new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~ -40ページ目

赤いい糸

竜馬伝を聞いた。
今日はお良さん(漢字がわからん)が出た。
まさに運命的な出会いである。

わしと妻の出会いから24年が経つ。
ここだけの話ではあるがまさに運命的な出会いであった。
スーパーの店員であったわしが転勤になり、新しい店に初出社して事務所に入って最初に挨拶をしたのが妻であった。
「よろしくお願いします。」と頭を下げて頭を上げると目の前に妻が立っていた。
妻は総務の仕事をしていて店長がすわる机の前に立っていた。
顔をまじまじと見た。
ショートカットでしゅっとしていてほんまかわいげな人であった。
その頃でいうと南の陽子にどこか似ていて目がくりっとしていた。
まさにわしの一目ぼれって感じである。

それから半年で結婚までいたった。
二人の子供に恵まれて、その子供たちも大学3年と高校2年生になりお互い50歳を間近にしている。

夕飯を食って、妻と二人でいすに座りテレビを見ていた時に
「わたしらももう50歳じゃね。」
と妻がつぶやいた。
わしは10年前くらいからお互いの顔が見えなくなっていたのでその時ののまま記憶がとまっている。
よってわしも妻の顔もそのままだと思っていた。
「わしもお母さんも年はくっても変わらんじゃろう?」
とわしが話すと、そうでもないらしい。
妻の話ではわしの顔も完全におっさんの顔になっているとのこと。

両親と過ごしていた18年よりずっと長い24年を妻と過ごしてきた。
わしの考えていることも次の行動も、妻にはすべてお見通しである。
わしが65歳で定年する頃にはどうなっているのだろうか?
子供らも独り立ちし結婚して家を出て行っているだろう。
「今は賃貸に出している広島のマンションにひっそりと住もうかね。」
と時々、妻が言っている。
回りも開けて近くにスーパーもありJRの駅も近いのでそれもええかもしれんなと思う。

あぁ、こんなこと考えるようになったのもわしらも年を食ってしまったのね。
妻もわしも明日からまた仕事である。
娘は学校。
また一日が始まる野根。

第六感

わしは中途の視覚障害である。
けんど生まれつきの全盲の人も多くいる。
そんな人はもちろん白杖使って歩行しているんじゃあろうが、視覚以外の感覚が晴眼者より優れていると言われている。

そして第六感もとぎすまされているそうな。
目の前にある車や電柱、そして4差路なんかは風の流れでわかるという。

こんなわしでも本格的に白杖歩行しだして10年目になる。
時々前に違和感を感じることがあるがそんな時はたいてい車がとまっていることが多い。

そして道と平行に車を停車していてもなんとなく横に違和感を感じるのである。
ここらへんの感覚を今以上に修行をつんで研ぎ澄ませればもっと楽に歩行ができるんかもしれん。
まさにこうもり的感覚なのかなぁ?
がんばらねば。

Pocket WiFi 【D25HW】

今日、わしが所属している視覚障害者関連の会の代表と晴眼者対応のパソコン教室で実際にインターネットを活用している状況を見に行った。

そこで見たのが「Pocket WiFi 【D25HW】」である。
これは無腺ルーターとして機能するeモバイルのルーター内蔵カードである。
カードと言っても触った形は丸みを帯びた携帯電話みたいな感じ。
こんなちっちゃい機器で何ができると思うが、これがインターネットの無腺Lanスポットとして5台のパソコンやwefi対応の危機とのインターネット同時接続を可能にしてしまうのである。

今までは通常のeモバイルカードをパソコンにusb接続をしてそのパソコンをルーターがわりに複数のパソコンをつなげる設定をすることばかり考えていた。

けんど、この「Pocket WiFi 【D25HW】」を使えば、この機器の電源を入れてやるだけで複数のパソコンのそれぞれで無腺lan接続をしてやればインターネットを活用することができるのである。
こりゃああええもんじゃ。
けんど39800円する。
プロバイダのキャンペーンを利用しうまい具合にしても15000円の自己負担は必要で毎月の基本料金も1000円くらい必要である。

日常の生活では家にふれっつ光ファミリータイプを契約していて5000円でインターネットつなぎ放題である。
外出先でパソコン持ってインターネットに接続することはないので個人としては必要はないと思う。

けんどパソコン教室でのインターネット環境を確立するためにはだれかが個人契約をして、生徒さんが教室の中でインターネットでの体験をすることは必須だと思う。

今日見学した教室の先生も個人のカードを持参し一回の教室で個人から1000円をインターネット使用量として徴収しているそうな。
これくらいせんと無理なのかなぁ?
まだまだ検討の余地ありってとこかなぁ?

