
やるように決めました。
これがきちんと出来れば、次の段階は割と楽に出来るようになります。
これから一ヶ月は、勉強の習慣付けの確認です。
やってないようなら、またお話をしていきます。

本来、学習塾は3月から新学年の授業に入りますが、
この教室は実質的に4月新規開校となりますので、
それまでの間は復習をしっかりやります。