中3なのに!(男子、全くやる気がありません!編)
今日は中3の男の子とじっくり話しました。その生徒は、お兄さんがちょっと優秀で、個別指導の時代のこの塾に通っていたそうです。私はその当時はまだ入社していなかったので直接知りませんが、兄弟で比べられることは本人にとって苦痛でしかないので、知らなくて良かったと思っています。もちろん知っていても絶対に比べるようなことはしませんが・・・。
だからという訳ではないのでしょうが、意欲も何もなく、将来の夢も希望もないと(本当はあると思いますが)本人が言うのです。
私;「小学校の時に将来の夢とか書いたでしょう?」
生徒:「本当に何もなくて、木になりたいって書いた。」
私;「木か。木って、こういう木だよね。」
・・・目の前にある観葉植物を指して
生徒;「うん。」
私:「でもさ、木ってすごく大切なんだよね。すべての生き物にとって・・」
と、植物が光合成を行い、エネルギーと酸素を作り出す唯一の生物であることを話し始め、でも頭の中では、こんなこと話してもダメなんだと思いつつ、次に生涯賃金について話しました。生きていくためにはお金を稼がなきゃならないという、ちょっと短絡すぎる話題かとも思いましたが、フリーターと一般的な正社員の生涯賃金の差を目の前で計算し、私の体験談も交えながら一所懸命話しました。勉強して、学校に通って、普通に生きていくこと、ちょっと嫌なことも我慢して働くことの大切さ、職業差別をしないことも踏まえて話しました。
別に、その生徒に意欲を持ってもらいたいとか、夢や希望を持ってもらいたいとか、そんなことを考えて話した訳ではなかったのです。ただ、木になりたいっていう言葉に何か寂しいものを感じたのです。
なんでこんなこと話すのかって、授業をこんなに割いて、やる気がなくたって通ってくれているのだから、それでいいんじゃないかって思う自分もどこかにいたかもしれません。けれども、その生徒の人生に少しでも関わった以上、出来ることはしたいし、ここで学ぶことを意味あるものに感じてもらいたいと思ったのです。
ある種の自己満足かもしれません。何がその生徒にとって最良の方法か分からないからです。でも、いつか、自分がその生徒に心から伝えたいと思った気持ちは伝わると信じて、この生業を続けていきたいと思います。
本当は、『木』で良いのかも知れないと思う自分もいます。木にも劣る人間が多過ぎる時代では・・・、難しいです。
だからという訳ではないのでしょうが、意欲も何もなく、将来の夢も希望もないと(本当はあると思いますが)本人が言うのです。
私;「小学校の時に将来の夢とか書いたでしょう?」
生徒:「本当に何もなくて、木になりたいって書いた。」
私;「木か。木って、こういう木だよね。」
・・・目の前にある観葉植物を指して
生徒;「うん。」
私:「でもさ、木ってすごく大切なんだよね。すべての生き物にとって・・」
と、植物が光合成を行い、エネルギーと酸素を作り出す唯一の生物であることを話し始め、でも頭の中では、こんなこと話してもダメなんだと思いつつ、次に生涯賃金について話しました。生きていくためにはお金を稼がなきゃならないという、ちょっと短絡すぎる話題かとも思いましたが、フリーターと一般的な正社員の生涯賃金の差を目の前で計算し、私の体験談も交えながら一所懸命話しました。勉強して、学校に通って、普通に生きていくこと、ちょっと嫌なことも我慢して働くことの大切さ、職業差別をしないことも踏まえて話しました。
別に、その生徒に意欲を持ってもらいたいとか、夢や希望を持ってもらいたいとか、そんなことを考えて話した訳ではなかったのです。ただ、木になりたいっていう言葉に何か寂しいものを感じたのです。
なんでこんなこと話すのかって、授業をこんなに割いて、やる気がなくたって通ってくれているのだから、それでいいんじゃないかって思う自分もどこかにいたかもしれません。けれども、その生徒の人生に少しでも関わった以上、出来ることはしたいし、ここで学ぶことを意味あるものに感じてもらいたいと思ったのです。
ある種の自己満足かもしれません。何がその生徒にとって最良の方法か分からないからです。でも、いつか、自分がその生徒に心から伝えたいと思った気持ちは伝わると信じて、この生業を続けていきたいと思います。
本当は、『木』で良いのかも知れないと思う自分もいます。木にも劣る人間が多過ぎる時代では・・・、難しいです。