白杖歩行

先日行われた視覚障害者のソフトの他医見解の会場はいつもと違う場所であった。
その場所へはわしは元、会の代表と連れ添って白杖使って行った。
そのことについてある人は
「白杖で単独でその会場まで行くのは危険である。よって一度駅までバスまで行って、そこから乗り換えてバスで近くのバス停まで行く方がいい。」
と言われた。

またある人は
「安全にその場所まで行くには誘導ボランティアに頼んで行くのがいい。それが自分はもちろん家族のためになるから。」
と言われた。

わしは、今まで視覚障害者のリハビリテーションセンターで9ヶ月間生活訓練を受け、そこで徹底的に白杖使っての単独歩行の案税制の確立を叩き込まれた。
よってわしとしては最初はその場所を事前に確認して、できるだけ自分の力で白杖使って歩行して行き着くべきだと思っている。
それは決して危険なことではなく、できるだけ安全に歩行して目的の場所に行きつけるようにしていると思うのである。

昨日も書いたがこれら考えはそれぞれが正しいのであって、人それぞれに合った方法を選択していけばいいと思うのである。
そして、それを決して他の人に助言することはあっても押し付けてはいけないと思うのである。
けんどそれを進める人は決して悪気はなく、親切な思いで話をされていると思うのである。

視覚障害者であるわしらは相手の症状が見える訳でもなく、話し方、声の調子で相手がどのように考えているのかを想像しなければならない。
それだけコミュニケーションをとるのは晴眼者と比べるとむつかしいのである。
それが仕事で従業員の相談電話を受けているわしにとっては痛いほどわかるので何かみなの意見をまとめていく宵方法はないかと思うのでした。

それぞれの考え方

今日は月に一度のパソコン教室であった。
先日も書いたがパソコン教室でのインターネット環境の構築について何やかやといっていろいろと皆さんの考えがあるようである。
わしもここ数日いろいろと調べてこうしたらいいんじゃあないかと考えてきた訳だが、会員のそれぞれでいろいろと考えることがあるようである。

今日もパソコン教室の陝西、会の代表、地元の音読ボランティアの肝部の方などいろんな人のいろんな考えをお聞きしたような気がする。
けんど、どれが正しいということはないような気がする。
しかし、それをまとめる人がいないような気もする。
わしも含めてそれぞれの考えは正しいのだがどういう方向で進めていくのか、リーダーシップをとりながら、それぞれの意見を聞きながらまとめていく人がいないような気がするのである。

どうしたものなのでしょうか?
元代表の方も会長としてしりぞき決定権を持たない今、新米のわしがしゃしゃりでることでもないのだがみなにとっていい方向に進んでいく方法はないかと思うのである。

けんど、一番大切なのは、会員の皆さんの意見をどうお聞きしてそれをどう実現するかにあるんじゃと思うんじゃけどね。
むつかしいもんじゃと思うんでした。

マイニュース

高知システムのソフトで「マイニュース」がある。
上下矢印キーで聞きたいニュースを検索することはもちろん、新聞、ラジオ、テレビなどの放送内容を聞くことができるのである。

今日、ラジオの番組をいろいろと聴いてみた。
いつもは携帯ラジオでABC放送ばかりを聞いているのだが、他にも毎日放送、文化放送などなどいろいろな放送局の番組の短縮版が聞けるのである。

これって結局はインターネットの各種放送局のHPでこげなリンクがはってあるのだろうが、そこまで探して聞くのには時間がかかる。
それを事前にメニューリストで並べてあるのでそれを選択するだけでいろいろと聞けるのである。

こうしてじっくり聞いてみると、他の放送局にもおもしろい番組があるのだと発見した。
そういう意味ではこの高知システムの「マイニュース」というソフともええもんである。
 
けんどお金をかけないのなら、地道にこの番組を聴くことができるページのアドレスをリンクしておけばええんじゃけどね?
新たな発見でした。

ふと気がついたのだが、お借りしているこの7の東芝のノート。
IE8ではあるがぜんぜんストレスなく、パキパキと動いてくれて気持ちいいもんである。
わしのB5のVIOのXPのノートは、購入して年数が経っていることもあるがページが切り替わるのにずいぶん時間がかかる。
やっぱし高スペックのパソコンはええもんじゃなぁと思ったのでした。

最近の若者の勉強方法

今週の月曜日から高校2年生の娘が中試験であった。
昨日も夜翌日の英語のテストの勉強をしていた。
「お父さん、この文章はこういう意味でええんよね?」
とわしに聞いてきた。
その中の一つの単語がわからなかったので、
「自分で辞書をひきんさい。」
と言うと、娘はパソコンのキーボードをたたいて、
「ははーん、こういう意味なのね。」
とのたまうた。

わしは見えないのでどういう状況で娘が試験勉強をしているのかわからなかったが、実は7のデスクトップでニコニコ動画で音楽を聞きながら、わからないことがあったら検索ページで辞書ひいたり調べものをしているみたいであった。

時代は変わってしまったのねぇ。
わしが高校の頃はおやじが会社で使っていたお古の机に電気スタンド置いて、ポータブルラジオで深夜放送を聴きながら勉強していた。
お腹がすいたらカップラーメン作ってコッソリ食っていた。

部屋は姉ちゃんとひとつの部屋をカーテンで分けて使用。
昔なつかしの状況である。

その内、アメリカから上陸するアイパッドを傍らに置いて、音楽も辞書や参考書もなんやかやもそれ一つで表示させて勉強するようになるんじゃろうなぁ?
便利な世の中になったもんですのぉ。

パソコン教室でのインターネット接続

月に一度の視覚障害者対象のパソコン教室。
公共の会場で開催しているのではあるが、そこにインターネットできる環境がない。
よって、パソコン教室で教える内容が文章の作成やファイルの保続・読み込み、ファイル整理などにかたよっている。
生活に一番密接なインターネットの閲覧やメールの送受信など教えてあげることができないのである。

そこでとあるMLに質問をしてみたところ、Eモバイルなどを契約してインターネット環境を確立して使用されている団体が多いことがわかった。

そしてその契約コースはEモバイルのenチャージというコースで必要な日だけ前払いでコース選択をして「1時間」「1日」「2週間」「1ヶ月」のコースをそのつど選択してインターネット接続をおこなうそうである。
特に月に一度しかパソコン教室を開かないのであれば、1日630円と安価で使用できるのである。

そして持参のパソコン一台にUSBにてモバイルカードを接続して、そこからLanポートにLANケーブルでHUBを接続詞いくつかのLANポートに生徒さんのパソコンからLANケーブルを接続をしてやる。
その方法で数人がインターネット接続ができるそうな。

こんな方法があるなんてぜんぜんしらなかった。
しかし、初期設置でこのモバイルカードを購入しなければいけない。
それが3万円近くするのである。
光やADSLみたいにキャンペーンでこのカードを無料で配布なんてことはないのかなぁ?
そうすれば月に一度の630円の使用量でインターネット接続をすることができるんじゃがなぁ?
どうにかならないもんかと思うのでした。

メールソフト

昨日、お借りした7のパソコンに「MMメール2」と言うメールソフトをインストールしてみた。
もちろん体験版である。
30日使用して継続して使うなら6800円のユーザー登録料金が必要である。
わしがいままでMMメール携帯1.47を使用していることでもあり、今後自宅のパソコンを新規購入する時のためにどんなもんかを試してみようと思ったのである。

基本的な作りはMM携帯と同じであった。
アカウントの設定方法やその他の設定も少々違ってはいても基本的には変わらない。
相変わらず上下矢印キーとTabキーを組み合わせた操作で細かい設定などもできてしまう。
いずれ乗り換えなければいけないと思う。

高知システムのマイメールはこれ以上に初心者の視覚障害者にとっては使いやすい作りとなっていると思う。
新規購入で18000と少々高いがそれだけの価値はあると思う。

けんど、ある程度スクリーンリーダ7やWindowsの基本操作を知っている人ならできるだけ料金を安く抑えてしまおうと思えばMMメール2でもいいと思う。
他にもフリーのメールソフトもあったんだっけかなぁ?
それともWindows付属のWindowsメールは音声がのらないのかなぁ?

ここ半年でいろいろな頸肩をしたと思う。
パソコン関連の機器やソフトをいじいじするのはまっこと楽しいもんである。
これからもいろいろと試してみようと思うのでした。

7のノートパソコン

今日は地元の視覚障害者団体開催のプレクストークとよみともライトの体験会にいってきた。

プレクストークは音声デイジのCDなどを聞いたり録音したりする視覚障害者用の機器、よみともライトは卓上型のOCRソフト内臓の拡大読書器である。
どちらも初めて触るものであり、よい体験ができた。

そしていったついでにお借りしていたXPのノートと交換に7のノートをお借りした。
このノートは東芝のNX-75でCPUがコア2ヂュオでメモリが4ギガ、HDDが250ギガ。
2009年の秋冬モデルで価格コムで検索すると18万円前後のモバイルノートである。

スペックはもうしぶんないのだがOSがWindows7ホームでスクリーンリーダーがPC-TALKER7のせいなのかキーレスポンスがちょっと遅く、時々音切れもある。
けれどモバイルノートなので軽く持ち運びは便利である。
キーの配置もわかりやすく入力しやすい。
ファンのお供静かである。
っていうかわしの自宅のVIOのノートのファンがうるさすぎるのかなぁ? 苦笑
バッテリ駆動時間も13時間あるとのこと。
自宅で持つならこれくらい小さなやつでもええかと思う。
けんど会社で仕事として使うのなら、A4サイズでキーボードもしっかりしていて画面も15インチくらいあるやつでないといけんかもしれん。

7の操作についてはあるていど設定を視覚障害者が使いやすいように変更してあるのでそれほど違和感はないような気もする。
明日も会社休みなのでゆっくりいじってみようと思う。
パソコン教室で生徒さんが今後購入するパソコンは7になるじゃろうからねぇ。
何事も体験して身につけないとねぇ?